- 「親子ローンを組む前にメリットとデメリットを知りたい!」
- 「親子リレーローンと親子ペアローンどちらが自分に向いているの?」
- 「親子ローンで後悔しないために決めておくべきことは何?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
親子ローンは借入額を増やせるのが大きなメリットだね♪
しかし、手数料が倍かかることや同居問題などデメリットもあります…
親子リレーローンと親子ペアローンのどちらが向いているのかは、親の年齢で決まります。
また、親子ローンで後悔しないためには、事前に同居のルールや相続について決めておきましょう。
今回は、Instagramフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が、「親子ローン」について紹介します。
この記事を読めば…
- 親子ペアローンと親子リレーローンの違いがわかる!
- どちらの親子ローンが自分に向いているかがわかる!
- 親子ローンを組む前に知っておくべき注意点がわかる!
親子ローンを検討している人は「住まいの窓口」の利用がおすすめです。
住まいの窓口では、家づくりの進め方や注意点を経験豊富なハウジングアドバイザーがサポートしてくれます。
親と子供が原則同居となる親子ローンでは、お互いにストレスが溜まらない間取りが大切。
住まいの窓口が開催している無料講座を受講すれば、自分自身も家づくりの理解を深められるでしょう。
気になる人は、ぜひ下記のリンクからチェックしてみてください。
親子ローンは親子ペアローンと親子リレーローンの2種類が存在する
親子ローンには、大まかに分けて2種類の借入方法が存在します。
- 親子ペアローン
- 親子リレーローン
どちらともが親と子供両方で住宅ローンを組む方法ですが、仕組みや目的が異なります。
親子ペアローンと親子リレーローンの違いを表にまとめてみました♪
親子ペアローン | 親子リレーローン | |
住宅ローンの契約本数 | 親と子供で1本ずつ | 親と子供で1本 |
団体信用生命保険への加入 | 親と子供両方が加入 | 子供のみ加入 |
住宅ローンの返済方法 | 親と子供が同時期に返済する | 親が返済を始めて子供へ引き継ぐ |
親子ペアローンは、お互いに住宅ローンを組んで連帯保証人となる方法です。
連帯保証人になるため、もし子供の収入が途絶えた場合に、親は2倍の額を返済しなければなりません。
親子ペアローンを組む場合は、お互いが安定した収入源を確保している必要があるね…
また、返済方法では返済期間に違いがあります。
親子リレーローンの場合は、親が返済を始めて子供に引き継がれるため返済の時期が被ることはありません。
ゆえに、子供が返済の余裕を持ちやすいのが特徴で、親が子供への住宅支援という形で利用されることも多い借入方法です。
家族の収入状況や将来の予測から、親子ローンの違いを踏まえて適切な住宅ローン形態を選択してください♪
親子ペアローンと親子リレーローンそれぞれのメリットとデメリットを紹介
次に、親子ペアローンと親子リレーローンのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
見やすくするためにペアローンとリレーローンを別にして、メリットとデメリットを紹介するね!
まずは、親子ペアローンから紹介していきます。
それでは、見ていきましょう。
親子ペアローンのメリット
それでは、親子ペアローンのメリットを紹介します。
この記事で紹介する2つのメリットは、以下の通りです!
親子ペアローンは、お互いが団体信用生命保険に加入してリスクヘッジをしながら、借入額を増やせる住宅ローンの方法です。
メリットとデメリットの両方を理解すれば、後悔することなくスムーズに親子ペアローンを利用できるでしょう。
それでは、詳しく解説します。
借入額を増やせる
親子ペアローンを活用すれば、1人で住宅ローンを組むよりも借入額を増やせます。
シンプルに住宅ローンの契約本数が2本になるため、より多額の借入希望額で審査を受けられるでしょう。
親子ペアローンは親と子供両方が住宅ローンを返済するから、親子リレーローンよりも審査が厳しい傾向にあるよ…
お互いが安定した収入や健康状態など、条件を満たす必要があります!
また、親子ペアローンでは住宅ローン契約が別になるため、金利や返済期間を合わせる必要はありません。
親は繰り上げ返済を活用して返済するために変動金利を選択。
子供は、長期間の返済を想定しているから金利リスクのない長期間固定金利を選択ということが可能です。
親と子供の両方が団体信用生命保険に加入できる
親子ペアローンでは、親と子供両方が団体信用生命保険に加入できます。
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組む際に加入する保険です。
借り手が死亡や高度障害で返済できなくなった場合、保険金によって住宅ローンの残債が返済できる制度と覚えておきましょう。
そのため、万が一どちらかが死亡したり、高度障害になったりした場合でも片方の返済負担は増えません。
万が一のリスクに備えられるため、大きなメリットといえるでしょう。
親子ペアローンのデメリット
次に、親子ペアローンのデメリットを紹介します。
この記事で紹介する2つのデメリットは、以下の通りです!
