グレイスキッチンは飾り棚なし？あり？迷ったときの判断基準を解説

今回は、Instagramフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が、グレイスキッチンの飾り棚について詳しく解説します。

飾り棚あり・なしの具体的な判断基準や、どんな人に飾り棚がおすすめなのかという点まで丁寧に解説していくので、ぜひ最後まで読んでください！

飾り棚のあり・なしは、その他の収納スペースや間取りの関係性によっても結論が変わります。

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グレイスキッチンとは

引用元：一条工務店 公式サイト

グレイスキッチンは一条工務店が誇る高級キッチンで、デザイン性と機能性の両立が魅力。

有機ガラスの透明感と天然石の風合いを実現したグラリオカウンターは、汚れが付きにくく、耐熱性にも優れています。

グレイスキッチンで選べる4つのタイプ

グレイスキッチンは、以下の4種類から選べます。

以前はハイカウンターと飾り棚付きが主流でした。

生活動線や家族構成、掃除のしやすさ、見た目の好みなど、優先したいポイントによって最適解が変わるため、「どのタイプが自分の暮らしに合うか」を考えて決めることが重要です。

グレイスキッチンは飾り棚なしにできる？

グレイスキッチンは飾り棚なしを選択できます。

従来は「飾り棚＝グレイスキッチンの象徴」という位置付けで、デザイン重視の魅せる収納が前提でした。

飾り棚なしにすることで掃除の負担が減り、視覚的にもスッキリした印象に。

グレイスキッチンの飾り棚の奥行き・高さ・幅などの仕様

グレイスキッチンの飾り棚は「場所によって奥行きが異なる収納」で、特にグラビオエッジ側は浅めに設計されています。

引用元：一条工務店 公式サイト

これは完全に「見せる収納」としての役割を重視した設計で、実用収納というより装飾寄りの棚と考えるとイメージしやすいです。

一方で、グラビオエッジを採用しない場合は奥行が約20cmへ統一され、実用品も置きやすい「収納としての棚」として活用しやすくなります。

グレイスキッチン飾り棚なしのメリット・デメリット

引用元：一条工務店 公式サイト

グレイスキッチンの大きな特徴のひとつが、リビング側に設けられた「飾り棚」。

この章では、飾り棚あり・なしそれぞれのメリット・デメリットを、実際の暮らし目線でわかりやすく整理して解説します。

グレイスキッチン飾り棚なしのメリット

まずは、グレイスキッチンを飾り棚なしで採用した場合のメリットから見ていきましょう。

見た目・使い勝手・暮らしやすさの面で、どんな良さがあるのか整理して解説します。

①デザインがすっきりして、LDK全体が広く感じられる

飾り棚なしを選ぶ最大のメリットは、LDK全体が広く、軽やかに感じられること。

特に、リビングとキッチンを一体的に見せたい人や、スッキリとしたミニマルな空間が好きな人には相性抜群。

②圧迫感がなく、家族の様子が見やすくコミュニケーションが取りやすい

飾り棚をなくすことで、キッチンとリビングの間に壁となる要素が減り、空間の一体感が大きく高まります。

小さなお子さんがいる家庭では、遊んでいる様子や寝ている姿にすぐ気づける安心感にもつながります。

③掃除・メンテナンスの負担が大幅に減る

飾り棚がある場合、どうしても埃が溜まりやすく、定期的に拭き掃除や飾りの入れ替えが必要になります。

「忙しくて細かい掃除までは手が回らない」「将来も含めて、できるだけ手のかからない家にしたい」という人にとっては、大きな満足度につながるポイントになります。

④収納量が増える

飾り棚ありの場合はディスプレイ性が優先されるため、置ける物が限られたり、置けるけど実用的ではない状況になりがち。

収納の自由度が上がることで、生活感をコントロールしやすくなり、結果的にキレイを保ちやすい空間づくりにつながるでしょう。

グレイスキッチン飾り棚なしのデメリット

一方で、飾り棚なしには注意しておきたいポイントも。

ここでは、実際の暮らしの中で感じやすいデメリットを整理して解説します。

①「ありきたりのキッチン」に見えやすく、デザイン性を出しづらい

飾り棚なしを選ぶと、スッキリする反面「普通のキッチンに見えやすい」というデメリットがあります。

モデルハウスのような高級感や、LDKの中でキッチンを主役として見せたい人にとっては、少し物足りなく感じる可能性もあります。

②見せる収納で、生活感をオシャレに誤魔化すことができなくなる

飾り棚なしを選ぶと、「生活感をごまかしにくくなる」というデメリットも。

「多少散らかっても雰囲気でごまかせる家がいい」と考える人には、少しハードルが高い選択になるかもしれません。

③リビングから丸見えになる範囲が広がり、片付けが必要な場面が増える

飾り棚なしにすると、キッチンとリビングの間に“視線を受け止める要素”が減るため、キッチンの様子がリビング側から見えやすくなります。

グレイスキッチン飾り棚ありのメリット・デメリット

引用元：一条工務店 公式サイト

グレイスキッチンといえば、リビング側からも見える「飾り棚」。

この章では、飾り棚ありを採用したときの良い点・気をつけたい点を、デザイン性だけでなく“実際の暮らしやすさ”の視点から整理して解説していきます。

グレイスキッチン飾り棚ありのメリット

飾り棚ありを選んだ場合のメリットから見ていきましょう。

デザイン面・使い勝手・空間の見え方の面で、どんな良さがあるのか整理して解説します。

①キッチンにほどよい独立感が生まれ、自然にゾーニングできる

飾り棚ありを選ぶ大きなメリットのひとつが、「キッチンにほどよい独立感が生まれること」。

②木目パネル・グラビオエッジなどによって内装全体の完成度が上がる

飾り棚ありを選ぶと、グレイスキッチンならではの木目パネルやグラビオエッジがしっかり効いて、LDK全体の見た目の完成度が一気に高まります。

落ち着きのある高級感やホテルライクな雰囲気を演出できるのもポイントです。

③雑貨・インテリア小物・季節の飾りで、暮らしの個性を表現できる

飾り棚があることで、雑貨や観葉植物、写真立て、ディフューザー、季節の飾りなどを自由にディスプレイでき、日常の中に好みを取り入れた空間づくりがしやすくなるでしょう。

