- 「自営業者は住宅ローンの審査が通りにくいって本当?」
- 「自営業者が住宅ローンの審査に通りにくい原因は何?」
- 「自営業者が住宅ローンの審査に通りやすいおすすめの銀行が知りたい」
自営業の方で住宅ローンの申請を検討している方の中には、このようにな疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
なんで自営業だと会社員と比べて住宅ローンの審査が通りにくいの?
各金融機関も返済能力などのリスクを考慮した上で審査しているのよ。
今回は、Instagramフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が、「自営業者の住宅ローン」について紹介します。
この記事を読めば…
- 自営業者が住宅ローンの申請に通りにくい理由がわかる!
- 自営業者が住宅ローンの審査に通るためのコツがわかる!
- 自営業者でも住宅ローンの審査が通りやすいおすすめの銀行ががわかる!
本記事では自営業者の住宅ローンについて網羅的に解説しています。自営業をしている方で住宅ローンの借換を検討している方はぜひ参考にしてください。
なお、住宅ローンは多くに金額を借入れるため不安を持つ方も多いです。
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「マネードクター」ではお金のプロであるファイナンシャルプランナーが一人ひとりの悩みに対して的確なアドバイスをしてもらえます。
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自営業が住宅ローンの審査に通りにくい理由
自営業が住宅ローンの審査に通りにくい理由は以下の2つです。
自営業が会社員と比べて住宅ローンの審査に通りにくい理由を理解しましょう。
理由①収入の波が大きくローン滞納のリスクがある
自営業は、売上から経費や社会保険料など差し引いた金額が所得収入となります。
自営業で、事業を軌道に乗せて毎月安定した所得収入を得るのは並大抵のことではありません。
当然、事業の売上が立たない月もあり、所得収入が大幅に減少する場合もあります。
会社員は毎月決まった給料が収入としてありますが、自営業者は月々の収入の波が大きくローン返済ができないリスクもあります。
そのため住宅ローンの審査に通りにくいとされます。
理由②会社員と自営業者では見られ方が大きく異なる
住宅ローンの審査は、会社員と自営業者では金融機関からの見られ方が異なります。
会社員の場合、金融機関からの信用は勤務先で決定。
大企業のような安定した収入が見込める勤務先であれば、金融機関から返済能力の高い評価が受けます。
一方で自営業者の場合は、個人の返済能力が重要なポイント。
勤務先などが評価に反映されないため、必然的に審査基準が高くなります。
自営業で住宅ローンの審査を通るポイント
自営業者が金融機関から住宅ローンの審査を通るためのポイントを紹介します。
審査を通るポイントは以下の6つです。
それぞれのポイントを紹介してます。
ポイント①収入の安定性
住宅ローンの審査に通るためには、収入の安定性が重要です。
一般的な会社員の場合は給与が審査でチェックされて収入の安定性を確認。
一方で自営業者の場合は給料ではなく、売上から経費を引いた所得を確認されます。
そのため、一定以上の売り上げがあっても経費が多く所得が不安定であれば審査に落ちる場合もあるのです。
ポイント②起業から年数が経過している
起業からの年数も住宅ローンの審査を通るための重要なポイントです。
金融機関の中には、起業してからの経過年数を審査項目に定めている場合があります。
なんで起業からの年数が審査項目に含まれるの?
住宅ローンは何十年にも渡って返済をしなければならないため、金融機関は審査の中で返済能力を重視します。
起業したばかりでは、安定的に収入を得られるか判断が難しく金融機関としてもリスクを背負わなければなりません。
起業して、数年経っていて所得が安定していれば金融機関も安心してお金を貸し出せます。
ポイント③総返済負担率が20~25%である
住宅ローンを借りる際の目安となるのが、年収と総返済負担率です。
総返済負担率って何?
