「1000万円台でマイホームが建てられる」
コストが抑えられると、近年注目が集まっているローコスト住宅。
しかし、費用ばかりに気を取られて、住んでから後悔する人が多いです。
- 費用は抑えられるけど、満足のいく家づくりができなかった。
- 理想を追い求めすぎて、結局予算オーバーしてしまった…
- 予算内に建てられてけど、メンテナンスにお金がかかる!
ローコスト住宅はやめておいたほうがいいのかな?
ローコスト住宅が「ダメ!」というわけではないよ!
費用ばかりを気にしすぎて、ローコスト住宅の特徴を把握していないことが後悔の原因です。
今回は、SNS総フォロワー20万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が「ローコスト住宅のよくある後悔と失敗しないための注意点」を紹介します。
この記事を読めば…
- ローコスト住宅で後悔したポイントがわかる!
- 失敗しないための注意点がわかる!
- 後悔しない家づくりができる!
ローコスト住宅で後悔しやすいポイントがわかれば、事前に対策することができます。
失敗しないための注意点を把握し、後悔のない家づくりを目指しましょう。
そもそもローコスト住宅とは?
ローコスト住宅とは、その名のとおり低価格な住宅のこと。
大手ハウスメーカーや工務店など、多くの住宅企業が販売しています。
価格の指標としては、建物の価格が1,000万円台になることが多いです。
一般的な注文住宅の価格は、2,000万円台後半になる傾向にあります!
ローコスト住宅なら、半額程度で家を建てられるんだね。
ローコスト住宅は低価格で家を建てられることから、若い世代からの人気が高まっています。
ローコスト住宅が安い3つの理由
ローコスト住宅は、なんでそんなに安くできるんだろう…?
ローコスト住宅が安いのには、理由があります。
ここでは、ローコスト住宅が安い3つの理由を紹介しました。
- 規格を統一させているから
- 安価な資材や設備を利用しているから
- 経費削減に力を入れているから
①規格を統一させているから
ローコスト住宅では、従来の注文住宅と異なり、自由に内装や外装を決めることができません。
すでに規格化された新築住宅を購入するイメージで良いでしょう。
ただし完全に自由がないわけではなく、オプションで追加したり、自由に選べたりする部分もあります。
基本的には、シンプルなつくりの家になります!
すでに規格が決まっているから、その分のコストを削れるんですね。
中には、ローコスト住宅でも比較的自由度の高い”注文型”の住居もあります。
②安価な資材や設備を利用しているから
ローコスト住宅では、グレードの低い建材が使われる傾向にあります。
高級な建材に比べると老朽化しやすく、メンテナンス費用がかかる可能性もあるでしょう。
また、浴槽やトイレなどもシンプルで、最低限の機能を備えたものになることが多いです。
ただし、グレードが低いと言っても欠陥ではありません。
③経費削減に力を入れているから
ローコスト住宅は、あらゆるコストを徹底的に削っています。
たとえば、広告費や人件費。
CMのように大々的な広告は打たず、費用の安いネットで広告をかけたり、自社工場で建材をカットしたりと、さまざまな工夫が施されているのです。
上記を踏まえて、絶対に知っておくべきローコスト住宅で後悔したポイントをチェックしていきましょう。
ローコスト住宅で後悔したこと【7選】
ローコスト住宅の1番の売りは、「価格の安さ」です。
価格の安さに気を取られ、ローコスト住宅の特徴を把握せず、後悔したという声をよく耳にします。
家づくりで後悔したくないから、ローコスト住宅はやめておこうかな…
後悔するポイントを把握しておけば、事前に対策できるよ!
今回は、ローコスト住宅で後悔したポイントを7つ紹介します。
- オリジナリティがない
- オプションを追加しすぎて予算オーバー
- 安全性に不安がある
- メンテナンスにお金がかかる
- 住宅の性能に満足できなかった
- アフターサービスに不安がある
- 理想のマイホームにできなかった
ローコスト住宅で後悔しやすいポイントを把握して、失敗や後悔を回避しましょう!
ローコスト住宅以外でも、マイホームを建てて後悔したという人は少なくありません。
よくあるマイホームの後悔ポイントと失敗しないための注意点をコチラの記事でまとめています▼
ローコスト住宅の後悔①オリジナリティがない
ローコスト住宅は、規格化されている住宅が大半です。
ローコスト住宅は、自由度の高い一般的な注文住宅とは異なり、選択肢の中から選ぶ「セミオーダーの注文住宅」に似ています。
自分で自由に選ぶことはできないの?
自由に選べる部分もありますが、すべて自由に選べるのはフルオーダーの注文住宅だけです。
ローコスト住宅は、間取りや設備をシンプルにすることで費用を抑えているよ!
