小さな家でミニマルに暮らしたいんだけど、例えば風呂トイレ付きのタイニーハウスってどうなんだろう？快適に住めるのかな…。
タイニーハウスはだんだんと注目度が高まっている、魅力的な住まいのあり方の1つなんだよ♪実際の価格や間取りを解説するね！
今回は、Instagramフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が、風呂付きのタイニーハウスについて詳しく解説します。
風呂トイレ付きのタイニーハウスを販売しているおすすめメーカーのご紹介や、タイニーハウスが合っている人・そうでない人の特徴まで深掘りして解説しますので、ぜひ最後までご覧ください！
この記事を読めばわかること
安くて素敵なタイニーハウスを建ててくれるハウスメーカーや工務店はどうやって探したらいいのかな？
そのためには複数のハウスメーカーの間取り・見積もりの比較が必須だよ！比較して初めてコスパの高さやデザインの良さが浮き彫りになるからね。
わざわざ複数のハウスメーカーと打ち合わせをする必要がなく、自宅で待ってさえいれば間取りと見積もりが各社から届くため、時間の無駄がなく効率的な家づくりが可能。
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タイニーハウスとは？
タイニーハウスは、延床面積が〜30㎡程度のとても小さな家を指します。
総務省の統計によると、日本の戸建て住宅の平均的な広さは125㎡前後なので、タイニーハウスがいかに小さいか分かるでしょう。
「家にお金をかけずに他のことに使いたい」「必要最低限のミニマルな暮らしが好き」という価値観にピッタリの住まいなんだよ♪
固定設置型の「スモールハウス」と、移動可能な「トレーラーハウス」の2種類があり、近年はセカンドハウスや終の住処として人気が高まっています。
タイニーハウスの定義
実は、タイニーハウスには明確な定義がありません。
「延床面積が〜30㎡程度」という目安はありますが、あくまで目安。
1990年代後半にアメリカで生まれた住まいのカタチで、大きな家を持つことが当たり前だという価値観から抜け出し、もっとミニマルでシンプルに暮らそうという考え方です。
日本でも住宅価格はどんどん上がっているし、アイデアとしては魅力的かも！
固定設置型と移動型があり、用途や法的な扱いが異なる点も大きな特徴です。
多岐にわたるタイニーハウスの用途
タイニーハウスはただ住まう以外にも、多くの用途があります。
以下のように、多くの活用例が考えられるでしょう。
- セカンドハウス
- 別荘・週末住宅
- テレワーク用の書斎・オフィス
- 趣味部屋・アトリエ
- 災害時の避難先
- ショップやカフェ
- 家族の離れ(セカンドスペース)
- 農園の作業小屋
- ノマドライフの拠点
小ささを活かした柔軟性こそがタイニーハウスの強みだよ！
使い方次第で、暮らし方や働き方の幅を大きく広げられるのが魅力です。
タイニーハウスの2つの種類を解説
タイニーハウスとひと口に言っても、実は大きく2つのタイプに分かれます。
- 土地に固定して建てる「スモールハウス」
- 移動可能な車両タイプ「トレーラーハウス」
ここでは2つのタイプの特徴を詳しく紹介します。
①スモールハウス
土地に固定して建てるのがスモールハウス。
サイズ感としては小屋のような感じですが、断熱性能や設備を整えて一般的な戸建てと同じように暮らせるのが特徴です。
トレーラーハウスとは異なり、スモールハウスは住居と見なされるため、住宅ローンが利用できるのが大きなポイント。
一般の戸建てと同様に、床下に配管を通せるから、生活のためのインフラを整えやすいというメリットもあるよ♪
火災保険・地震保険などにも加入できるため、安心感があります。
②トレーラーハウス
車両タイプのトレーラーハウスは、何といっても動けることが最大のメリット。
基礎工事が不要だから、いざ土地を売りたいとなったときにも原状回復しやすく、売りやすい点も魅力だね！
キッチンカー・移動型店舗として活用することもできるため、将来的に自身のビジネスに活用しやすい点など、より柔軟性が高いです。
風呂トイレ付きのタイニーハウスを販売しているメーカー【価格・間取り付きで紹介】