総返済負担率とは、年収に対する年間の返済金額の割合のこと。
例えば、年収500万円で毎年100万円返済する場合の総返済負担率は20%となります。
住宅ローンの審査にスムーズに通るためには、年収に対して以下の総返済負担率を目安にしましょう。
年収 | 総返済負担率【目安】 |
100万円~299万円 | 20%以下 |
300万円~449万円 | 30%以下 |
450万円~599万円 | 35%以下 |
600万円以上 | 40%以下 |
ただし、自営業者は収入の安定性の面から審査が通りにくいため、年収に対しての総返済負担率は20%〜25%に抑えておくことで審査に通りやすくなります。
ポイント④信用情報に問題がないか
住宅ローンの借入を申請する契約書の信用情報に問題があると審査に通りません。
クレジットカードの未払いや自己破産手続きなどを行なっていると指定信用情報機関が管理する記録に『異動情報』として登録されます。
住宅ローンの申請を行うと金融機関による信用情報の調査が行われます。
信用情報に問題があると住宅ローンの借入ができないのね。
信用情報は指定信用情報機関に開示請求を行えば自分の記録の有無が確認でます!
過去にクレジットカード滞納があり、不安がある方は1度確認してみましょう。
ポイント⑤購入予定物件が古すぎないか
住宅ローンの審査では購入予定の物件の価値も確認されます。
なんで物件の価値も審査基準の1つなの?
住宅ローンの返済が不可能となった場合は、物件を売却することでローン返済に充当します。
古すぎる物件では、物件を売却したとしても売却額は多くありません。
一方で価値の高い住宅は、高額の金額で売却できます。
もしも、返済ができなくなった場合でも価値の高い物件であれば金融機関は住宅を売却することでローン返済に充当できます。購入する物件の価値が高いほど審査では有利に。
ポイント⑥健康状態に問題を抱えていないか
多くの金融機関では、住宅ローンの審査の項目の中に「団体信用生命保険」の加入を条件としています。
団体信用生命保険って何?
団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合に保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度。
団体信用生命保険は健康上の問題を抱えていると加入ができない場合があります。
団体信用生命保険に加入できなければ、住宅ローンの借入が難しくなるため注意が必要です。
自営業で住宅ローンの審査を通るためのコツ
自営業者は会社員と比べて収入の不安定さの面で不利となります。
自営業で住宅ローンの審査を通るためのコツは以下の3つです。
住宅ローンの審査にスムーズに通るために、それぞれのコツを確認します。
コツ①頭金を増やして借入額を減らす
住宅ローンの審査を通りやすくするためには、住宅を購入する際の頭金を増やして借入額を減らしましょう。
頭金を増やして借入額を減らすことで総返済負担率が低くなるため、金融機関の審査が通りやすくなります。
金融機関の視点に立っても、高額の住宅ローンと少額の住宅ローンでは借入額が小さい方がリスクが少なくすむね!
頭金を増やして住宅ローンの借入額を減らすことで自営業者でもローンの審査に通りやすくなります。
コツ②過去の確定申告の修正申告をする
過去の確定申告の修正申告をすることで、住宅ローンの審査に通りやすくなります。
なんで、過去の確定申告を修正申告をすると住宅ローンの審査に通りやすくなるの?
