新築で家を建てる場合、外構工事にかける費用は住宅全体の1割が目安といわれています。
つまり、3,000万円の家なら300万円を目安にすると、建物に見合う外構工事ができるということ！
とはいえ、家そのものや内装にお金をかけた結果、「外構の予算が足りない…」という場合もありますよね。
マイホームという大きな買い物のあとだからこそ、少しでも予算が削れたらうれしいな。
そこで今回は、インスタグラムフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が、外構工事費用100万円でできること、100万円で収める優先順位の考え方を解説。
予算100万円で外構工事を成功させるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば・・・
- 費用100万円でできる外構工事がわかる！
- 外構工事費用を100万円で収める優先順位がわかる！
- 予算100万円で外構工事を成功させるポイントがわかる！
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外構工事の費用100万円でどこまでできる？
外構工事の費用を100万円に設定した場合、外構面積や施工内容によりますが最低限生活に必要な工事はおこなえるでしょう。
▼主な外構工事の費用相場
| 【外構工事】 | 【費用相場】 |
| 駐車場（カーポート） | 20〜100万円 |
| フェンス | 20〜60万円 |
| 門まわり | 10〜30万円 |
| 堀・囲い | 50〜100万円 |
| 玄関アプローチ | 10〜60万円 |
| テラス・ウッドデッキ | 10〜50万円 |
| 庭 | 10〜100万円 |
| 照明 | 20万円前後 |
| 物置 | 5〜50万円 |
| 植栽 | 5～20万円 |
しかし、100万円で外構すべてを希望どおりに工事するとなると、予算オーバーになる可能性が高いです。
上記の表はあくまでも費用相場ですが、デザインや機能性にこだわればこだわるほど、当然費用はかさみます。
「最低限どの工事が必要か?」から考えると、費用内でプランニングしやすいでしょう。
次の項目では、外構工事の費用を100万円で収める優先順位の考え方を紹介します。
外構工事の費用を100万円で収める優先順位の考え方
外構工事費用100万円で収めるには、以下の優先順位で考えてみるとよいでしょう。
生活に必要な外構工事
家族のライフスタイルや建物条件によって必要な工事は異なりますが、生活に必要とされる主な工事は以下の5つです。
- 表札・ポスト・インターホン
- 駐車場
- 玄関アプローチ
- 境界フェンス
- 屋外収納・物置
予算が100万円であれば、まず上記の5つは最低限整えたいところ。
ただし、デザインや施工内容にこだわりすぎると、100万円をオーバーする可能性が高くなります。
生活に必要な外構工事5つの施工内容については、以下の記事でくわしく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
生活が便利になる外構工事
生活に必要な外構工事を検討したうえで、ある程度の予算が確保できそうであれば「生活が便利になる外構工事」を考えていきましょう。
もし、生活に必要な工事で予算を使ってしまったとしても、あとから施工することも可能です！
- カーポート
- ウッドデッキ・テラス
- 宅配ボックス
- 花壇・植栽・芝生
- テラス屋根・勝手口屋根
カーポート
車の台数や材質のグレードによって異なりますが、カーポートの費用は1台分20～40万円ほど。
台数が増えたり耐雪・耐風を強化する素材を選んだりすると、100万円台にもなります。
予算に余裕があれば、新築時に設置できると生活が快適になるでしょう。
カーポートの金額は決して安くはないため、少しでも余分なお金はかけたくないですよね。
カーポートの設置は、以下に当てはまる方におすすめです。
- 子どもがいる・産まれる予定がある
雨天時に子どもをチャイルドシートに乗せたり降ろしたりするとき、雨に濡れる心配がありません。 - 降雪地域・寒冷地に住んでいる
車の上や周りに積もった雪の除雪、フロントガラス凍結対応の手間が省けます。 - 車に汚れをつけたくない
雨や鳥のフンによる汚れを防ぐことができます。
「カーポートが必要かどうかわからない！」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ウッドデッキ
- 庭に降りることなくアウトドアを楽しみたい
- 洗濯物干しスペースを確保したい
このような方におすすめなのが、ウッドデッキの設置です。
工事費用の相場は施工面積や素材によって変わりますが、20〜35万円ほど。
ウッドデッキ本体だけでなく、ウッドデッキ下の処理方法によっても価格が異なります。
芝生やコンクリート舗装だと割高ですが、防草シートや砂利などを使用すればコストダウンにつながりますよ♪
最近では、組み立て式のDIYキットを使用して自分で設置する人も増加傾向に。
「業者に頼む」「自作する」どちらにしても、ライフスタイルや家の構造を踏まえたプランニングが大切です。
その際には、多くの施工例を比較して検討するとよいでしょう。
宅配ボックス
ネット通販の利用が増え、戸建て住宅でも宅配ボックスを設置する人が増えています。
