- エアコンを隠蔽配管で取りつけると、耐用年数は長くなる？
- エアコンを取り替えるとき、配管も一緒に交換しないといけないの？
隠蔽配管は交換にコストがかかるといわれているので、耐用年数が長いのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Instagramのフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が、エアコンを隠蔽配管で取りつけたときの耐用年数を解説します！
さらに、隠蔽配管の工事にかかる費用も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば
わかること
隠蔽配管の耐用年数は、使い方によって異なるといわれています。
使い方によっては配管を早めに交換することになり、コストがかかるためエアコンの取りつけ方は慎重に考えなければなりません。
これから建てる家で隠蔽配管を考えている方は、複数のハウスメーカーに相談しましょう。
隠蔽配管を複数のハウスメーカーに相談するメリットがあるの？
ハウスメーカーによって異なるアドバイスをもらえるから、自分に合った設置方法を判断できるようになるよ！
そのため、まずは複数社から話を聞いて判断しましょう。
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エアコンの隠蔽配管（いんぺいはいかん）とは？
隠蔽配管（いんぺいはいかん）とは、室外機とエアコンをつなぐ配管を壁に隠して設置する方法のこと。
配管を壁の中に隠せるので、家の外観がスッキリ見えます。
隠蔽配管にしたいときはどうしたらいいの？
隠蔽配管にするときは「先行配管」で壁を加工するのが一般的。
先行配管とは、家を建てるタイミングで壁の中に配管をとおせるようにしておく工事のこと！
エアコンの取りつけ方はほかにもあるの？
エアコンと室外機の配管をつなぐ方法には、もう1つ「露出配管（ろしゅつはいかん）」があります。
露出配管とは、建物の外壁にそって、配管をむき出しで取りつける方法のこと。
つまり、見た目にこだわるなら隠蔽配管がおすすめです。
ただし、隠蔽配管にはデメリットもいくつかあるので、把握したうえで検討しましょう！
隠蔽配管（いんぺいはいかん）の耐用年数はどのくらい？
隠蔽配管の耐用年数は、約30年といわれています。
30年って長いの？
隠蔽配管は壁の中に配管が埋まっており、雨風や直射日光による劣化のリスクがない分、耐用年数が長くなる傾向にあります。
一方、露出配管で室外機とエアコンをつなぐ配管が直射日光に当たる場合は、10年しない内に劣化してしまうケースも。
とはいえ、エアコンの使い方や冷媒ガスの種類などによって配管の状態はさまざまなので、必ずしも「30年は大丈夫」とはいいきれません。
隠蔽配管でエアコンを取りつけて、10年後に交換した事例もあるようです！
隠蔽配管（いんぺいはいかん）の工事にかかる費用相場
ここでは、隠蔽配管のエアコン取りつけ工事にかかる費用相場を解説します。
今回は3つのパターンに分けて解説しますね！
それぞれ詳しく見ていきましょう。
隠蔽配管のエアコンに買い替えるときの費用
もともと露出配管で取りつけていたエアコンを隠蔽配管にする場合、約1万～2万1,000円のオプション料金がかかります。
オプション料金の内訳は以下のとおり。
| 工事内容 | 追加でかかる料金 |
|---|---|
| 配管加工 | 約5,000～8,000円 |
| さや管方式 | 約5,000～1万3,000円 |
エアコン取りつけの工事費用が約1万～2万円なので、合わせると約2万～3万1,000円ぐらいになります。
ところで「さや管方式」ってなに？
さや管方式とは、すでに建てられている家に隠蔽配管をとおす工事のこと。
露出配管でエアコンを取りつけていて、買い替え時に隠蔽配管にするときは「さや管方式」の工事をするケースが多いですよ！
配管を再利用するときの費用
配管の洗浄にかかるコストは、約2万～5万円といわれています。
配管の洗浄って高いんだね！絶対にしないといけないの？
エアコンの機種を変えると冷媒ガスの種類も変わるから、洗浄しないと配管が劣化するかもしれないよ！
エアコンを買い替えるタイミングは10～20年に1回ぐらいなので、配管を再利用する場合は洗浄したほうがよいかもしれません。
