お得な太陽光発電を設置したい…!
近年、災害への備えや電気代削減、SDGsの推進などにより、太陽光発電を導入する方が増えています。
しかし、どんな家でも常にお得になるとは限りません。
太陽光発電は、得することもあれば損してしまうこともあるのです。
中には、太陽光発電に向かない家もあります!
どのような家が太陽光発電に向いていないのか知っておくことで、失敗を避けることができます。
この記事を読んでわかること
- 太陽光発電を設置するときに考えるべき条件
- 太陽光発電に向いていない家の特徴
- お得に太陽光発電を導入するために必要なこと
本記事では、太陽光発電の設置に向いていない家の特徴を紹介していきます。
自分の家が向いていない特徴に当てはまっていないか、確認してみましょう。
太陽光発電の設置条件
太陽光発電を設置する際には、考えるべき条件があります。
条件を考えずに設置すると、損してしまうことも!
年々、導入コストが下がってきている太陽光発電ですが、高い買い物であることは今でも変わりません。
失敗しないように、しっかりと調べた上で判断するようにしましょう。
以下、太陽光発電を設置するときに考えるべき条件をまとめました。
- 設置する方角
- 設置する面積
- 設置する角度
- 周辺環境
- 地域の気候の特徴
- 建物の強度
以上の条件が適切であった場合に、太陽光発電はお得になります。
太陽光発電に向いていない家の特徴7選
それでは、どのような家が太陽光発電に向いていないのか解説していきます。
自分の家が当てはまっていないかチェックしていきましょう。
ただし、向いていない特徴に当てはまっているものがあるからと言って、必ずしも損をしてしまうわけではありません。
現在では、様々な環境に合ったソーラーパネルや設置方法があるので、詳しくは業者へ相談することをおすすめします。
屋根が北向き
基本的に、北向きの屋根にパネルを設置することはありません。
北向きの場合、太陽の直射日光が当たらないため、ほとんど発電できなくなってしまうためです。
太陽の光が最も入る「南向き」に設置するのがベストです。
屋根が北向きにあった場合、多くの業者は設置することをおすすめしません。
しかし、悪徳な業者や知識の薄い業者の場合は、北向きでも設置してしまう場合があります。
騙されないように気をつけなくちゃね…。
また、見落としがちですが「北東」や「北西」も発電効率が悪くなります。
最も発電効率の良い角度は、真南です!
発電効率の良い真南に対して、他の角度では以下のように発電量が変わってきます。
- 真東・真西:−15%
- 真北:−40%
真南が無理だとしても、南西や南東など、南側に設置することをおすすめします!
また、方角だけでなく、屋根の角度も重要です。
なぜなら、太陽の光がパネルへ垂直に入ることで、発電効率をあげることができるため。
地域や周辺環境、屋根の方角によっても異なりますが、「30度前後」の角度が理想的です。
真南の30度に設置すれば良いんだね。
基本的にはそうなんだけど、環境によって変わってくるから、詳しくは業者に相談しようね!
例えば、真西や真東に設置する場合、0度に近い方が発電効率が良くなります。
また、札幌では真南の35度、那覇では真南の20度が理想的です。
業者と相談した上で、屋根のどの部分に設置するか決めましょう。
屋根が小さい
ソーラーパネルは、屋根の面積が大きければ大きいほど、たくさんのパネルを設置することができます。
屋根の設置面が小さい場合、発電できる量が限られてしまうため、初期費用の元を取れなくなってしまいます。
南向きに屋根の広い部分があるのが理想です!
また、屋根の形状にも注目しましょう。
ここでは、一般的な4パターンの屋根の特徴を紹介します。
- 切妻(きりづま)屋根
日本で一般的な三角形の屋根。屋根の面積が広いですが、向いている方角に注意しましょう。
- 寄棟(よせむね)屋根
4面で構成されている屋根。全方向に設置できるため、必ずどこかは南に向いていますが、設置できる枚数が少なくなります。
- 陸(ろく)屋根
平らな屋根。傾斜をつけるために、土台の設置が必要です。
- 片流れ(かたながれ)屋根
一面で片側に流れるようにできている屋根。北側に傾斜がある場合は、設置をおすすめしません。
屋根の大きさと形によって変わってくるんだね。
それぞれ適切な設置方法があるから、業者としっかり相談しようね!