親子ペアローンは、住宅ローンを親と子供で別々に契約します。
特に借入時にかかる事務手数料や抵当権設定費用が倍になるのは、大きなデメリットです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
借入にかかる手数料が倍になる
親子ペアローンでは、お互いが住宅ローン契約者になります。
そのため、借入時にかかる事務手数料や抵当権設定費用、保証料をそれぞれが負担しなければなりません。
親子ペアローンを利用する場合は、住宅ローン手数料が安い金融機関を選択する必要があるね…
お互いで話し合い納得できる手数料の金融機関で住宅ローンを選びましょう!
住宅ローン手数料は高額になるケースが考えられます。
事前にどれくらいかかるのか計算してから契約するのがおすすめです。
親子が同時期に返済を行うため協力しづらい
親子ペアローンのデメリットとして、返済期間が被るためトラブルに対応しづらい点が挙げられます。
親子ペアローンでは、お互いが住宅ローンの契約を組み、同時期に返済を開始します。
そのため、どちらか一方にトラブルが起きて返済ができなくなった場合、もう一方が支援しにくいでしょう。
お互いにある程度の余裕資金を確保しているのが理想です♪
親子ペアローンの契約を組む前に、お互いの返済計画を共有して無理のないプランになっているか確認すれば、スムーズに不安なく返済ができます。
親子間でのコミュニケーションを密にするのが大切だね!
親子リレーローンのメリット
次に、親子リレーローンのメリットについて解説します。
この記事で紹介する2つのメリットは、以下の通りです!
親子ペアローンのメリットだけでなく、親子リレーローンのメリットも把握しておけば、どちらの方法を利用するか選ぶ判断材料となります。
それでは、詳しく解説します。
住宅ローン控除をそれぞれで活用できる
親子リレーローンでは、住宅ローン控除をそれぞれで利用できます。
親子ペアローンに関しても、住宅ローン契約が別になるため問題なく住宅ローン控除を利用可能です。
住宅ローン控除の額は、自分が負担する金額の割合で適用されます!
例えば、親子リレーローンで3,000万円の住宅ローンを契約したとします。
親と子供の返済割合は、以下を想定しましょう。
- 親:返済割合2,000万円
- 子供:返済割合1,000万円
この場合は、親が返済しているときは2,000万円分の住宅ローン控除を受けられ、子供に返済が引き継がれたタイミングで1,000万円分の住宅ローン控除が受けられるわけです。
住宅ローン控除は年末時点での住宅ローン残高によって控除額が決まるよ!
親が高齢でも住宅ローンを組める
親子リレーローンのメリットとして、親が高齢でも住宅ローンを組める点が挙げられます。
住宅ローンでは、各金融機関で借入時と完済時の年齢が定められています。
ほとんどの金融機関では、借入時の年齢が65歳までで完済時の年齢が80歳までです!
しかし、親子リレーローンを活用すれば、親が高齢であっても返済期間を調整すれば借入が可能になるでしょう。
35年ローンの場合は親の返済期間を15年にして子供が20分負担するなど、状況に応じて臨機応変に対応できるよ!
親子リレーローンのデメリット
次に、親子リレーローンのデメリットについて解説します。
この記事で紹介する2つのメリットは、以下の通りです!
どちらの親子ローンにもデメリットは存在します。
デメリットを正しく理解して、適切に利用するのが良いでしょう。
それでは、詳しく見ていきます。
親が死亡した際に子供の返済額が増える
親子リレーローンでは、団体信用生命保険に加入できるのが子供だけです。
そのため、親が死亡した場合は、残りの返済額を子供が負担しなければなりません。
子供の返済負担が当初より増えてしまうのは、大きなデメリットといえるでしょう…
しかし、親が団体信用生命保険に加入せずに済むため、健康状態に問題がある場合でも住宅ローンを借り入れ可能です。
親子リレーローンを組む際は、親と子供で十分に話し合いリスクヘッジをするのが大切と覚えておきましょう。
親子の同居が解消しづらい
親子リレーローンは、原則として親と子供が同じ家で住むことが前提です。
そのため、子供が結婚などを理由に同居を解消するのが困難といえるでしょう。
親子リレーローンを契約する場合は、将来的に考えても同居の継続が決定していることがベストです!