グレイスキッチン飾り棚ありのデメリット

飾り棚ありは魅力も多い一方で、注意しておきたいポイントも。

ここでは、実際に暮らしていく中で感じやすいデメリットを整理して解説します。

①視覚的な情報量が増え、LDK全体が少し落ち着かなく見えることがある

また、飾る量や配置によって雰囲気が大きく変わるため、センスや管理力によって印象が左右されやすい点も悩みのひとつ。

「常に視界がシンプルであってほしい」「余白の美しさを大事にしたい」という人には、あまり合っていないかもしれません。

②物を置く場所が増えるため、散らかりやすくなる

飾り棚ありは飾る楽しさが魅力ですが、その一方で「物を置ける場所がある＝物が増えやすい」という側面も。

③小さい子どもがいる家庭では、落下・接触・イタズラのリスクがある

安全性や安心感を最優先にしたい家庭では、この点を踏まえたうえで検討しておくことが大切です。

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飾り棚なしがおすすめの人の特徴

飾り棚なしが向いているのは、どんな暮らし方や価値観を持つ人なのでしょうか。

ここでは、実際の生活イメージを踏まえながら、「飾り棚なし」を選ぶと満足度が高くなりやすい人の特徴を整理して紹介します。

①シンプル・ミニマルな空間が好きな人

飾り棚なしなら視界に入る情報量が少なく、LDK全体を落ち着いた印象に保ちやすいのが魅力。

「空間の余白が好き」「シンプルに整った家にしたい」という人は、飾り棚なしを選ぶことで理想の暮らしに近づけるでしょう。

②空間の広さ・抜け感を重視する人

「LDKをできるだけ広く見せたい」「圧迫感のない開放的な空間にしたい」という人には、飾り棚なしが相性の良い選択となるでしょう。

特に、LDKの広さにそこまで余裕がない場合や、アイランド・横並びダイニングなど“空間のつながり”を大切にしたい間取りでは、その効果を強く感じやすいでしょう。

③小さなお子さんがいる家庭

小さなお子さんがいる家庭では、飾り棚なしを選ぶことで「安心感」と「暮らしやすさ」がぐっと高まるでしょう。

飾り棚なしならリビング側に余計な刺激が生まれず、倒れたり落ちたりするリスクも軽減。

飾り棚ありがおすすめの人の特徴

飾り棚ありを選ぶか迷っている人向けに、「どんな暮らしや価値観の人と相性がいいのか」を整理しました。

暮らし方のイメージと重ねながらチェックしてみてください。

①インテリア・雑貨が好きでディスプレイを楽しめる人

お気に入りの雑貨やキャンドル、家族写真、季節の小物などをさりげなく飾れる場所があることで、キッチンとリビングの境界に「自分らしさ」を乗せられるのが大きな魅力。

「家は暮らすだけでなく、眺めて楽しみたい」「インテリアで気分を上げたい」と感じる人にとって、飾り棚は満足度を高めてくれる要素になりやすいでしょう。

②来客が多く、素敵な家だと思われたい人

来客が多い家庭や、「せっかく建てるなら素敵な家だと思われたい」という気持ちが強い人にも、飾り棚ありは相性が良い選択になります。

③リビング側とキッチン側をやんわりと仕切りたい人

キッチンはオープンにしたいけれど、「完全に丸見えにはしたくない」という人にも、飾り棚ありはちょうどよいバランスの選択になるでしょう。

完全な壁で仕切るほど閉じたくはないけれど、フラットすぎると落ち着かない…という人にとって、この“緩やかな仕切り”は安心感を与えてくれる存在。

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飾り棚の他にグレイスキッチン・ワイドカウンターで決めること

