- 「住宅ローンの固定金利と変動金利は何が違う?」
- 「固定金利と変動金利のメリットとデメリットが知りたい」
家づくりを進めている方の中には、このように悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
固定金利は損するの?
固定金利と変動金利はそれぞれ違ったメリットとデメリットがあるから参考にしてくださいね!
今回は、インスタフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が、「固定金利と変動金利の違い」について紹介します。
この記事を読めば…
- 住宅ローンの固定金利と変動金利どちらが向いているかがわかる!
- 固定金利と変動金利のそれぞれのメリットがわかる!
- 住宅ローンの金利に関してよくある質問の答えがわかる!
無理のない返済計画を立てるためにも、まずはお金のプロに相談するのがおすすめです。
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固定金利の住宅ローンとは?変動金利との違いについてご紹介
はじめに、固定金利と変動金利の違いについて紹介します。
固定 金利 | 借り入れ時の金利が一定期間(2年、3年、5年、10年など)固定され、その期間中は金利が変動しないタイプのローン |
変動 金利 | 金利が変動するため月々の返済額が変わるタイプのローン |
固定金利のメリットとして、借り入れ時の金利が安定するため、将来の金利上昇に対する不安がなく、返済計画が立てやすい点が挙げられます。
また、住宅ローン金利が下がった場合でも、固定金利であれば金利が下がらないため、借り換えの必要がありません。
一方、変動金利のメリットは、金利が低い場合には低い金利で借りられる点が挙げられます。
しかし、金利が高くなってしまった場合には、返済の総額が増えてしまいます。
固定金利は安定した返済計画を立てたい人に向いているんだね。
固定金利は安定した返済計画を立てたい人に向いているんだね。
固定期間選択型とは
「固定期間選択型」とは、住宅ローンの中でも、金利が一定期間固定される期間を借り手が選択できるタイプの住宅ローンです。
3年、5年、10年のように自分で期間を定めて金利を固定します。
一般的に、金利固定期間が短いほど金利が低く設定され、金利固定期間が長い場合は、金利が高く設定される傾向があります。
固定期間選択型の住宅ローンは、将来の金利の動向が予想できない場合や、金利上昇に備えて借り手が金利固定期間を長く設定したい場合に適しています。
ただし、金利固定期間が長くなるほど金利が高くなるため、借り手のライフプランに合わせた返済プランを立てることが大切と言えるでしょう。
金利変動リスクを軽減することができるため、金利変動リスクを抱えた変動金利住宅ローンよりも安心して利用できるメリットがありますよ!
全期間固定型とは
「全期間固定型」とは、住宅ローンの金利が借り入れ期間全体にわたって一定となるタイプの住宅ローンです。
全期間固定型では、金利が一度決まると、借り手が返済を終えるまで金利が変わることはありません。
全期間固定型の住宅ローンは、将来の金利の変動に対する心配をしなくても良いため、借り手にとって返済計画を立てやすく、返済期間中の予算の見通しがつきやすいというメリットがあります。
全期間固定型の住宅ローンを選択する際には、金利水準や将来の金利の変動予想を考慮し、自分自身のライフプランに合った返済プランを立てることが重要です。
将来の見通しが立てやすい一方で、金利が低下した場合に恩恵を受けることができないというデメリットがあります。
住宅ローンは10年固定金利と変動金利のどっちが得?
2024年現在、住宅ローンは10年固定金利の方が変動金利よりも得と言われています。
10年固定金利の場合、将来の金利上昇に備えることができ、金利が上昇した場合でも毎月の返済額が変わらないため、安心感がありますよね。
変動金利には金利上昇リスクがあり、将来的な返済額の予測が困難というデメリットがあるよ!
