- 「50歳からでも住宅ローンは組めるの?」
- 「住宅ローンを組む際に注意点はあるの?」
このようなような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
結論、50歳からでも住宅ローンは組めます。
ただし、30代や40代のローンとは異なり、注意すべき点を考慮しないと、審査に通らなかったり、退職後に苦しい思いをしたりしかねません。
今回は、Instagramフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が、「50歳からの住宅ローン」について紹介します。
本記事を読めば…
- 50歳からでも住宅ローンを組めるかどうかわかる
- 住宅ローン選ぶ際のポイントがわかる
- 住宅ローンに失敗しないための対応策がわかる
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【結論】50歳からでも住宅ローンを組むことは可能
結論、申し込み時の年齢が50歳以上でも住宅ローンを組むことは可能です。
多くの金融機関は、申し込み時の年齢が65歳まではローンの対象になっています!
ただし、30代や40代の頃に比べると、注意しなくてはならないことが増え、審査に通りにくくなります。
また、金融機関ごとに住宅ローンの年齢条件に関する審査基準は異なるので、以下の表にて確認してください。
金融機関 | 申し込み時年齢 | 完済年齢 |
PayPay銀行 | 20歳以上65歳未満 | 80歳未満 |
新生銀行 | 20歳以上65歳未満 | 80歳未満 |
auじぶん銀行 | 満18歳以上満65歳未満 | 満80歳未満 |
ソニー銀行 | 満20歳以上満65歳未満 | 満85歳 |
ARUHI(フラット35) | 70歳未満 | 80歳未満 |
イオン銀行 | 71歳未満 | 80歳未満 |
三菱UFJ銀行 | 70歳未満 | 80歳未満 |
完済年齢にも注意が必要だね!
完済年齢が80歳未満としている金融機関が多いので、配慮してローンを組む必要があります。
50歳から住宅ローンを組む際の4つの注意点
次に、50歳から住宅ローンを組む際の4つの注意点を紹介します。
本章で紹介する4つの注意点は、以下の通りです。
前章でも紹介しましたが、50歳から住宅ローンを組む場合は、30代や40代で組む場合と比べ注意すべきことが増えます。
50代は老後の生活に向けて、色々な準備が必要な年齢だもんね…。
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
定年退職後の収入減少を考慮する必要がある
50歳から住宅ローンを組む際には、定年退職後の収入減を見越した計画を組みましょう。
定年退職後は、年金や退職金、貯蓄などの収入源が減少するため、住宅ローンの返済が難しくなる場合があります。
ローンの返済期間に定年退職することになる方は、年金生活に変わった後でも住宅ローンの返済が可能なのかを試算する必要があります。
また、退職金で住宅ローン完済を考えている方は、次の2点に注意しましょう。
- 退職金は確実に受け取れるのか
- 退職金は具体的にいくら受け取れるのか
上記2つを正しく把握しておかないと、後で支払いが滞ってしまうかも…。
借入期間に制限がある
住宅ローンを組む際には、借入期間に制限があることを知っておく必要があります。
最長で35年の金融機関が多いです!
住宅ローン完済時の年齢も考慮しないといけないね。
同様に、住宅ローンの完済時の年齢が80歳未満に設定されていることが多いので、50歳でローンを組んだ場合、最長30年で完済しなくてはなりません。
30代や40代に比べると、返済期間が短くなってしまうので、注意しましょう。
団体信用生命保険(団信)に加入できないこともある
50歳からの住宅ローンを組む際には、団体信用証明書(団信)に加入できない可能性があります。
団信は、住宅ローンを組む際に原則、加入が必須の生命保険です!
50歳以上になると、健康状態に関する問題が懸念されます。
しかし、多くの銀行では持病や病歴がある場合団信に加入できず、住宅ローンを利用できない場合があります。
もちろん、金融機関によっては団信に加入できない方でも利用できるものの金利の上乗せが必要になる場合があるので注意しましょう。
団信に加入できないからといって全ての金融機関で住宅ローンが組めないというわけではないんだね。
返済金額が高い場合がある
50歳でローンを組んだ場合、30代や40代で組む場合と比べ、毎月の返済額が高くなることが考えられるでしょう。
30代や40代の場合、完済までの期間に余裕があるため、1回に返済する金額が小さくて済みます。
しかし、50代の場合は借入期間に制限があるため、完済までの期間に余裕がなく、1回に返済する金額が自然と大きくなります。
老後の貯金のことも考えなくてはいけないので、50代は出費が多くなる場合が多いです!