飾り棚の有無だけでなく、グレイスキッチンやワイドカウンタータイプを選ぶ際には、仕上がりや使い勝手を左右する重要な項目があります。

ここでは、あわせて検討しておきたいポイントを整理していきましょう。

天板のカラー

見た目の高級感だけでなく、傷のつきにくさ・耐久性・質感が変わるため、デザイン重視か、使用感重視かで選び方が分かれてきます。

グラリオは扱いやすくメンテナンス性が高いのが魅力。

一方、御影石は重厚感があり、本物素材ならではの「高級キッチンらしい存在感」を求める人に人気です。

扉のカラー

空間のテイストや床・建具との相性を考えながら、「明るく見せたいのか」「重厚感を出したいのか」を軸に選ぶのがポイント。

ホワイト・サンドは空間を明るく見せたい人にぴったりで、ナチュラルテイストや開放感を重視したLDKと相性が良いカラー。

グレージュやダークは落ち着きのある雰囲気をつくりたい人に人気で、木質感のあるグランセゾンの内装とも調和しやすい選択肢です。

キッチンの高さ

グレイスキッチンの作業台の高さは、80cm/85cm/90cmの3種類。

上記が目安と言われることが多いですが、理想は実物で体を前に少し倒してみる・まな板姿勢を再現してみるなど、展示場で実際に立って確認すること。

キッチンの通路幅

グレイスキッチンの通路幅は80cm/95cm/106cmの中から選択できます。

「普段キッチンに何人立つか」「食洗器オープン時や家事同時進行がしやすいか」など、実際の暮らしをイメージしながら選ぶことで、後悔しにくい通路幅になります。

グレイスキッチンと合わせて検討したいオプション

グレイスキッチンをより使いやすく、暮らしに合ったキッチンに仕上げるためには、周辺オプションの選び方も大切。

ここでは、一緒に検討しておきたい代表的なオプションを紹介します。

①グレイスカップボード

グレイスキッチンを採用するなら、セットで検討したいのがカップボード。

グレイスキッチンとの統一感が出るため、キッチン全体が洗練された雰囲気になります。

90〜135cmはコンパクトながら必要最低限の収納をしっかり確保したい人向け、180cm以上は家電・食器・ストック品までを一か所にまとめたい家庭におすすめ。

通路幅を確保するか、収納量をするのかをご夫婦で話し合ってみましょう。

②キッチンパネル延長

標準仕様のままだと、キッチン側面の一部がクロス仕上げになることが多く、料理中の油はねや水はねがどうしても付着しやすくなります。

パネルは汚れに強く、サッと拭くだけでキレイが保てるため、日常のメンテナンス性が大きく向上します。

③照明用ダクトレール

キッチン照明は「どの位置にどれくらいの明るさが必要か」を図面だけで完璧に判断するのは難しいでしょう。

いざ暮らし始めてから「思ったより手元が暗い」「影ができる」など、細かい不満が出やすいポイントでもあります。

固定照明だけではカバーしきれない「暮らしながら分かる不足分」を、後から調整できるのが大きなメリットです。

飾り棚の有無は、家族が気持ちよく過ごせる方を選ぼう

• デザイン性や「見せる楽しみ」を重視する→飾り棚あり
• スッキリ感・掃除のしやすさ・安心感を優先する→飾り棚なし

キッチンは毎日必ず使う場所だからこそ、「見るたびに心地いい」「使っていてストレスが少ない」と感じられることが何より大切です。

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