500万円で新築を建てられる噂を聞いて、「本当にそんなに安く家を建てられるの…？」と思う人も多いのではないでしょうか。
500万円台の家は実在しますが、購入するにはいくつかの条件が必要です。
そこで本記事では、Instagramフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が「新築500万円の家の概要やメリット・デメリット」を解説します。
500万円の家が向いている人の特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
この記事を読めば
わかること
また、家づくりの方向性に迷ってしまっている方におすすめなのが、ライフルホームズの「住まいの窓口」！
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土地ありなら500万円で新築を建てられる？
すでに土地を持っている場合、家の本体価格が500万円台であれば小さい平屋を建てられます。
本体価格に加え、塀や庭・門などの外構工事費用もかかるので、総額は500万円以上となるのが実情です。
本体価格以外の費用は、以下の2つ。
- 【付帯工事費】・外構工事費
・ガスや水道の引込み
・地盤改良費
・解体工事費 - 【諸経費】 ・手続きへの手数料
・印紙代
・登記費
・ローン借入費
付帯工事費や諸費用は本体価格に含まないことが多いので、予算オーバーにならないよう費用の事前確認は必須です。
ローコスト住宅の間取りはどうなる？
500万円台の家は小さい平屋なんだよね？家族の生活スペースがとれるか心配…。
500万円台の家を扱うハウスメーカーを見ると、1人暮らし向けの小さい平屋が多いよ！
ここでは、本体価格500万円の家を建てる場合の主な間取りを紹介します。
1,000万円に価格を引き上げた場合とも比較をしてみましょう。
【土地あり】新築500万円の間取り
本体価格が500万円を扱うハウスメーカーの多くは、1R～1LDKの平屋を提供しています。
約17帖のLDKに、寝室が1部屋といったイメージです。
1人暮らし向けの生活スペースを確保できるけど、家族が2人以上になると手狭に感じるかも…。
子どもが増えるなら、あと1～2部屋は欲しいよね。
- 持ち物が多い
- 今後家族が増える
500万円台の家は1人暮らし向けなので、上記のような場合にはおすすめできる広さとは言えません。
【土地あり】新築1,000万円の間取り
500万円台の家から予算を上げて1,000万円の家を見ると、間取りの幅が一気に広がります。
- 平屋 1～3LDK
- 2階建て 2～3LDK
平屋の場合は、約16～18帖のLDKに6帖ほどの部屋を1～3つ確保できます。
本体価格が1,000万円になると、2階建ての家も建築可能です。
2階建ての主な間取りは、約14～16帖のLDKに6帖の部屋が2～3部屋ほどでしょう。
1,000万円の新築は、家族が増えたときでも夫婦の寝室や子ども部屋を確保できる広さとなります♪
土地ありで新築500万円の家を建てるメリット
500万円台の家を建てるメリットがいくつかあるので、ここでは4つ紹介します。
理想の家づくりの条件に当てはまるか、参考にしてみてください♪
メリット①光熱費を抑えられる
500万円台の格安な家は、一般住宅に比べて間取りが少ないため、光熱費を抑えられる可能性があります。
参考：総務省「家計調査報告」
家族が増えると、部屋の数だけ電灯やエアコンを使う機会が増えるため、必然的に光熱費が上がります。
500万円の家は1R～1LDKの広さとなるため、基本的には1部屋で過ごすイメージです。
1つの部屋で1日を過ごせば、光熱費も抑えられるね。
メリット②月々のローン返済額が少ない
500万円台の家であれば、ローンを組む場合、一般住宅よりも月々の返済額が少なく済みます。
3,000万円の借入を0.375%の金利を付けて30年間で返済する場合、月々の返済額は約8万円です。
500万円の借入であれば、月々約15,000円の返済額になるよ♪
月々の支払い額が少ない分、食事や趣味・旅行にお金を回せるね！
メリット③短期間で家が建つ
短期間で家を建てられる点も、500万円台という超ローコスト住宅のメリットの1つ。
格安で家を提供できる理由に「資材の大量一括仕入れ」があります。
