太陽光発電って、どれくらいのお金がかかるんだろう…
相場を知っていないと、業者の見積もり価格が高いのか安いのかわからないよ!
太陽光発電の相場を知ることで、業者ごとの見積もり価格がお得なのか高額なのか判断できます。
少しでも太陽光発電に魅力を感じている人は、必ず相場を把握してから導入検討をしましょう。
この記事を読んでわかること
- 太陽光発電の初期費用相場
- 太陽光発電の維持費用相場
- 太陽光発電の費用をコストダウンさせるコツ
本記事では、太陽光発電の費用相場とコストダウンするコツを解説していきます。
太陽光発電の導入を検討している方は、この記事を参考にして相場を把握した上で業者選びをすることをおすすめします。
太陽光発電に必要な費用相場
太陽光発電に必要な費用には、主に「初期費用」と「維持費」の2つがあります。
それぞれ、項目別にいくらくらいの費用が必要なのか解説していきます。
参考資料:「令和2年度の調達価格等に関する意見」 経済産業省 調達価格等算定委員会
太陽光発電の初期費用相場
太陽光発電の初期費用相場は、100万円〜250万円程度です。
業者や住んでいる地域、ソーラーパネルの種類によって大きく費用が変わります。
太陽光発電の初期費用には、何が必要なんだろう?
主な初期費用を紹介するね!
ソーラーパネル代
初期費用の中で最も大きいウェイトを占めるのがパネル代です。
パネルの相場は、1kW当たり20万円〜35万円です。
家庭によって消費する電力が異なるので、個人の状況に合ったパネルを選ぶ必要があります。
家庭の一般的な消費電力の「5kW」を目安として考えると、パネル代は100万円〜175万円前後となります。
パネルは種類によって、価格が大きく変わります!
架台費
架台って何?
架台とは、太陽光パネルを取り付ける台のことだよ。
ソーラーパネルを支える土台となるのが架台です。
目安となる相場は、1kW当たり2万円程度。
こちらも5kWを軸に考えると、10万円前後となります。
パワーコンディショナー費
パワーコンディショナーとは、ソーラーパネルで発電した電気を家庭で使えるように変換する装置のこと。
パネルや架台に比べると、普段目にすることがないため、あまり想像がつかないかもしれません。
パワーコンディショナーなんて、知らなかった…。
実は、太陽光発電のシステムの中でも、特に重要な働きをしてくれているんだよ!
そんなパワーコンディショーの費用相場は、1kW当たり5万円。
5kWで換算すると、25万円前後になります。
工事費
工事費は、太陽光発電システムを取り付ける際の工事にかかる費用です。
工事費の相場は、1kW当たり7万円程度。
5kWに換算すると、35万円前後になります。
太陽光発電の維持費相場
現在、太陽光発電のメンテナンスは「努力義務」として推奨されています。
定期的にメンテナンスをしないと、大きな事故につながってしまったり、発電の不調につながってしまったりすることもあるため、しっかりとメンテナンスすることをおすすめします。
太陽光発電の維持費には、どんなものがあるのかな?
太陽光発電は、初期費用だけじゃなくて維持費も大きいんだよ。主な維持費を紹介するね!
定期点検費用
定期点検は、システムの不調を早期に発見することができるため、忘れずに実施することをおすすめします。
費用の目安は、1回当たり3万円程度。
5kWを想定しているため、さらに大規模な太陽光発電を導入している方は、もう少し費用が高くなる可能性があります。
どれくらいの頻度で定期点検すれば良いの?
目安は、4年に1回の頻度だよ!
業者によっては、何回か無料点検を実施してくれる場合もあります。
見積もりの際に確認しておきましょう。
修理代
定期的にかかる費用ではありませんが、パネルや架台、そのほかのシステムが故障した際には、修理費用が必要となります。
修理代は高くなりそう…。
故障した部品によっては高額になってしまうこともあるから、定期点検が大事なんだよ!