自営業者は住宅ローンの審査の際に返済能力として所得が見られます。
しかし、多くの自営業者は経費を多く計上することで課税額を減らす節税対策をしている方が多く、実質の所得が少ない場合があるのです。
経費を多く計上して節税対策をしていると所得が少ないと返済能力の面で審査に通りにくくなります。
そのため、節税が原因で所得が少ない方は修正申告をして所得を増やしてから審査を受けることで住宅ローンの審査に通りやすくなります。
コツ③自営業でも審査に通りやすい金融機関を選ぶ
住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なるため、自営業でも審査に通りやすい金融機関を選ぶ必要があります。
年収条件や勤続年数・雇用形態の申込条件が厳しい銀行は審査もその分厳しい傾向にあるので、申し込みを避けたほうが無難です。
例えば、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して提供する「フラット35」は雇用形態や勤続年数による申し込み要件を設けていません。
審査基準が緩やかに設定されているため、自営業者の方でも審査に通りやすい傾向にあります。
住宅ローンの審査申請をする金融機関選びも大切ね。
なお、住宅ローンの借換に関する関する悩みは、お金のプロである「マネードクター」への相談がおすすめです。
ファイナンシャルプランナーが一人ひとりの生活状況にあったシミュレーションを行い、最適なプランを提供してくれます。
また、「マネードクター」では無料でのオンライン面談にも対応。
仕事がお休みの際に自宅にいながら気軽の相談できるためおすすめです。住宅ローンの借入に関する悩みをお抱えの方は気軽のご相談ください。
自営業でも審査に通りやすいおすすめ銀行3選
自営業者でも審査に通りやすい、おすすめの銀行を3選紹介します。
フラット35がある銀行や審査が甘く金利が低い銀行、手厚い保障が付いている金融機関などおすすめを紹介します。
それぞれの銀行の特徴やおすすめポイントを確認していきます。
おすすめ銀行①ソニー銀行
金融機関名 | ソニー銀行 |
金利(2023年3月現在) | |
住宅ローン | 変動金利:0.807% 固定金利20年超:2.368% |
変動セレクト住宅ローン | 変動金利:0.447% 固定金利20年超:2.468% |
事務手数料(プランによる変動あり) | 住宅ローン:44,000円 変動セレクト住宅ローン:借入額の2.2% |
保証料(プランによる変動あり) | 無料 |
ソニー銀行はネット銀行として初めて住宅ローンの取り扱いを始めた銀行。
ソニー銀行は、自己資金10%以上の場合に変動金利0.397%の低金利で住宅ローンが組めます。
また、上乗せ金利年0.1%で手厚いがん保障も受けられます。
審査も比較的通りやすく自営業者におすすめの銀行です。
- 自己資金10%以上の場合低金利で住宅ローン
- 手厚いがん保障がある
おすすめ銀行②SBI新生銀行
金融機関名 | SBI新生銀行 |
金利(2023年3月現在) | |
住宅ローン | 変動金利:0.42% 固定金利35年:1.70% |
事務手数料(プランによる変動あり) | 借入額の2.2% 55,000円 |
保証料(プランによる変動あり) | 無料 |
SBI新生銀行では、豊富な住宅ローン商品を提供しています。
変動金利の金利が低いプランや初期費用を抑えて利用できるプランなど利用者の目的にあったプランが選べます。
スタッフのサポートも手厚いため、各プランについて気軽に質問してみましょう。
初期費用を抑えたい方におすすめの銀行よ!
- 安心保証付団信を金利上乗せなしで利用できる
- 初期費用が抑えられるプランがある
おすすめ銀行③住信SBIネット銀行
金融機関名 | 住信SBIネット銀行 |
金利(2023年3月現在) | |
ネット専用住宅ローン | 変動金利:0.428% 固定金利20年:2.27% |
住宅ローン | 変動金利:0.39% 固定金利20年:1.89% |
事務手数料(プランによる変動あり) | 借入額の2.2% |
保証料(プランによる変動あり) | 無料 |
住信SBIネット銀行は、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が提供しているネット銀行です。
ネット銀行でありながら、SBIマネープラザを利用することで店頭での相談も可能です。
直接対面で会って相談したい方におすすめです。
直接会って住宅ローンの説明を聞けるため不安を解消できるわ!
- 変動金利が安い
- 団信の保障が手厚い
自営業者が自宅兼事務所として住宅を購入する際は注意が必要
自営業者が住宅を購入する際、自宅兼事務所としての利用を検討する方も多いです。
しかし、住宅を自宅兼事務所として購入する場合は注意が必要です。
え?なんで自宅件事務所だと注意しないといけないの?
