旗竿地に家を立てると「貧乏そう」とか「暮らしづらそう」って思われるかな…？
旗竿地に家を建てるか悩んでいる人は、恥ずかしい思いをしないか気になるよね！
今回は、Instagramフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が、旗竿地が「恥ずかしい」といわれる理由について解説します。
旗竿地で後悔しないための注意点も紹介するので、ぜひ最後まで読みすすめ、家づくりにお役立てください！
この記事を読めば
わかること
旗竿地で後悔しないためには、複数のハウスメーカーで見積もりをとるのがおすすめです♪
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旗竿地（はたざおち）の特徴
旗竿地とは、旗のような形になっている土地のことです。
竿に旗が付いているように見えることから『旗竿地』と呼ばれています。
周囲が建物に囲まれているため、比較的静かで、プライバシーを確保しやすいというメリットがあります。
一方で、車の出し入れが不便だったり、日当たりが悪くなりがちだったりというデメリットもあります。
ここから、旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由を解説します。
旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由5つ
ここでは、旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由を紹介します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①安い土地を買ったと思われるから
旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由は、安い土地を買ったと思われるからです。
旗竿地は、長方形や正方形など、整った形の土地に比べて、安価なことが多いです。
安価な理由は、以下のとおり。
- 日当たりや、風通しが悪い場合があるから
- 車の出し入れが不便だから
- 建物を建てるための面積が少ないから
安い土地を選んだことで「貧乏そう」って思われたら、恥ずかしい…。
「好立地に住みたい」「静かでプライベートな空間を重視したい」と明確な理由がある場合、あえて旗竿地を選ぶ人もいるよ！
②日当たりや風通しが悪くキレイな状態を保ちづらいから
日当たりや風通しが悪く、キレイな状態を保ちづらいのも、旗竿地が「後悔する」といわれる理由です。
日中も光が差し込みにくく、室内が薄暗くなったり、湿気がこもりやすくなったりするリスクが…。
家を清潔な状態に保つための対処法はあるのかな？
対処法は、以下のとおりです。
- 換気システムや設備を導入する
- 天窓や高窓を設置する
- 吹き抜けを作る
- リビングを2階に配置する
- 劣化しにくい外壁を選ぶ
対策をしておくことで、家を建てたあともキレイな状態を保ちやすくなりますよ！
③圧迫感があるように見えるから
旗竿地は、通路部分が狭く、両側に壁や建物が建っているケースが多いです。
すると、圧迫感があるように見えるのも、旗竿地が「恥ずかしい」といわれる理由の一つ。
周囲が建物に囲まれていることから、空が見える範囲が限られて「開放感に欠ける」と感じる人もいます。
④駐車スペースが狭く駐車しづらいから
旗竿地で「後悔する」といわれる理由は、スペースが狭く駐車しづらいから。
建築基準法で、家を建てるための土地は、幅2m以上の道路に接していることが定められています。（参考：e-Gov『建築基準法』）
しかし、開口部分が2mギリギリの幅だと、車の出し入れや乗り降りがしづらく、不便に感じることがあります。
車の幅はどれくらいなの？
車の種類に対しての幅は、以下のとおりです。
| 【車の種類】 | 【車の幅】 |
|---|---|
| 軽自動車 | 1.48m以下 |
| 普通自動車 | 1.7～1.8m程度 |
さらに、ドアの開閉に必要なスペースを考えると、片側50〜60cmは確保したいところ…。
⑤設計が制限されオシャレな家づくりができない場合があるから
旗竿地が「恥ずかしい」といわれる理由は、設計が制限され、オシャレな家づくりができない場合があるからです。
オシャレな家にするには、どうしたらいいのかな？
間取りの例は、以下のとおりです。
| 間取りの例 | 内容 |
|---|---|
| 中庭 | プライベートな空間として活用できる。 |
| スキップフロア | 狭い敷地を縦方向に使うことで、空間を広く見せる効果がある。 |
| ガレージと一体型 | 長い通路部分をガレージとして利用することで、敷地をムダなく活用できる。 |
旗竿地の建築実績が豊富なハウスメーカーであれば、アイディアを活かした設計を提案してくれるよ♪
そうはいっても、どうやって旗竿地の設計に強い会社を見つけたらいいのか、わからない…。
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プロの建築家やハウスメーカーに相談することで、デメリットをメリットに変えるような設計の提案をもらえることもあります。