周囲に高い建物や高い木がある
周囲に高い建物や高い木がある場合、屋根が日陰になってしまうため、発電効率が悪くなります。
他にも、電柱や電線がある場合も、太陽の位置によって影ができてしまうことがあります。
また、冬季は影が長く伸びるため、周囲の環境をよく観察しておくことが必要です。
影の影響を判断するのは難しいので、業者に聞くのがおすすめです!
建物や屋根が老朽化している
ソーラーパネルは、一般的に300〜400kgほどの重さになります。
ソーラーパネルってそんなに重いんだね。
建物や屋根が古い場合、重さに耐えきれず建物の故障へと繋がってしまう可能性もあるんだよ。
老朽化が進んでいる建物には、事前に補強工事が必要となることがあります。
その場合、初期費用が余分にかかってしまうため、結果的に損してしまう可能性があります。
日照時間が短い地域に住んでいる
住んでいる地域により、日照時間が変わります。
日照時間の違いにより、発電量へ影響が出る可能性が高いでしょう。
太陽の光が射す時間が短いと、その分発電できる時間も短くなってしまうんです。
例えば、多くの人がイメージするように、日本海側の地域は曇りの日が多いです。
曇りの日が多い地域に住んでいたら、諦めるしかないのかな…?
そういう訳でもないんだよ。最近では、曇天時の発電効率が良くなるパネルも販売されているからね!
「日照時間の短い地域に住んでいるから太陽光発電はできない」というわけではありません。
地域の環境に合ったソーラーパネルを選ぶことで、発電することも十分可能です。
気温の高い地域に住んでいる
気温が高いとたくさん発電できそうなイメージですが、実は気温が高いと発電効率が落ちてしまいます。
ソーラーパネルの特徴として、パネルの表面が熱くなりすぎると、うまく発電できないためです。
発電効率の良い地域としてよく挙げられるのは、避暑地として知られる長野県や山梨県なんですよ!
ただ、もちろん「気温が高いから設置できない」という訳ではありません。
設置面やパネルの種類をよく考えた上で、判断すれば大丈夫です。
事前の発電シミュレーションをしっかりとしましょう。
塩害や積雪が多い地域に住んでいる
潮風の影響でソーラーパネルの設備が錆びやすいため、海岸から500m以内の地域では設置不可とされていることが多いです。
メーカーによっても対応が違うため、事前に確認しておきましょう。
また、積雪の多い地域は、パネルが雪の影に隠れてしまい、発電効率が落ちてしまいがちです。
しかし、積雪対応のソーラーパネルも販売されているため、一概に「雪が多いから設置不可」という訳ではありません。
業者に相談の上、地域の気候に合ったパネルを選びましょう。
【まとめ】一括見積もりで業者の意見を聞こう!
本記事では、太陽光発電に向いていない家の特徴を解説しました。
- 屋根が北向き
- 屋根が小さい
- 周囲に高い建物や高い木がある
- 建物や屋根が老朽化している
- 日照時間が短い地域に住んでいる
- 気温が高い地域に住んでいる
- 塩害や積雪が多い地域に住んでいる
当てはまるものが少なければ、太陽光発電がお得になるかもしれませんよ♪
自分の家が太陽光発電の設置に向いているかどうかを適切に判断するのは、難しいです。
そのため、業者に相談した上で判断することをおすすめします。
設置業者選びは太陽光発電に悩んでる人にとって最も重要です。
必ず複数の会社を比較してから、決定するようにしてください。
1社の見積もりだけで満足して比較せずに設置業者を決めてしまうのはおすすめしません。
2〜3社でもいいので、業者を比較するだけで悪質な業者は見分けられますし、無駄に高額な費用を支払うこともなくなるでしょう。
1社の見積もりだけで決定してしまうと、
後々になってから「よく調べてみたら数十万安く設置できたのに…」なんてことになりかねません。
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