太陽光発電を考えている方にとって、最初の難関が「見積書」です。
「よくわからないけど、難しいしこれで良いかな!」と決めてしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、見積書をチェックしないと、損してしまうことも。
なんだか難しいことばかり書いてあって、よくわからない…
大丈夫!見積書のチェックポイントと注意点をわかりやすく教えるよ!
今回は、太陽光発電の見積書の中で、損しないためにチェックすべきポイントと注意点について解説していきます!
この記事の内容
- 太陽光発電の見積書の内容
- 見積書のチェックポイント
- 見積書の注意点
太陽光発電の見積書には何が書いてある?
太陽光発電の見積書をこれからもらう方は、具体的に何が書いてあるのかまだわからないですよね。
太陽光発電の見積書って、何が書いてあるの?
見積書には、太陽光発電を実際に設置する際にかかる費用が細かく書かれているんだよ♪
具体的には、主に以下のような項目が含まれています。
業者によって、記載してある項目が微妙に異なる場合もありますが、おおよそ以上の項目を中心に構成されています。
見積書のチェックポイント
これだけ色々書いてあると、一つ一つ確認するだけで疲れてしまいますよね。
こんなに色々書いてあったら、どこを見れば良いのかわからない…
主にチェックするポイントは、意外と少ないから大丈夫だよ!
大事な項目をしっかり抑えておきましょう。
費用の総額をチェック
まずは、見積書で一番目立つところに記載してある「費用総額」をチェックしましょう!
実は、費用の細かい内訳はあまり気にする必要がありません。
というのも、業者が内訳を操作することができるからです。
業者が内訳を操作って、どういうこと?
例えば、「太陽光パネルの価格を格安に見せているけれど、その分工事費として上乗せしている」なんてこともあるのです。
そのため、まずは費用総額に着目しましょう。
総額が安過ぎる場合や、高過ぎる場合には、ひとまず落ち着いて検討することをおすすめします!
kW単価をチェック
次に、kW単価をチェックしてください。
「kW単価」とは、1kWの電力を発電するのに必要な費用のこと。
kW単価が安いほど、安く発電することができます。
kW単価は、「システム単価」や「設備単価」と呼ばれる場合もあります。
また、見積書にkW単価の記載がない場合は、以下の計算式で算出することも可能です。
じゃあ、kW単価が安ければ安いほど良いの?
kW単価が安いと、「安く発電できてお得!」と感じるかもしれません。
基本的には、そう考えていただいて良いのですが、注意点があります。
それは、「太陽光パネルを増やせば発電量が上がるため、kW単価が安くなる」ということ。
実は、古くて性能の悪い格安パネルを大量に設置することでも、kW単価を安くすることができてしまうんです。
そのため、kW単価が安過ぎる業者には気をつけてください。
尚、資源エネルギー庁が発表しているkW単価の目標値は、30万円/kWです。
パネルの種類をチェック
パネルの種類は、太陽光発電を導入する上で非常に重要です。
種類によって性能や価格が大きく変わるため、しっかりと確認しなければいけません。
見積書で提案された型番をネットで調べるなどして、性能や価格との整合性が合っているかを調べておきましょう♪
発電量をチェック
kW単価とパネルの種類をチェックすることにも繋がりますが、パネルの発電量を確認しておきましょう。
高性能なパネルは費用が高いですが、その分発電量も多い傾向にあります。
初期費用を安く済ませようとするあまり、発電量の少ないパネルを買ってしまうと、後悔することになりかねません。
太陽光発電の費用回収には、9〜11年ほどかかるのが一般的です!
長期的な視点で見て、最も自分に合っているパネルを選ぶようにしてください。
設置予定図面をチェック
見積書を見る際には、パネルの設置予定図面も忘れずに確認しておきましょう。
中には、パネルの設置枚数や縮尺が間違って記載されていることもあります。
間違っていた場合、必要な費用が変わってしまうため、業者とのダブルチェックをおすすめします。
見積書の注意点
見積書を確認するときには、注意すべき点がいくつかあります。
意外と抜けやすいところなので、業者とやりとりする際には気をつけるようにしてください。
アフターサービスを確認する
見積書には、アフターサービスや保証が記載されていることが多いです。
太陽光発電は、「買ったら終わり」というものではなく、最低でも10年以上、長い場合は30年以上も使い続けるものです。
そのため、アフターサービスや保証内容も、業者を決める上で重要な要素となります。
「売ったら終わり」のような業者ではなく、「売った後もしっかりとサポートしてくれる業者」をおすすめします。
見積書は「詳細」でもらう
見積書って、全部同じなのかな?
見積書には、「一式」と「詳細」の2種類があるんだよ!
見積書をもらう際には、必ず「詳細」でもらうようにしてください。
一式の場合だと、細かい内訳が書かれていないため、詳細を確認することができません。
内訳の詳細を教えてくれない業者は、信頼もできませんよね。
もし、出してもらった見積書が「一式」だった場合は、「詳細」で出してもらうように頼みましょう!
相場を知るために見積もりを比較する
太陽光発電の導入を検討する上で、相場を知ることは非常に重要です。
「なんとなく良さそうなところだから」と1社だけで決めてしまうのは良くありません。
必ず何社かで見積書をもらい、検討するようにしましょう。
何社かの比較をすることで、だんだんと相場感が身についてきます。
業者の比較をして、相場を知ることが大切なんですね。
太陽光発電は長期的に関わることですので、焦らずじっくり決めるようにしてください。
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太陽光発電の見積書で損しないためには…
以上、太陽光発電の見積書で損しないためのチェックポイントと注意点について解説しました。
太陽光発電は、見積書の構成が少しわかりにくいため、業者のいいように流されてしまい、結果的に損をしてしまう方がいるのも事実です。
業者に任せすぎず、自分でもある程度の知識を身につけることをおすすめします。
太陽光発電の見積書をもらった際には、この記事を片手にチェックしていきましょう。
また、見積もりを取る際には1社だけで決めることはせず、必ず何社か比較をして検討してください。
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