50歳から住宅ローンを組む際に、審査に通りやすくする3つのポイント
次に、50歳から住宅ローンを組む際に、審査に通りやすくする3つのポイントを紹介します。
本章で紹介する3つのポイントは、以下の通りです。
50歳から住宅ローンを申請する場合は、審査に通らないこともあるので参考にしてください。
完済時の年齢を少しでも低くする
住宅ローンを組む際には、完済時の年齢を少しでも下げることがポイント。
住宅ローンの審査の項目で「完済時年齢」と「健康状態」は比重が重いと考えられます。
そのため、審査においては、完済時の年齢が高いほどリスクが大きいと判断され、審査に落ちやすいと推測できるでしょう。
住宅ローンを借りる場合は、少しでも短い期間で契約するのが大切だね。
可能であれば、定年退職時までに完済を目指しましょう!
個人信用情報の審査基準を満たす
50歳から住宅ローンを組む際に、個人信用情報の審査基準を満たすことが審査に通りやすくなる重要なポイント。
金融機関は、住宅ローンを利用する借り手に対して、返済能力を判断するために、個人信用情報を確認します。
そのため、個人信用情報に不備がある場合は審査に落ちることが考えられます。
審査に通りやすくするために、個人信用情報で確認できる下記のものについては特に傷をつけないようにしましょう。
- クレジットカードの返済遅延状況
- スマホ分割購入払いの支払い遅延状況
- 虚偽の申告
嘘の申告は必ず気づかれるからやめようね!
支払い遅延がある場合でも、正直に伝えることで金融機関の担当者も対策を考えてくれる場合もあります!
借入額をなるべく少なくする
先ほど審査に通るためのポイントとして、借入期間を1年でも短くすることを紹介しましたが、欠点として「1年ごとの返済額が多くなること」が考えられます。
定年退職後は大きな負担になるかも・・・
そのため、50歳から住宅ローンを組む場合は、定年退職後も無理をせず返済できる金額に設定することを推奨します。
借入額が少なければ少ないほど、審査に通りやすくなるメリットもあるわ!
50歳からの住宅ローンを選ぶ3つのポイント
次に、50歳からの住宅ローンを選ぶ3つのポイントについて解説します。
本章で紹介する3つのポイントは、以下の通りです。
50歳から住宅ローンを申請する場合は、自分に適した住宅ローンを選ぶ必要があります。
将来的に収入が減る場合があるため、住宅ローンを返済できないことに繋がりかねません。
50歳での住宅ローン選びを間違えないためにも、本章で解説することを参考にしてください。
年収に合った金利タイプを選ぶ
住宅ローンを選ぶ際、年収に応じた金利タイプを選ぶことが大切です。
金利タイプには変動金利と固定金利の2つがあり、どちらが自分に合っているかを考えましょう。
年収が安定している場合は、変動金利を選ぶことで、金利が下がったときに返済額が減る可能性があります。
年収が下がる可能性がある場合、返済期間中に金利が上がってしまうリスクを抑えるためにも、固定金利がおすすめでしょう。
50歳の方は年収が下がる可能性が高いため、固定金利を選び安定した返済計画を立てるのがおすすめです!
自分に合う金融機関を見つける
住宅ローンを組む際、自分に合った金融機関を選ぶことで返済計画の立てやすさや、手数料の削減など多くのメリットがあります。
金利だけに注目せず、手数料や返済条件などを含めた総合的な比較をしましょう。
返済条件に関しては、返済期間や返済方法、返済日の選択なども検討することが大切。
自分に合う金融機関を見つけることで、返済期間や返済方法などを選べるので、無理のない返済計画を立てられます。
住宅ローンの審査は、複数の金融機関に申し込む
住宅ローンの審査条件は金融機関によって異なるため、複数の金融機関に申し込むことが大切です。
複数の金融機関に審査申し込みをすることで、自分にとって最適な条件を見つけられます。
住宅ローンの条件には何があるの?
住宅ローンの審査には、年収や職業、借り入れ額、返済能力などの要素が含まれます。
自分に適した条件を見つけるために、複数の金融機関に申し込みましょう。
50歳からの住宅ローンに失敗しないための5つの方法
次に、50歳からの住宅ローンに失敗しないための5つの方法について解説します。
本章で紹介する5つの失敗しないための方法は、以下の通りです。
50代でも決して住宅ローンを組めない訳ではありませんが、30代や40代の場合と比べ失敗する確率が高いのも事実です。
本章では、少しでも失敗する確率を下げるために主な対処法を5つ紹介。
少しでも失敗する確率を下げたい方は参考にしてください。
退職金に期待し過ぎない
住宅ローンの返済に退職金を期待しすぎることは避けるべきです。
退職金は企業の業績や退職時期によって支給額が大きく変動するため、ローンの返済の当てにし過ぎるのは危険。
また、退職後の生活費や医療費なども必要になるため、退職金の全額を住宅ローンの返済に充てることはリスクが高いといえるでしょう。
万が一健康上の理由で早期退職する必要が生じた場合、予定していた退職金が受け取れないこともあります!