1度親子リレーローンを組んでしまうと、契約を解消するのは難しいです。
何かトラブルがあり別の家に住んだ場合でも、子供は住宅ローンを払い続けなければいけない点に注意しましょう。
親子ローンはどちらがおすすめなの? それぞれで向いている人を解説
親子ペアローンと親子リレーローンのメリットとデメリットを解説しました。
結局、自分がどっちに向いているのか理解できなかった…
それぞれの親子ローンで向いている人の特徴をまとめておきました!
基本的には、親の年齢とお互いの収入でどちらの親子ローンにするか検討しましょう。
それでは、詳しく解説します。
親子ペアローンが向いている人の特徴
親子ペアローンが向いている人の特徴は、以下の通りだよ!
- 広くて大きな2世帯住宅を検討している人
- 親と子供両方に安定した収入がある人
親子ペアローンを活用すれば、単独では審査に通らない借入希望額でも融資を受けられる可能性があります。
そのため、親と子供の両方が同居に納得している場合、広くて大きな2世帯住宅を手に入れられるかもしれません。
親子ペアローンは収入を合算して借入額を増やすことが目的の借入方法と覚えておきましょう!
また、親と子供両方に安定した収入がある場合は、親子ペアローンがおすすめです。
親子ペアローンは親子リレーローンよりも審査が厳しくなる傾向にありますが、安定した収入を証明できれば問題なく審査を通過するでしょう。
親子リレーローンが向いている人の特徴
親子リレーローンが向いている人の特徴は、以下の通りだよ!
- 親の収入が年金生活で低く、単独で住宅ローンを組めない人
- 子供の収入が増えるまで住宅ローンを支援したいと考えている人
親子リレーローンを活用すれば、親の収入が低い場合でも住宅ローンを契約できます。
働いている子供が住宅ローン返済を引き継ぐため、金融機関への信用を高められるでしょう。
親子リレーローンは、親の年齢が高い場合でも住宅ローンを契約する方法と覚えておきましょう!
また、親子リレーローンは親から子供へ返済のバトンが渡される住宅ローンの借入方法です。
そのため、親が返済をしている期間で、子供がより収入を増やせる見込みがある場合は、双方が余裕をもって返済できるため親子リレーローンがおすすめです。
親子ローンを組む前に知っておくべき4つの注意点
次に、親子ローンを組む前に知っておくべき注意点を解説します。
この記事で紹介する4つの注意点は、以下の通りです!
親子ローンは、通常の住宅ローンよりも仕組みが複雑な借入方法です。
そのため、事前に注意点や気になることを調べておく必要があるでしょう。
実際に申し込む際は、疑問点がなくなるまで店舗の人に質問するのがおすすめです。
それでは、詳しく解説します。
フラット35の親子リレーローンなら同居しなくても借りられる
親子リレーローンを検討している人は、フラット35の住宅ローンプランをチェックしてみましょう。
フラット35では、購入する住宅で親子が同居する必要がありません。
そのため、子供のライフイベントでさまざまな問題が起きても、柔軟に対応できるでしょう。
転勤などで別々の家に住む必要がある場合は、フラット35の親子リレーローンを検討してみましょう!
親子リレーローンを組むためには5つの条件を満たしておく必要がある
親子リレーローン利用するために満たしておくべき条件は、以下の通りです♪
- 現在同居中または将来的に同居する予定
- 子供の借入時の年齢が18歳以上で完済時の年齢が80歳未満
- 前年の税込収入が100万円以上
- 子供は団体信用生命保険に加入できる健康状態
- 給与所得者の場合は勤続年数が1年以上
注意しなければならないのが、年齢と健康状態です。
親子リレーローンの場合は、完済時に親の年齢は関係ありません。
子供に引き継がれるため、子供は完済時の年齢が80歳未満じゃなきゃだね…
また、子供は団体信用生命保険に加入する必要があります。
そのため、子供の健康状態に問題があると親子リレーローンは利用できないと覚えておきましょう。
親子ペアローンで親が死んでも支払いは免除されない
親子ローンの注意点として、親子ペアローンで親が死んでも住宅ローンは免除されません。
親子ペアローンでは、お互いが団体信用生命保険に加入しています。
そのため、死んでしまった方の住宅ローンは免除されますが、もう一方の人は引き続きの返済が求められるのです。
自分が契約した住宅ローンは、払い続けなきゃいけないんだね…
また、親子リレーローンで親が死んでしまった場合も、団体信用生命保険に加入していないため子供が返済を行う必要があります。
親子ローンは結婚できない? 新しいローンが組めない可能性がある
親子ローンを組んでいるせいで、結婚ができないというわけではありません。
親子ローンを組んでいると、もう1つの住宅ローンを組むのが困難です。
そのため「結婚したから別のところに家を購入したい」と考えている場合に、不利に働く可能性があります。
ダブルローンの状態から解放されるには親子ローンを一括返済するしかないでしょう…
住宅ローン以外の車ローンや教育ローンにおいても、親子ローンを組んでいることが理由で審査が通らないかもしれません。
将来のことを十分に考慮した上で、親子ローンを契約するようにしましょう。
親子ローンを組む際によくある質問とは?