自営業者が自宅兼事務所として住宅を購入する際は以下の3つに注意しましょう。
それぞれの注意点を確認していきます。
注意点①床面積によって住宅ローンが組めない可能性
本来、住宅ローンは住居用の建物を購入する際に利用できる用途限定のローンです。
そのため、事務所や店舗などを購入する際は原則住宅ローンが組めません。
なお、自営業者でも住宅ローンが組みやすいフラット35では購入建物の床面積が1/2以上が居住用でなければ借入が可能です。
自営業者が自宅兼事務所として住宅を購入する際は床面積に注意しましょう。
フラット35を利用して借入する場合でも自宅兼事務所として住宅を購入する際は床面積の比率を確認しておこう!
注意点②住宅ローン控除の対象外となる可能性
自宅兼事務所として住宅ローンの借入をする際は、所得税や住民税を抑えられる「住宅ローン控除」の対象外となる可能性があります。
例えば、フラット35の条件と同じく住宅ローン控除を受けるためには床面積の1/2以上が居住用でなければなりません。
住宅ローン控除にも床面積が関係しているのね。
注意点③住宅ローン控除は毎年の手続きが必要
会社員が住宅ローン控除を利用する場合は1年目のみ確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整で手続きが完了します。
しかし、自営業者の方が住宅ローン控除を利用する場合は毎年の確定申告で住宅ローン控除の手続きをしなければなりません。
毎年手続きをしなければならないのは手間になるね。
会社員と自営業者の手続きの違いを理解して毎年の手続きを忘れないようにしましょう。
なお、住宅ローンの借換に関する関する悩みは、お金のプロである「マネードクター」への相談がおすすめです。
ファイナンシャルプランナーが一人ひとりの生活状況にあったシミュレーションを行い、最適なプランを提供してくれます。
また、「マネードクター」では無料でのオンライン面談にも対応。
仕事がお休みの際に自宅にいながら気軽の相談できるためおすすめです。住宅ローンの借入に関する悩みをお抱えの方は気軽のご相談ください。
自営業の住宅ローン借入に関するよくある質問
自営業者の方で住宅ローンを借入する場合は、様々な疑問や悩みを抱える方も多いです。
疑問や悩みを解消して住宅ローンの借入ができるように、自営業者の住宅ローンに関するよくある質問をまとめました。
それぞれの質問を解説していくので、疑問や悩みを解消するために役立ててください。
Q1.同じ金額を借入しようと思ったら会社員よりも自営業者の方が年収が高くなければならない?
一般的に自営業者は、信用の問題で会社員と比べて住宅ローンの審査に通りにくいとされます。
そのため、同じ年収であれば自営業者よりも会社員の方が住宅ローンの審査に通りやすいという事実があります。
自営業者が会社員と同等の金額を住宅ローンで借入る場合は、会社員よりも個人事業主の方が高い年収が必要となるケースがあります。
Q2.自営業の経営が傾いて住宅ローンの返済が苦しくなったらどうすればいい?
自営業の経営が傾いて住宅ローンの返済が苦しくなったら、まずは家計を見直して支出の削減や会社員への転職・副業での収入の増加を検討してください。
それでも返済が苦しい場合は、住宅ローンの借入を行う金融機関に相談しましょう。
金融機関によっては、返済期間の延長など柔軟な対応をとってくれる場合があります。
自営業の方は収入減に備えて保険へ加入しておくことで、もしものリスクに備えられます。
自営業者向けの住宅ローンなら審査はさほど厳しくない!
自営業者の住宅ローンについて、審査を通るためのコツや借入がしやすいおすすめの銀行など解説しました。
自営業者でも頭金を増やし、住宅ローンの審査が甘い銀行で申し込みを行うことで問題なく住宅ローンを組めます。
本記事で紹介したおすすめの銀行でスムーズに住宅ローンの借入をしてください。
なお、住宅ローンのような多くの金額を借入れる際、不安や悩みを持つ方が多いのも事実です。
住宅ローンの借入に関する不安や悩みを解消するためには「マネードクター」への相談がおすすめ。
お金のプロであるファイナンシャルプランナーが、それぞれの悩みに沿った適切な提案をしてくれます。
無料でのオンライン相談にも対応しているため、住宅ローンの審査や借入額などに不安や悩みを抱えている方は気軽に「マネードクター」までご相談ください。
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