最近は「置き配」といったサービスがあるものの、盗難や紛失が心配だよね。
雨が降ってダンボールがふやけていたこともあるよ…。
鍵付きの宅配ボックスであれば盗難・紛失といった心配もなく、雨に濡れることもありません。
また、子どものお昼寝時や音に敏感なペットがいる場合も、置き配を利用できればストレスを減らせるでしょう。
表札・ポスト・インターホンがひとつになった機能門柱と一体型のタイプもおすすめ！10万円～で設置できます。
花壇・植栽・芝生
門まわりや玄関アプローチ・リビング前に、花壇や植栽・芝生といった緑化スペースを検討する人も多いでしょう。
緑化スペースの工事内容と費用目安は、以下のとおり。
| 【工事内容】 | 【費用目安】 |
| 整地 | 2,500〜6,000円/㎡ |
| 砂利設置 | 3,000〜9,000円/㎡ |
| 植栽 | 10〜20万円/式 （1本あたり1万円弱＋作業費用） |
| 天然芝 | 5,000円〜/㎡ |
| 人工芝 | 1万円〜/㎡ |
上記の費用のほか、雑草対策や定期的なメンテナンスが必要です。
予算を抑えるには、最低限の整地だけをおこない、自分でDIYする方法もあります。
テラス屋根・勝手口屋根
1Fの勝手口や庭に屋根を設置すると、さまざまなメリットを得られます。
- ゴミの保管場所を衛生的に保てる
- 雨天時の洗濯物干しが楽になる
テラス屋根・勝手口屋根の工事費用相場は、以下のとおりです。
| 土台がある場合 | 10〜30万円 |
| 土台がない場合 | 15〜35万円 |
屋根本体の費用は8〜20万円、作業料金を合わせると上記のような価格帯になります。
熱線遮断や光線透過率の低い屋根材を使うと、室温の上昇を軽減できるので省エネ・エコにもつながります。
予算100万円で外構工事を成功させる4つのポイント
予算100万円で、外構工事を成功させるポイントを4つ紹介します。
ポイント①「生活に必要な工事」に重点を置く
外構工事を成功させるには「生活に必要な工事」に重点を置いて、プランニングすることが大切です。
家族のライフスタイルに合わせて、最低限必要なものは何かを見極め、優先的に工事を進めましょう。
暮らしていくなかで支障が出るようであれば、後付けもできます。
注意点は、最終目標を想定してプランニングすること。
「あれば便利だろう」という曖昧な考えで中途半端に工事をすると、後付けする際に余計な費用がかかる恐れがあります。
ポイント②「生活が便利になる工事」を厳選する
「生活に必要な工事」を検討後、予算に余裕があれば「生活が便利になる工事」を厳選して取り入れましょう。
予算100万円では、大掛かりな工事の追加はできません。
暮らしやすさや家事効率がアップする工事を検討しましょう。
施工事例や実際に家を建てた人の声を参考に、さまざまな視点から考える必要があります。
そこで利用したいのが、ネットでの一括見積もり。
見積もりだけでなく、さまざまな施工事例やプラン例を家にいながら比較できます。
以下の記事を参考に、外構一括見積もりサイトを利用してみましょう▼
ポイント③DIYに挑戦する
自分でできることは、DIYに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
自分で工事すれば、費用は材料費のみ。施工費用がカットされるのでその分コストダウンできるよ！
表札やポスト、花壇や芝生は自分でもできるかも！
DIYの際は、コンクリート舗装や柱の設置など専門技術が必要なものはおすすめしません。
ですが、レンガを積んだり防草シートを敷いたりする程度であれば、初心者でもかんたんにトライできます。
「業者に依頼する工事」と「自分でできる工事」をうまく組み合わせて考えるとよいでしょう。
家族でDIYに挑戦することで予算が抑えられるのはもちろん、自分の家にいっそう愛着がわきますよ♪
ポイント④外構専門の業者から相見積もりを取る
家の建築を依頼したハウスメーカーや工務店でも外構工事はできますが、予算を抑えたい場合は必ず、外構専門の業者から相見積もりをとりましょう。
ハウスメーカーや工務店で提案される工事費用は、下請け業者への手数料が上乗せされて割高な場合がほとんど…。
外構専門の業者で相見積もりをすると、適正価格や施工内容が把握できます。
施工業者によって工事の内容や費用は大きく変わるので、必ず複数社の見積もりをとり、比較・検討しましょう。
以下の記事で、おすすめの外構一括見積もりサイト3つを比較しています▼
外構工事費100万円でも満足できる家づくりをしよう
今回は、外構工事費用100万円でできること、100万円で収める優先順位の考え方を解説しました。
あれもこれもと欲張りたくなる気持ちはわかりますが、100万円と限られた予算内で満足のいく外構を実現するには工夫が必要です。
今回紹介した「生活に必要な工事」「生活が便利になる工事」をしっかり把握して、プランニングしていきましょう。
そして、一番大切なのは施工業者選びです。
必ず、複数の外構専門業者で見積もりやプランを比較・検討しましょう。
以下の記事では、おすすめの外構一括見積もりサイトを徹底比較しています▼
外構工事は、新築時に一番最後となる工事。だからこそしっかりと検討し、満足のいく家づくりを叶えましょう♪
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