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旗竿地は恥ずかしいは誤解！メリット5つ
旗竿地が「恥ずかしい」といわれる理由がある一方で、メリットもあります。
ここでは、旗竿地のメリットについて解説します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①立地のよい場所を安く買える
旗竿地のメリットは、立地のよい場所を安く買えることです。
立地のよい土地の例は、以下のとおりです。
- 最寄り駅やバス停が徒歩圏内にある
- 複数の路線が利用できる
- スーパー、病院、学校などが近くにある
- 公園や公共施設が整備されている
- 治安がよい など
好立地なのに、どうして旗竿地だったら安く買えるの？
日当たりが悪い・駐車しづらいなどのデメリットがあるから、整った形の土地に比べたら安く買えるよ！
②固定資産税が安い
固定資産税とは、1年に一度支払う、土地・建物などの「固定資産」にかかる税金のこと。
旗竿地は、長方形や正方形などの整った形の土地に比べて、土地の評価額が低く算出されます。
すると、固定資産税が安くなるメリットがあります。
毎年支払う固定資産税は、長期にわたって見ると大きな金額になります。
旗竿地は固定資産税が比較的安くなるから、家計の負担を軽くできますよ！
③道路から遠く騒音や人の目が気になりにくい
旗竿地は、道路から奥まった場所に家を建てるため、騒音や人の目が気になりにくいメリットもあります。
道路を走る車の音や、通行人の話し声が直接家に届きにくく、静かで落ち着いた生活を送れます♪
また、玄関や窓が道路に面していないため、プライバシーが守られ、人目が気になりづらいです。
静かでプライベートな空間は、心地よく過ごせそうだね！
④台風の被害を受けにくい
旗竿地は、周囲をほかの建物に囲まれていることが多いため、台風の被害を受けにくいのもメリットの一つ。
屋根や、外壁へのダメージを避けられますよ！
⑤建物にお金がかけられる
旗竿地は、土地代が比較的安いため、建物にお金がかけられるのもメリットです。
たとえば、以下の部分に費用をあてられます。
- キッチン・浴室など、設備のグレードアップ
- 無垢材や天然木など、質感の高いフローリング
- 断熱性や気密性に優れた、一年中快適に過ごせる住宅
- 断熱性の高いトリプルガラスや、防犯ガラスの窓
土地代を抑えることで、間取りや性能などのこだわりを実現しやすくなります。
でも、旗竿地で理想の家づくりができるのか不安…。
家づくりで後悔しないためには、ハウスメーカーの比較検討が重要です！
旗竿地での家づくりを検討する際、自分では思いつかないようなアイディアがもらえるかもしれません。
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旗竿地で後悔しないための注意点7つ
ここでは、旗竿地で後悔しないための注意点を紹介します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①工事費が高くなることがある
旗竿地で後悔しないための注意点は、工事費が高くなるケースがあるのを理解しておくことです。
どうして工事費が高くなってしまうの？
工事費が割高になる理由は、以下のとおり。
- 重機が敷地に入れず、小型の重機を使ったり、人の手で運んだりする作業が増えるから
- 前面道路から敷地までの距離が長くなり、配管・配線の材料費や工事費が増加するから
旗竿地は通路が狭いため、作業効率が下がります…。
②隣人トラブルが発生する可能性がある
隣人トラブルが発生する可能性があるのを頭に入れておくことも、旗竿地で後悔しないための注意点です。
どんなトラブルがあるのかな？
トラブルの例は、以下のとおりです。
- 細かなことで苦情を言ってくる
- 近所に悪口・陰口を言いふらす
- 駐車スペースをふさがれる
- ゴミや落ち葉をこちらの敷地に押しやる
- 私道の通行料を請求される
安心して長く暮らすためにも、ご近所さんとのトラブルは避けたいですよね…。
③通路部分の幅が2m以上あるか確認する
通路部分の幅が2m以上あるか確認するのも、旗竿地で後悔しないための注意点の一つ。
なぜなら、建築基準法で、家を建てるための土地は、幅2m以上の道路に接していることが定められているからです。（参考：e-Gov『建築基準法』）
また、開口部分が2mギリギリの幅だと、車の出し入れや乗り降りがしづらく、不便に感じることがあります。
車の幅も確認しておきましょう。
| 車の幅 | |
|---|---|
| 軽自動車 | 1.48m以下 |
| 普通自動車 | 1.7～1.8m程度 |
どれくらい余裕があれば、駐車するときに困らないのかな？
ドアの開閉に必要なスペースを考えると、片側50〜60cm程度は確保したいところ…。
以下の記事では「買い」の旗竿地の条件や、旗竿地でも停めやすい駐車場の工夫を紹介しているので、あわせて読んでみてください。
④売却しにくい場合があることを理解しておく
売却しにくい場合があるのを理解しておくことも、旗竿地で後悔しないための注意点です。
なぜなら、中古物件を検討している人が、旗竿地のデメリットを懸念し、避けられるケースがあるから。