ローコスト住宅は、ある程度の形や間取りが決められた「規格住宅」が多いため、仕入れる資材をあらかじめ大量に用意できるのです。
資材が決まっていれば建てる工程も統一できるので、短期間での建築作業が可能です。
メリット④老後の生活導線が楽になる
500万円台の間取りがコンパクトな家は、老後の生活導線が楽になります。
超ローコストな家は平屋が多いので、階段の上り下りが必要ありません。
また、部屋数もリビングと寝室のみとシンプルなので、生活における移動への負担も軽減できるでしょう。
老後まで長く住むことまで考えたら、生活導線は楽な方がいいよね！
土地ありで新築500万円の家を建てるデメリット
4つのメリットを紹介しましたが、500万円の超ローコスト住宅にはデメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を知ることで、500万円の家が理想に近いかどうかを把握できるでしょう。
デメリット①対応できるハウスメーカーが少ない
500万円台の新築を提供するハウスメーカーや工務店は、極めて少ないのが現状です。
ネット検索で見つかったとしても、全国対応してない会社がほとんどでしょう。
住んでいる地域によっては、そもそも500万円台の家を建てられない可能性があります。
過去には、全国展開の「タマホーム」が500万円台の家を扱っていましたが、期間限定であったため現在は終了しています。
▼タマホーム「550万円の家」の噂を調査しました！
デメリット②大手に比べて性能や品質が劣る
超ローコストな住宅を検討する場合、各設備の高性能・高品質は期待できないでしょう。
ハウスメーカーや工務店側も利益が必要だから、破格な家を提供するためには、設備のグレードを下げている可能性があるよ！
欠陥品じゃないけど、グレードは1番下かもしれないってことだね…。
外壁材やキッチン・トイレなどの設備をHPに載せている会社もあるので、建築を検討するときは事前に確認してください。
デメリット③メンテナンス費用がかかる
外壁や内装・各設備のグレードを下げている可能性から、高グレードなものよりメンテナンス費用がかさむことがあるでしょう。
事例として、外壁材で人気がある「サイディング」の耐久年数を比較します。
- 金属系サイディング 10～20年
- 木材系サイディング 15～30年
- 樹脂系サイディング 20～30年
- 窯業系サイディング 20～30年
金属系のサイディングは、樹脂系や窯業系に比べて耐久年数が劣ります。
耐久年数の低い資材を使うときには、短いスパンでメンテナンスが必要になると考えておきましょう。
外壁材と同じように、グレードの低い設備や資材は、将来のメンテナンス費用がかさむ傾向にあります。
デメリット④自由設計は期待できない
超ローコスト住宅は「規格住宅」が多いため、自由設計は期待できません。
付帯工事費や諸費用を含まないハウスメーカーもあるので、家の引き渡し時には500万円以上の費用がかかります。
さらに「自由な設計をしたい」からと間取りや設備のオプションを付ければ、一般住宅の価格と変わらなくなるでしょう。
超ローコスト住宅を検討するときは「決められたプランの中から家を選ぶのが基本」と覚えておいてください。
デメリット⑤条件付きの土地には建てられない
「防火地域」のように土地に条件が付く場合、500万円で家を建てるのは難しくなります。
防火地域とは「都市計画法」で定められた、火災被害を抑制するための厳しい決まりがある地域のことです。
参考：都市計画法
自分の土地が防火地域の場合、木造建築は基本的に建てられません。
耐火性能を高めるために不燃材料を資材に使うときは、500万円以上かかるかも…。
土地に条件があるなんて知らなかった…購入する前にしっかり調べなきゃいけないね！
新築500万円の平屋はこんな人におすすめ！
新築500万円の平屋は、以下の項目が当てはまる人におすすめです。
500万円の平屋がおすすめな人
- 家族が増える予定がない
- 月々の返済額を少なくしたい
- 土地にお金をかけたい
今後も家族が増える予定がない人には、コンパクトなつくりである500万円の家を選ぶのもありでしょう。
また、月々の返済額も少額なので、食事や旅行にもお金を使えます。
家より土地にお金をかけたい人にも、500万円の平屋がおすすめ♪