部品の故障を放置しておくと、重大な事故につながる場合もあります。
気になる点があれば、すぐに業者へ連絡しましょう。
パワーコンディショナーの交換費用
パワーコンディショナーの寿命は、約20年です。
そのため、時期が来たら交換をしないといけません。
交換費用の目安は、20万円程度です。
交換費用もけっこう高いんだね…。
まとまったお金が必要になるから、時期に合わせて準備しておこうね!
保険代
地震や台風、水害など自然災害の多い地域に住んでいる方は、メーカー保証だけでは不安な場合もあると思います。
そんな時に追加で加入できるのが「自然災害保険」です。
住んでいる地域によっては、検討してみるのも良いかもしれません。
▼ 太陽光発電で損する人の特徴を紹介しているので、当てはまっていないかチェックしましょう。
太陽光発電の費用をコストダウンさせるコツ
太陽光発電ってけっこうお金がかかるんだね。
そうなんだよ。でも、コストを下げるコツもあるから紹介するね!
国や自治体の補助金を活用する
国による太陽光発電の補助金は、2014年に廃止されました。
廃止された理由としては、太陽光発電の普及によって、システム価格や設置費用が安価になってきたためです。
以前に比べると、太陽光発電の価格自体が格段に安くなりました!
現在、国から受けられる支援としては、「ZEH」(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)があります。
ZEHとは、一次エネルギー消費量ゼロを目指した住宅のことです。
ZEHの条件を満たしている場合に限り、業者に対して補助金が出るため、その分の費用を差し引いてもらうことができます。
今までの補助金とは制度が異なりますが、これから新築住宅を建てる方やリフォーム、リノベーションをする方は、ZEH住宅を検討してみるのも良いかもしれません。
このほかに補助金はないの?
ほかには、市区町村などの各自治体で補助金を出していることもあるよ!
例えば、自治体によって以下のような事例があります。
- 東京都港区:太陽光発電システム設置費助成
- 東京都足立区:太陽エネルギー利用システム設置費補助金
- 東京都品川区:太陽光発電システム設置助成事業
自治体によって補助金制度は様々です!業者に聞くか、各自治体のホームページで確認しましょう!
複数の業者を比較する
複数の業者で見積もりを取り、安くて良い業者へ依頼することで、コストを大きく削減することができます。
複数の業者で見積もりを取るのって、手間がかかりそう…。
一括見積もりサイトを利用すれば簡単だよ♪
無料の一括見積もりサイトを利用すれば、簡単な入力をするだけで、同時に複数の業者から見積もりを取ることができます。
大きくコストを下げることができるので、ぜひ活用してみてください。
▼ 一括見積りサイトのメリット・デメリットについてはコチラの記事で解説しています。
住宅ローンの借り換えをする
太陽光発電を導入する際には、住宅ローンの見直しを検討するのもありです!
現在入っている住宅ローンよりも、低金利の住宅ローンが出ている可能性があります。
この機会に、住宅ローンの借り換えを検討するのも良いでしょう。
また、「ソーラーローン」という太陽光発電を導入するためのローンもあります。
ソーラーローンなんてあるんだね。
ローンについては知らないことも多いと思うので、銀行や信販会社などの金融機関に問い合わせるか、無料のFP相談で質問してみるのがおすすめです!
【まとめ】お得に太陽光発電を導入しよう
本記事では、太陽光発電に必要な費用相場とコストを下げるコツを紹介しました。
費用相場を知ることで、業者の見積もりを見極めることができます。
また、より詳細な相場を知るためには、複数の業者から見積もりをもらうことが重要です。
業者の見積もり額を見比べることで、自分の状況に合わせた相場を知ることができます!
無料の一括見積もりサイトを利用すれば、簡単な入力だけで複数の業者から見積もりをもらうことができます。
太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひ一度利用してみてください。
▼ 人気の一括見積りサイトを徹底比較した記事はコチラ
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