タイニーハウスを販売するメーカーを思い浮かべようとしても、1社も浮かばない人が多いかもしれません。
確かに1社も知らないや…。おすすめのメーカーはあるの？
①mobile casa (モバイルカーサ)
引用元：モバイルカーサ紹介ページ
規格住宅ブランド「casaの家」を手掛けるカーサ・プロジェクト株式会社の人気商品。
大手規格住宅メーカーなだけあって、水回り設備も一般住宅と同水準のものが採用されているよ♪
価格帯は580万円～、広さは15.22㎡+オプションでロフトを採用できます。
②THE SKELETON HUT
株式会社エンジョイワークスのTHE SKELETON HUTは、SサイズとLサイズの2通りから選べるタイニーハウス。
土地に固定して建てるスモールハウスだから、住宅ローンも活用できるよ♪
価格帯はSサイズで310万円～・Lサイズで1,000万円～、広さはSサイズで7.45㎡・Lサイズで33.12㎡。
③住箱
引用元：住箱HP
住箱を販売する株式会社スノーピークは、キャンプ用品を主に扱っている会社として有名です。
宿泊施設やセレクトショップ・飲食店などとしても多く採用されているよ！デザインもおしゃれだと思う♪
価格帯は605万円～、サイズは約11.3㎡。
④PACO
引用元：PACO HP
株式会社スペースエージェンシーが販売するPACOは、グッドデザイン賞を受賞した経歴もある人気のタイニーハウス。
大手ハウスメーカーでも採用されている2×4モノコック工法が採用されており、断熱性能の高さが特徴。
ファミリー向けのPACO、トレーラーハウス型のPACOなど、全10種類もの商品ラインナップが用意されているよ！
価格帯は580万円～、サイズは13.22㎡～。
⑤山根木材のちいさな家
引用元：山根木材のちいさな家HP
タイニーハウスと呼ぶには大きいかもしれませんが、山根木材のちいさな家も魅力的な商品。
タイニーハウスの中でも、少し大きめサイズを検討している人にとってはぴったりのサイズ感かも♪
価格帯は800万円～となっています。
総額をできるだけ抑えながら理想のタイニーハウスを建てるためには、住宅会社の間取り・見積もり比較が必須。
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タイニーハウスのメリット
タイニーハウスは、これまでの暮らし方や価値観を大きく変える可能性を秘めています。
無駄を削ぎ落とし、必要なものだけに囲まれて暮らすスタイルは、経済的な負担を減らすだけでなく、心の余白や自由な時間を生み出すきっかけにもなるでしょう。
ここでは、タイニーハウスのメリットを改めてまとめます。
①コストが抑えられる
何といってもコストが抑えられる点は最大のメリット。
住宅購入に使うお金は最低限にし、もっと他のことにお金を使いたいと考える人にとって、タイニーハウスは最適な選択肢のひとつだと言えるでしょう。
経済的に持ち家は厳しいと感じる人でも、タイニーハウスなら実現できるかもしれないと思うとワクワクするね！
②必要最低限のミニマルライフを実現できる
タイニーハウスは最低限の広さしかないため、必然的に必要最低限のモノだけを持つミニマルな暮らしをすることになるでしょう。
余計な物がない環境は心にゆとりを生み、日々の暮らしの充実感や満足度を高めてくれるでしょう。
ミニマリズムに共感できる人は、タイニーハウスを検討してみよう♪
③多様な用途に活用できる
タイニーハウスは、そのコンパクトさと設置の柔軟性から、さまざまな用途に対応できる汎用性の高さが魅力です。
住居としてだけでなく、別荘や週末住宅、テレワーク用のオフィス、趣味に没頭できるアトリエなど、ライフスタイルに合わせた活用がしやすい点が特徴。
また、敷地に余裕があれば「家族の離れ」や「来客用のゲストハウス」として増設可能です。
用途を限定せずに使い方を変えられる自由度の高さは、タイニーハウスならではのメリットと言えるよ！
④移動できる(トレーラー型の場合)
トレーラー型のタイニーハウスは、一般的な建物と違い車両として牽引できるため、住む場所を自由に変えられる点が大きな魅力。