土地にお金をかけたいってどういうこと？よくわからない…。
家の価値は、建てた時点から次第に下がる傾向が多いですが、土地は高騰する可能性があります。
土地価格が高騰したときに売りに出す目的がある人は、家にかける資金は少額にする選択肢もあるでしょう。
500万円台で平屋を建てられるハウスメーカー
ここでは、500万円台の平屋を取り扱うハウスメーカーを2社紹介します。
格安で家を建てられる、貴重なハウスメーカーですよ。
ひら家IKI
| 本体価格 | 649万円（税込） |
| 主な間取り | 1LDK（LD17.75帖・洋室6帖） |
| 対応地域 | 群馬県・埼玉県・栃木県・茨城県・千葉県の一部 |
テレビでも紹介された「ひら家IKI」は、本体価格649万円で1LDKの平屋を提供しています。
他にも坪数別のプランが3つ。
- 19坪プラン 799万円
- 24坪プラン 919万円
- 27坪プラン 999万円
1番広い間取りで4LDKの平屋を建てられるので、低価格でも家族がゆったりと過ごせる空間を確保できます。
対応地域は5県と限られているよ！
安くて魅力的だけど、対象外になる人も多いね…。
楽ちん住宅
| 本体価格 | 553万円 |
| 主な間取り | 1R（LDK13帖） |
| 対応地域 | 千葉県 |
千葉県を拠点とする「楽ちん住宅」は、平屋を専門に扱うハウスメーカーです。
553万円のプランは13帖1Rの間取りなので、1人暮らし向けの平屋となります。
HP内には、本体価格553万円に土地代500万円と付帯工事費288万円を足して、総額1,341万円と記載されています。
モデルハウスの見学会も開催されているので、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
1,000万円以下で平屋を建てられるハウスメーカー
本体価格が1,000万円に上がると、間取りが広がるので家族が増えても安心です。
ここでは、1,000万円以内の家を提供するハウスメーカーを2社紹介します。
平屋だけでなく、2階建ての家を取り扱うハウスメーカーもありますので参考にしてみてください。
ヒラキハウジング
| 本体価格 | 880万円～（税込） |
| 主な間取り | 3LDK（LDK13帖・6～8帖を2部屋） |
| 対応地域 | 熊本県 |
熊本県にあるヒラキハウジングには「建つんです500」というプランがあり、880万円からの本体価格で3LDKの平家を建てられます。
一部の付帯工事費は本体価格に含まれますが、外構工事やガス・水道の引込工事は別途費用です。
対応地域は熊本市近郊と、一部の地域に限られます。
はなまるハウス
| 本体価格 | 957万円（税込） |
| 主な間取り | 2～3LDK（1階LDK 18帖・2階 6～8.5帖 3部屋） |
| 対応地域 | 埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県・福岡県 |
1,000万円以内の建築費用で3LDKを実現させる、はなまるハウス。
はなまるハウスは平屋だけでなく、低価格で2階建ての家を提供するハウスメーカーです。
格安住宅でも、2階建てを選べると寝室だけでなく子ども部屋も確保できるよ♪
部屋数が多いと、子どもが増えても安心だね。
はなまるハウスは、これまで紹介した3社と同様に対応地域が一部に限られています。
【まとめ】相見積もりで失敗しない家づくりを！
今回は、500万円の小さい平屋について解説しました。
500万円は破格ですが、実際に建てるとなるとデメリットもあります。
メリット・デメリットを把握したうえで、500万円の家を建てるかどうか検討しましょう。
理想の家づくりへの近道は、さまざまなハウスメーカーや工務店のプランを比較すること。
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相見積もりが大事なのはわかるけど、1社ずつ連絡するのは時間がかかって大変…。
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当記事を読んで、「やっぱり家づくりに関して、1から考え直してみようかな…」という方もいるでしょう。
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