どんなデメリットがあるのかな？
旗竿地のデメリットは、以下のとおりです。
- 日当たりが悪い場合がある
- 通路が狭く、駐車しづらい
- 周囲が建物に囲まれているため、開放感に欠ける
⑤郵便ポストが遠くなる場合がある
郵便ポストが玄関から遠くなる場合があることを頭に入れておくのも、旗竿地で後悔しないための注意点の一つ。
一般的には、通路の入り口付近に郵便ポストを設置することが多いです。
雨の日は、ポストに行くのが億劫になりそう…。
道路から玄関までの距離が長くなるため、郵便物の受け取りが不便に感じる人もいるのが事実…。
⑥雪かきが大変になる
地域によっては雪かきが大変になることを理解しておくのも、旗竿地で後悔しないための注意点です。
旗竿地は、前面道路から玄関までの距離が長いため、広い範囲の雪かきをしなければなりません。
早起きをして雪かきをするのが、毎日となると大変です…。
また、通路幅が狭いと除雪機が使えないことがあり、手作業で雪かきをすることも考えられます。
必要であれば、電動の除雪機を導入したり、雪を溶かすための設備を通路に設置したりするなどの対策を検討しておきましょう。
⑦ハウスメーカーの比較検討をする
旗竿地で後悔しないための注意点で重要なのが、ハウスメーカーの比較検討をすることです。
住宅の建築実績が豊富なメーカーでも、旗竿地での経験が少ない場合があります。
そのため、1〜2社程度しか調べずに決めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔するかもしれません。
旗竿地での建築実績が豊富で、変形地の設計に強い会社を比較検討することが、後悔しない家づくりの鍵です！
複数のメーカーからプランや見積もりを取ることで、それぞれの会社がどのようなアイディアを出してくれるのか比べやすくなります。
そうはいっても、どうやって旗竿地の設計に強い会社を見つけたらいいのか、わからない…。
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プロの建築家やハウスメーカーに相談することで、デメリットをメリットに変えるような設計の提案をもらえることもあります。
自分では思いつかないようなアイディアを、出してもらえることもあるでしょう。
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旗竿地に関してよくある質問
ここでは、旗竿地に関してよくある質問を紹介します。
旗竿地は最悪でやめたほうがよい？
旗竿地をやめたほうがよいかどうか、最悪と感じるかは、人によります。
旗竿地は日当たりが悪いデメリットがある一方で、利便性のよい土地を安く買えるメリットがあります。
そのため「なにを優先するか？」で、人によって後悔するかどうかが変わります。
「土地代が安い」「建物にお金をかけられる」など、旗竿地ならではのメリットを優先して旗竿地を選ぶ人もいます♪
旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由を読み返したい人は、こちら。
旗竿地でよかったことは？
一般的に「旗竿地でよかった」といわれる点は、以下のとおりです。
- 立地のよい土地を安く買える
- 固定資産税が安い
- 道路から遠く、騒音や人の目が気になりにくい
- 台風の被害を受けにくい
- 建物にお金がかけられる
「日当たりが悪い」「駐車しづらい」というデメリットがある一方で、メリットもたくさんあるんだね！
『旗竿地は恥ずかしいは誤解！メリット』を読み返したい人は、こちら。
旗竿地は嫌がらせを受けやすい？
旗竿地は「嫌がらせを受けやすい」とは、一概にはいえません。
ただし、土地の形状から、近隣トラブルに発展しやすい傾向があるのは事実です…。
嫌がらせの例は、以下のとおり。
- 細かなことで苦情を言ってくる
- 近所に悪口・陰口を言いふらす
- 駐車スペースをふさがれる
- ゴミや落ち葉をこちらの敷地に押しやる
- 私道の通行料を請求される
以下の記事では、旗竿地で起こる嫌がらせ・トラブルの事例について紹介しています。
購入前・引き渡し前にできる具体的な対策も解説するので、あわせて読んでみてください。
旗竿地は風水的によくない？
【結論】旗竿地は風水的に、よくないといわれています。
なぜなら、入口が狭いため、よい運気を取り込みにくいから。
風水は、あくまで参考程度にしておきましょう！
こちらの記事では、縁起の悪い土地の特徴20選を紹介しているので、参考にしてみてください。
「旗竿地は恥ずかしい」は誤解！比較検討で後悔しない家づくりをしよう
この記事では、旗竿地が「恥ずかしい」「後悔する」といわれる理由について解説しました。
最後に、記事の重要な部分をおさらいしましょう！
旗竿地が「恥ずかしい」といわれる理由は、以下のとおりです。
また、旗竿地で後悔しないための注意点は、以下のとおり。
プロの建築家やハウスメーカーに相談することで、デメリットをメリットに変えるような設計の提案をもらえるケースがあります。
そうはいっても、どうやって旗竿地の設計に強い会社を見つけたらいいのか、わからない…。
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