また、将来的に土地を手放したい場合や住環境を変えたいときも、建物を解体する必要がなく、そのまま新しい場所に移せるのもメリットです。
定住にこだわらず、自由に住まいを移動させながら暮らす「ノマド的なライフスタイル」は、一般的な住宅では叶わないもんね！
⑤売却しやすい(トレーラー型の場合)
トレーラーハウスは車両扱いとなり、土地に固定しないため、建物単体で売却しやすい点が特徴。
通常の住宅は土地とセットで取引されるため、場所や固定資産税の負担がネックになることがあります。一方でトレーラーハウスは所有者が移動させて新しい土地に設置できるため、買い手が見つかりやすいでしょう。
また、使わなくなった場合も、中古市場や専門の販売業者を通じて比較的スムーズに引き取り先を探せるのがメリットです。
買い手が見つかりやすいというのは、購入するうえで1つの安心材料になるよね。
タイニーハウスのデメリット
タイニーハウスには多くの魅力がありますが、その一方で小さな家ならではの制約や注意点も少なくありません。
ここでは、タイニーハウスを検討する際に知っておきたい代表的な注意点を整理しておきます。
①居住スペースが狭い
当然ですが、居住スペースは狭いです。
収納が不足しがちで、大型の家具や家電を置くことが難しい場合も。
購入する前には大丈夫だろうと考えていても、いざ暮らしてみるとタイニーハウスの狭さに息苦しさを感じてしまうケースも想定されます。
モデルハウスなどがあれば、購入前に必ずチェックしておきたいね。
②気候の影響を受けやすい
タイニーハウスは面積が小さい分、室内の温度変化が早く、外気の影響を受けやすい傾向があります。
夏は一気に室温が上がり、冬はすぐに冷え込むため、冷暖房の稼働時間が長くなりやすく、結露や湿気がたまりやすくなることも。
特に断熱性や気密性が十分でない場合、季節によって住み心地が大きく左右されるため注意が必要です。
断熱材の厚みやサッシの性能について、購入前にしっかり確認・検討しないと後悔するかもね！
③建築基準法や条例の制約が複雑
タイニーハウスは一般的な住宅と比べて規模が小さいものの、建築基準法や自治体の条例の適用を受ける点は変わりません。
トレーラーハウスのように移動可能なタイプであっても、長期間同じ場所に設置すると「建築物」と見なされ、建築確認申請が必要になるケースも。
こうした法的な取り扱いは自治体によって判断が異なることも多いから、事前に役所や専門家へ相談して、条件を確認しておこうね。
④長期の居住性・耐久性に不安がある
タイニーハウスは構造がシンプルでコンパクトな分、一般的な住宅に比べて耐久性やメンテナンス性に不安が残るケースも。
特に屋根や外壁の劣化が早く、断熱性や気密性の低い仕様では、結露やカビが発生しやすくなり、寒暖差による不具合も起こりやすくなります。
長く住むことを前提とする場合は、建材の耐用年数や構造の強度、メンテナンスのしやすさをしっかり確認しておく必要があるでしょう。
⑤保証やアフターサービスがない場合もある
そのため、大手ハウスメーカーのような長期保証や充実したアフターサービスがつかない場合があります。
不具合やトラブルが生じたときに、修理費用をすべて自己負担で対応しなければならないリスクがあるから注意してね。
安心して住み続けるためには、契約前に保証内容やサポート体制をしっかり確認し、できれば将来的なメンテナンスの相談ができる業者を選ぶことが大切です。
タイニーハウスを風呂トイレ付きにするメリット・デメリット
タイニーハウスはコンパクトな住まいだからこそ、お風呂やトイレを備えるかどうかが大きなポイントになります。
生活の快適さや独立性を高める一方で、コストやスペース面での制約が生まれることも。
ここでは、お風呂とトイレを設置する場合のメリット・デメリットを整理しておきます。
メリット
お風呂・トイレ付きにするメリットとして、以下のことが挙げられます。
- 外部の共用トイレやシャワーを使わずに済む
- 夜間や悪天候でも屋内で快適に利用できる
- 長期間の滞在や定住に適している
- 建物としての居住性・独立性が高まる
- 将来的に売却する際に評価が上がりやすい
タイニーハウスにお風呂やトイレを備えることで、単なる簡易的な住まいではなく、一般住宅に近い快適性や利便性を持つ空間として活用できます。