また、住宅ローンは長期の借り入れであるため、金利が1%上昇するだけでも返済額が大きく増えてしまいます。
そのため、10年固定金利を選択する方が金利上昇のリスクの面から有利であると言えるでしょう。
【最新】住宅ローンの固定金利推移
以下に、住宅ローンの固定金利の推移を表にまとめました。
なお、各金利は年利で表記しています。
年度 | 10年固定金利 | 20年固定金利 | 35年固定金利 |
2018 | 0.60~1.00% | 1.00~1.40% | 1.50~1.90% |
2019 | 0.40~0.80% | 0.80~1.20% | 1.30~1.70% |
2020 | 0.30~0.60% | 0.60~1.00% | 1.10~1.50% |
2021 | 0.30~0.55% | 0.55~0.90% | 1.05~1.40% |
2022 | 0.30~0.50% | 0.50~0.80% | 0.95~1.30% |
金利は日々変動するため、最新情報は各金融機関の公式サイト等で確認してください。
住宅ローンを固定金利にするメリット
次に、住宅ローンを固定金利にするメリットを紹介します。
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
返済計画が立てやすい
住宅ローンを固定金利にするメリット1点目として、返済計画が立てやすい点が挙げられます。
住宅ローンは長期的な借り入れ。そのため、金利が変動すると毎月の返済額も変動してしまうため、返済計画の立て方が困難となります。
一方で、固定金利の場合は、金利が一定期間固定されるため、毎月の返済額が変わりません。
金利によって返済額が変わらないため、将来的な返済額の予測がしやすくなります。
また、固定金利の住宅ローンは、金利変動による返済額の上昇リスクを軽減するため、将来的なライフプランや収支の見通しが立てやすいというメリットもあります。
一般的に金利が固定される期間が長い場合、金利が高くなるため注意が必要です!
金利上昇のリスクヘッジができる
住宅ローンを固定金利にするメリット2点目として、金利上昇のリスクヘッジができる点が挙げられます。
変動金利の場合は、将来的な金利上昇によって返済額が大幅に増加する可能性も。
一方、固定金利の場合は、金利が一定期間固定されるため、将来的な金利上昇に備えることができます。
金利上昇時にも毎月の返済額が変わらない点は、固定金利の大きなメリットでしょう。
金利が1%違うだけで返済額も大きく変わるから、固定されているのは安心できるね!
期間終了時に変動金利を選択することもできる
最後のメリットは、期間満了時に変動金利を選択できる点です。
一般的に、固定金利の住宅ローンは10年や20年の期間が設定されますが、この期間が終了した後は変動金利の住宅ローンに切り替えることができます。
この場合、金利の変動に応じて返済額が変わるため、初期段階よりも低い金利で借り入れを続けられる可能性があります。
また、金利が低下した場合には、元本が繰り上がることで返済期間の短縮も可能です。
ただし、初期段階よりも返済額が増加する可能性があるため慎重に検討しましょう!
住宅ローンを固定金利にするデメリット
次に、住宅ローンを固定金利にするデメリットを紹介します。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
変動金利よりも金利が高い傾向にある
住宅ローンを固定金利にするデメリット1点目は、変動金利よりも金利が高い傾向にあることです。
固定金利の場合、銀行が借り手に対して長期間の金利を保証しています。
そのため、銀行が設定する金利は将来の金利上昇リスクを考慮して高く設定される場合が多くあります。
また、固定金利の場合は金利が一定期間固定されるため、期間中に金利が低下した場合でも総額が下がることはありません。
安定はしているけど、どうしても金利が高くなってしまうんだね。
期間中は金利の見直しができない
住宅ローンを固定金利にするデメリット2つ目として、期間中は金利の見直しができない点が挙げられます。
固定金利の場合、金利が一定期間固定されるため、その期間中に金利が低下してもそれに応じて返済額が変わることはありません。
そのため、金利が下がった場合でも固定期間中は恩恵を受けることができず、損をしてしまう可能性があります。
ただし、金利が上昇した際は固定金利の方が有利ですよ!
固定金利選択型では固定金利の再選択時に手数料が発生する場合がある
住宅ローンを固定金利にするデメリットとして、固定金利の再選択時に手数料が発生する場合がある点が挙げられます。
固定金利選択型では、固定期間満了時に再度金利の支払方法を選択することが可能です。
ただし、固定金利の再選択時には、銀行に手数料を支払う必要があるため総額が更に増えてしまう場合があります。
固定金利選択型を選択する場合には、手数料の金額についても事前に確認しておきましょう!