最後に、親子ローンを組む際によくある質問について解説します。
この記事で紹介する4つの質問は、以下の通りです!
それでは、詳しく解説します。
親子ローンで後悔しないためには何をすればいいの?
親子ローンで後悔しないためには、以下の要素に注意しよう!
- 相続トラブル
- お互いが納得する間取り
親が死んだ場合、財産が家以外に存在しないと兄弟間の相続でトラブルが起きやすいです。
相続トラブルを回避するためには、事前に話し合い財産の分割方法を定めておく必要があります。
また、親子ローンは同居が前提となる住宅ローンの借入方法です。
そのため、キッチンや水回りなどお互いが納得できるように話し合ったのち、親子ローンを検討してください。
親子リレーローンで贈与税をかからなくするにはどうすればいいの?
物件の持分割合とローン返済の負担割合が異なる場合や不動産名義を子供に変更する場合は、みなし贈与とみなされる可能性があります。
しかし、親子リレーローンでは贈与にならないケースがほとんどです!
親子リレーローンでは、返済負担率と持分割合で違いがないようにされているケースが考えられます。
そのため、親の返済と子供の返済は別物となり、そもそも贈与にならないと覚えておきましょう。
親子ローンの審査には子供の年齢が関係あるの?
親子ローンの審査に、子供の年齢は関係します。
金融機関は、親子ローンで親の年齢より子供の年齢を重視して審査します。
ほとんどの金融機関では完済時の子供の年齢が80歳未満でなきゃいけないよ!
また、親子ペアローンに関しては、親と子供どちらもが住宅ローン契約を結ぶため、両方の年齢が重視されるでしょう。
親子ローンは都市銀行とフラット35どちらで借りるのがおすすめなの?
親子ローンで都市銀行とフラット35どちらで借りるのがおすすめなのかは、一概にいえません。
両方の特徴を考慮しながら、自分のライフスタイルや収入状況に合う方を選択しましょう。
- 親の年収は300万円以上が目安
- 公的年金を親の収入源として認めない
- 年齢や収入面の審査基準がゆるめに設定されている
- 公的年金を親の収入源として認めている
上記に記載したのは、あくまでも特徴です。
フラット35や都市銀行を利用して親子ローンを借りる場合は、金融機関ごとの要件を必ずチェックするようにしてください。
親子ローンは住まいの窓口でプロに相談しましょう
この記事では、親子ローンについて詳しく解説しました。
親子ローンでは、親と子供が事前に話し合い、両者納得の上で借入しましょう。
しかし、どちらともが譲れない条件や間取りを主張して、話し合いが進まないのは十分に考えられます。
その場合は、住まいの窓口を利用しましょう。
住まいの窓口では、住宅に関する全員の理想を叶えられるようにプロのハウジングアドバイザーがサポートしてくれます。
資金計画で不安のある人には、無料でFPなどの専門家を紹介可能です。
無料で相談でき利用者満足度99.5%の家づくりサポートを、ぜひ体感してみてください。
住まい選びのプロに家の設備や間取り、デザインまで何でも相談できるのは、すごい安心だし魅力的だね!
利用者の理想の暮らしが実現するまで、ハウジングアドバイザーが伴走してくれます♪
家づくり経験者の生の声をお届けしています
当メディアには、素敵な注文住宅に暮らす”家づくり経験者さん”より、たくさんの体験談やアドバイスが寄せられます。
これまでに集まった家づくりの体験談は1,000件以上。お家の掲載は700件以上です。
Instagramを中心にSNS総フォロワー数が40万人を超える当メディアだからこそ、届けられる家づくりのリアルな情報を配信しています。