風呂トイレ付にしなかったら、お風呂やトイレのたびに外に出ないといけないからね。風呂トイレ付の方が満足度は高いよ。
デメリット
風呂トイレ付きのデメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 設置や配管工事の費用が高くなる
- 居住スペースがさらに狭くなる
- 給排水設備のメンテナンスが必要になる
- 湿気や結露が発生しやすくなる
- 間取りの自由度が制限されやすい
小さな空間だからこそ一度のトラブルが暮らし全体に影響しやすいよ。
タイニーハウスがおすすめの人
- ミニマルな暮らしを目指している人
- 住宅費をできるだけ抑えたい人
- 単身～夫婦2人の少人数世帯
- 身軽な暮らしがしたい人
- 趣味部屋やテレワーク用の小さな空間が欲しい人
- 持ち家に「離れ」を追加したい人
タイニーハウスは、「必要なものだけに囲まれて、シンプルに暮らしたい」という人にぴったりの選択肢。
特に住宅コストを抑えたい人や、セカンドハウスが欲しい人にとっては、自由度の高い住まい方ができる点が大きな魅力です。
居住用に限らない柔軟な使い方ができるのもポイントだよ♪
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タイニーハウスがおすすめではない人
- 家族世帯で広い居住スペースが必要な人
- 荷物や家具が多く、収納スペースが必須な人
- 住宅の快適性や性能を最重視する人
- 将来的な増築やリフォームを考えている人
- ローンや住宅補助制度を前提に家づくりをしたい人
タイニーハウスは、限られたスペースでの生活が前提のため、家族全員で快適に過ごしたい人や荷物が多い人には不向き。
また、断熱性や遮音性などの住宅性能も一般的な戸建てに比べて劣ることがあり、住み心地にこだわる人にはストレスになる場合があります。
「タイニーハウスの狭さが苦にならないこと」は大前提になりそうだね。
タイニーハウスを購入・建築する際の思わぬ注意点
タイニーハウスは自由度やコスト面で魅力的な選択肢。
検討段階で見落としがちな注意点を整理しておこう！
①給排水・電気インフラの工事が想定以上に高額になることも
タイニーハウス本体の価格が抑えられていても、設置予定地のインフラ状況によっては別途工事費がかさむことがあります。
とくに上下水道が整っていない場所では、浄化槽の設置や給水管の延長工事などが必要になるケースもあり、数10万円〜100万円前後の出費になることも。
さらに、電気やガスの引き込み工事が別途必要になる場合もあるよ。
想定より初期費用が上がってしまわないよう、事前にインフラ環境をよく確認し、工事費用込みで予算を立てることが重要です。
②融資が通りにくいことがある
タイニーハウスは一般的な住宅ローンの対象外になることが多く、融資を受けるハードルが高くなる傾向があります。
金融機関によってはリフォームローンや多目的ローンで対応できることもありますが、金利が高めになることも少なくありません。
可能な限り自己資金でまかなう前提で、慎重に資金計画を立てよう♪
③運搬・設置費用が別途必要
タイニーハウスを購入する際、本体価格だけを見ていると後から思わぬ出費に驚くことがあります。
とくに工場で製作されたタイニーハウスを現地まで運ぶ場合、クレーンやトレーラーを使った輸送・設置に数十万円以上かかることも。
設置場所が狭小地や傾斜地であれば、特殊な重機が必要になるケースもあり、さらに費用がかさむ可能性があります。
購入前に「運搬費込み」かどうか、また搬入経路や設置環境に応じた費用を事前に確認しておくことが重要だよ。
タイニーハウスを後悔なく建てるために、業者の比較・検討は必須！
家にかけるお金は最低限にとどめつつ、ミニマルな暮らしを実現したい人にとっては最良の選択肢の1つでしょう。
しかし、タイニーハウスはまだまだ一般的ではないため、情報も限られ、相場感もつかみにくいジャンルです。そのため、複数の住宅会社から見積もりを取り寄せて比較・検討することが、後悔のない第一歩。
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