住宅ローンの固定金利と変動型金利が向いている人をそれぞれ解説
次に、住宅ローンの固定金利と変動型金利が向いている人をそれぞれ解説します。
それぞれについて詳しく解説します。
固定期間選択型が向いている人
住宅ローンの固定期間選択型は、借り入れ時から一定期間金利が固定され、その後は変動金利に移行するタイプの住宅ローンです。
- 将来的に収入が増加する可能性がある人
- 返済開始当初は返済額を抑えたい
- 将来的に返済額が変化することに対するリスクを抑えたい人
固定期間選択型の住宅ローンは、固定期間中は金利が一定のため返済計画が非常に立てやすいです。
ただし、固定期間中に金利が上がった場合には、固定期間後の返済額が増加する可能性があることがデメリットとして挙げられます。
将来的に金利が上がる可能性が高い場合は、全期間固定金利型の方が適していますよ!
全期間固定型が向いている人
住宅ローンの全期間固定金利型は、借り入れ金利が借り入れから返済終了まで同じ金利が適用されるタイプの住宅ローンです。
- 返済計画をしっかり立てたい人
- 大きな金利の変動に対応できない可能性がある人
- ライフプランがはっきりしていない人
全期間固定金利型の住宅ローンは、金利が借り入れ時から返済終了まで変わらないため、金利上昇による返済額増加のリスクがなく、予算立てや資金計画がしやすいというメリットがあります。
一方、金利下落時には、変動金利型や固定期間選択型に比べて返済額が高くなってしまうというデメリットがあります。
返済計画が立てやすいのは大きなメリットだね。
変動型金利が向いている人
住宅ローンの変動金利は、金利が市場金利に連動して変動するタイプの住宅ローンです。
- 将来的に収入が安定する見込みがある人
- 将来的に金利が下がると予測される人
- 短期間の借り入れを予定している人
変動金利は、金利が市場金利に連動しているため、将来的に金利が下がると予測される場合や短期間の借り入れを予定している場合に適しています。
ただし、金利が上昇した場合には返済額が大きく増加する可能性がある点がデメリットです。
金利が下がったらその分返済額も少なくなりますよ!
住宅ローンに関するよくある質問
最後に、住宅ローンに関するよくある質問を紹介します。
それぞれについて詳しく解説します。
住宅ローンを固定金利から借り換えても大丈夫でしょうか?
住宅ローンを固定金利から借り換えること自体は問題ありません。
ただし、借り換え先の金利が現在の金利よりも高くなる場合や、借り換えに伴って手数料や諸経費がかかる場合があります。
そのため、金利の違いや手数料を計算して検討しなければ逆に損をしてしまう可能性も捨てきれません。
借り換えをする際には元の借り入れ先から違約金が発生する場合があるため、契約書をよく確認することも大切ですよ!
住宅ローンの固定金利は途中変更できますか?
住宅ローンの固定金利は、多くの場合途中で変更することはできません。
ただ、一部の金融機関では、途中で固定金利の変更が可能な場合があるよ!その際、手数料が発生する場合がありますので、注意が必要です!
また、固定金利の変更は、金利が下がった場合に限定されることがほとんど。そのため、金利が上がる前に固定金利を選ぶことが重要です。
固定金利を変更する場合は、金融機関に問い合わせて詳細を確認することが必要だね!
無理のない返済計画を立てるためにもまずはお金のプロに相談してみるのがおすすめ
本記事では、住宅ローンにおける固定金利と変動金利との違いについて解説しました。
結論、固定金利は安定した返済計画を立てたい人におすすめです。
固定金利は変動金利と比べて金利が高くなってしまう傾向があるため、慎重に検討する必要があることを忘れずに♪
無理な返済計画を立ててしまうと、最悪、家が競売にかけられてしまう可能性も捨てきれません。
無理のない返済計画を立てないためにも、まずはお金のプロに相談するのがおすすめです。
お金のプロに相談する重要性はわかったけど、どこに相談すればいいの…!?
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