配管の洗浄については、エアコンをつけ替える専門業者に相談して決めましょう。
配管を交換するときの費用
エアコンをつけ替えるタイミングで配管も一緒に交換する場合は、配管本体と加工の費用がかかります。
それぞれにかかる費用は以下のとおり。
| 配管の交換に必要なもの （工事） | 料金 |
|---|---|
| 配管本体（1mあたり） | 約3,000～5,000円 |
| 配管の加工 | 約5,000～7,000円 |
隠蔽配管にするか悩んだときは、エアコン買い替え時にかかるコストを考えて判断しましょう！
そんな難しい判断できないよ…。
「家づくりでエアコンの取りつけ方に悩みそう…」という人は、相談できる相手を増やしておくとよいでしょう。
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隠蔽配管（いんぺいはいかん）のメリット・デメリット
ここでは、エアコンを隠蔽配管で取りつけるメリット・デメリットを紹介します。
両面がわかると正しい判断ができるので、ぜひ参考にしてみてください！
隠蔽配管のメリット
さらに、室外機の位置も自由に決められるので、庭の目立たないところに置けます。
間取りの自由度がアップしたり、窓の配置が計画しやすくなったりなどのメリットもありますよ！
家の外観や間取りにこだわりたい人は、隠蔽配管のメリットを感じられるでしょう。
隠蔽配管のデメリット
一方、隠蔽配管のデメリットは、露出配管よりもコストがかかること。
隠蔽配管にするとエアコンにトラブルが生じたときや、買い替えなどの工事費が高くなります。
なんで工事費が高くなるの？
壁の中に配管を隠している構造上、工事が難しくなるからだよ！
以下の記事で、エアコンを隠蔽配管にするメリット・デメリットをさらに詳しく解説しています。
家づくりで隠蔽配管を検討している人は、ぜひあわせて読んでみてください▼
エアコンの隠蔽配管（いんぺいはいかん）に関するよくある質問
ここでは、エアコンの隠蔽配管についてよくある質問にお答えします。
隠蔽配管で取りつけると洗浄が必要になる？
隠蔽配管だとエアコンを買い替えるときに、洗浄しないといけないの？
しかし、買い替えるエアコンのメーカーや冷媒ガスの種類が異なると、配管が劣化するリスクにつながります。
そのため、エアコンを買い替えるときに配管をそのまま使うのであれば、洗浄したほうがよいでしょう。
エアコンを取りつける業者さんに相談するのがおすすめです！
隠蔽配管にしても配管は経年劣化する？
隠蔽配管にしても、配管は経年劣化します。
直射日光や雨風にさらされないので耐用年数が長くなるといわれていますが、使い方によって劣化のスピードも異なります。
隠蔽配管をやめるべき理由は？
隠蔽配管のエアコン取りつけをやめておいたほうがよい理由は、6つあります。
- 外壁が劣化する原因になる
- エアコンを取り替えるコストが高くなる
- 家電量販店でエアコンを買えなくなる可能性がある
- 高性能なエアコンは取りつけられない
- 電気代が高くなる可能性がある
- トラブルが発生したときに原因を見つけにくい
こちらの記事で、隠蔽配管をやめるべき理由を詳しく解説しています。
さらに、隠蔽配管で後悔しないための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
隠蔽配管（いんぺいはいかん）にするならハウスメーカー選びも重要
本記事では、エアコンを隠蔽配管で取りつけたときの耐用年数や、費用相場を解説しました。
重要な点をおさらいしましょう！
隠蔽配管の耐用年数は、約30年といわれています。
しかし「隠蔽配管にしたけど10年後に交換した」という事例もあるので、耐用年数はあくまでも参考程度に見ておきましょう。
つづいて、隠蔽配管の工事にかかる費用相場を3パターンで解説しました。
隠蔽配管は壁の中に配管が隠れているので、露出配管に比べると時間とコストがかかります。
隠蔽配管のコスト面を詳しく知らなかったために後悔するケースもあるので、家づくりをする人はエアコンの取りつけ方法を慎重に判断してください。
ハウスメーカーとしっかり相談してくださいね。
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