住宅ローンの返済には、退職金を過大に期待することなく、返済計画を立て、余裕を持った返済プランを考えるのが重要です。
将来の生活費や医療費も考慮に入れ、様々なリスクを考慮した上で返済計画を立てましょう。
繰り上げ返済制度を利用する
住宅ローンに失敗しないためには、繰り上げ返済制度を利用しましょう。
繰り上げ返済制度を利用することで、総返済額を減らすことや、完済時期を早めることが可能。
住宅ローンの返済額は、返済期間が長くなるほど負担が大きくなるため、返済期間を短縮することが重要です。
貯蓄も大事だけど、返済も前倒しでやることが大切だね!
繰り上げ返済制度の開始時期は、自分で決められます。
ボーナスで多く給与ができる時期は、積極的に返済するのがおすすめですよ。
リバースモーゲージを利用する
自宅を担保にして借り入れができる「リバースモーゲージ」は、高齢者向けの貸付制度です。
契約者が死亡した場合には、担保となっている自宅を処分して借入金を支払います。
老後の生活は、年金や貯蓄から生活費を切り崩すことが一般的なので定年退職後に住宅ローンの返済が残っていると危険ですよ!
仮に、住宅ローンの支払いが滞って、返済不能と判断されてしまうと、自宅を競売にかけられることも。
そのため、住宅ローンからリバースモーゲージへの借り換えを検討することが、持ち家を守るための方法として考えられます。
FPと住宅ローンの返済シミュレーションをする
FPと住宅ローンのシミュレーションをすることで、50歳で住宅ローンを組んでも失敗する確率を下げられます。
住宅ローン返済は、毎月の支払いだけでなく長期的に見た返済計画やライフプランに合わせた見直しが必要です。
シミュレーションをすることで、自分が返済できる金額や期間を正確に把握できるでしょう。
自分だけでシミュレーションを行うのは、正直不安…。
そのような方には、「マネーキャリア」のFPがおすすめです。
マネーキャリアのFPは、お客様に真摯に寄り添って、シミュレーションのお手伝いをいたします。
返済計画の見直しやシミュレーションをFPとともに行うことで、住宅ローン返済に関する不安やリスクを軽減できるでしょう。
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リレーローンは極力控える
高齢で住宅ローンを組む際、リレーローンは、極力控えるのが得策です。
親子リレーローンは、返済期間が長期になるので、親子でフットワークが重くなるというデメリットがあります。
二世帯住宅を建てて、親子で返済すれば楽と考えるのは安直すぎるかもしれません!
特に20代や30代は、結婚や出産などのイベントが多く発生するので、どうしても出費が多くなってしまいがち。
親子間の不要なトラブルを避けるためにも、よく検討してから親子リレーローンを組みましょう。
50歳からの住宅ローンについてよくある質問
次に、50歳からの住宅ローンについてよくある質問を紹介します。
本章で紹介する4つの質問は、以下の通りです。
それでは、詳しく解説します。
50歳で住宅ローンを組むのは無謀ですか?
結論、50歳で住宅ローンを組むのは無謀ではありません。
しかし、約80歳までに住宅ローンを完済しなければならないので、30代や40代で住宅ローンを組む場合と比べ、審査の基準が厳しくなります。
審査に通りやすくするために完済時の年齢を少しでも低く設定しましょう。
50歳は、健康面で徐々に不安なことが出てくる歳だね!
長い返済期間になると、健康状態の変化から返済できなくなるリスクがあるため、審査に通りにくくなります。
50歳で住宅ローンを組んだ人の返済期間は何年くらいですか?
国土交通省が2022年3月に発表した「令和3年度 住宅市場動向調査 報告書』によると、住宅を購入する方の返済期間については以下の通りでした。
物件タイプ | 平均年数 |
注文住宅(建築) | 32.9年 |
分譲戸建住宅 | 34.1年 |
分譲マンション | 32.0年 |
中古戸建住宅 | 29.2年 |
中古マンション | 29.9年 |
上記はあくまで平均年数なので、1年でも早いことに越したことはないですよ!
借り換えのメリット・デメリットはありますか?
住宅ローンの借り換えには以下のようなメリットとデメリットがあります。
借り換えの際は、十分な検討と計画が必要です!
借入時にかかる諸費用はかかる?
借入時にかかる諸費用は主に以下のようなものがあります。
- ローン契約(金銭消費賃貸契約証書)に貼付する印紙税
- 保証会社事務取扱手数料
- 保証会社保証料(保証料一括前払い型の場合)
- 融資手数料(融資手数料型の場合)
- 抵当権設定登記に伴う費用
- 火災保険料
これらの諸費用は、入金金額や銀行によって異なるので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です!
50歳からの住宅ローンについて悩んでいる人はマネーキャリアFPを利用しましょう
この記事では、50歳から住宅ローンを組む際の注意点や審査を通りやすくする方法について解説しました。
結論、50歳からでも住宅ローンは組めますが、30代や40代で組む場合と比べると、注意すべき点が増えたり、審査が通りにくいことなどが考えられます。
しかし、借入期間や金額に配慮することで、審査に通る可能性を上げられるだけでなく老後の不安を和らげられるでしょう。
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