ローコストに抑えるために、間取りや建材などの選択肢が限られ、設備などもグレードが低いものが標準仕様となっています。
そのため、似たような安っぽい家になると、後悔する人が多いです。
建築基準法を満たしていなければ、住宅を建てることはできません。
価格が安くても、欠陥住宅ではないので安心してください。
ローコスト住宅は、内装から外装にいたるまで、最大限にコストカットをしています。
シンプルすぎて簡素なイメージを持つ人もいますが、逆にシンプルで住みやすいと考えている人もいます。
シンプルなら、住んでから自分でアレンジしやすいね!
マイホームに強いこだわりがある人、高級感のあるマイホームにしたい人には、ローコスト住宅では満足できないかもしれません。
ローコスト住宅の後悔②オプションを追加しすぎて予算オーバー
ローコスト住宅では、標準設備が必要最低限なことが多いです。
デザインや設備、間取りをこだわる場合は、グレードアップやオプションの追加ができます。
オプションを追加して、オリジナリティを持たせたい!
オプションは、プラスで費用がかかるよ!
オプションを追加すればするほど、費用がかさみます。
せっかく価格の安いローコスト住宅を選んだのに、オプションのせいで予算オーバーしてしまったと後悔する人は少なくありません。
設備や建材の変更など、標準仕様の範囲内であれば、ローコストで済みます。
オプションやグレードをあげる場合は、譲れない部分だけにするといいですよ。
ローコスト住宅は規格化されている部分が多いです。
自由度の高いフルオーダーの注文住宅と、同じように選択できると思わないよう注意してください。
ローコスト住宅の特徴、価格が安い仕組みについては、コチラの記事で解説しています▼
ローコスト住宅の後悔③安全性に不安がある
安く建てられるのはうれしいけど、地震とかの災害時でも安全なの?
価格の安いローコスト住宅では、安全性に不安を抱いている人が多いです。
- 安かったけど、耐震性が不安だから、普通の注文住宅にすればよかった…
- 地震だけじゃなくて、水害や火事の場合も心配!
- 一般的な注文住宅と安全性に違いがあったらどうしよう?
ローコスト住宅は、欠陥住宅ではありません。
耐震性や耐火性などについては、建築基準法を満たした住宅になっています。
基準を満たしているなら、安心だね!
ただ、ローコスト住宅の場合、最低限の基準を満たすレベルの性能の場合が多いです。
地震や災害の多い地域に住んでいる場合、最低限の基準では心配という人が多いね。
建築基準法に則って建てられているローコスト住宅でも、必ずしも耐震性に優れているとは言い切れません。
自然災害が心配な人は、土地購入の時点でハザードマップを気にておきましょう。安全な土地を選ぶことをおすすめします。
一般的な注文住宅の中にも、耐震性や耐火性、耐久性の低い住宅はあります。
住宅の安全性を高めたい場合は、依頼するハウスメーカーや工務店に相談するといいですよ。
ローコスト住宅の後悔④メンテナンスにお金がかかる
ローコスト住宅ではコストを抑えるために、グレードの低い建材や資材を利用しています。
粗悪品じゃないなら安心だね!
粗悪品でなくても質の高い資材に比べると、寿命が短く、短期間で取り替えなければいけないケースが多いです。
初期費用を抑えられても、修繕費などで余分にお金がかかってしまう場合もあるよ!
修繕費だけでなく、設備のメンテナンスにも費用がかかり、一般的な注文住宅よりも高くついてしまい後悔したというケースも少なくありません。
必要最低限のグレードにしている場合、各設備の寿命も短く、メンテナンス期間が一般的なものより短くなる可能性があります。
ローコスト住宅では、アフターサービスやメンテナンス保証が手薄という会社もあります。
ローコスト住宅でなくても、住宅を建てる場合、アフターサービスやメンテナンス保証などの期間や範囲を確認しておくといいですよ。
ローコスト住宅の後悔⑤住宅の性能に満足できなかった
ローコスト住宅は、必要最低限の性能でつくられていることが多いです。
中には、実際に住んでみると住み心地が悪く、住宅の性能で後悔してしまう人も…。
- 思ったよりも寒い…
- 風通しが悪い…
- すぐにカビが生える…
- 光熱費が高くついた…
快適に過ごせないのはつらい…!
住む上で「断熱性」「換気」「気密性」は大切です!暮らしやすさに直結する性能には、妥協しないようにしましょう。
ローコスト住宅の後悔⑥アフターサービスに不安がある
ローコスト住宅は一般的な注文住宅と比べて、アフターサービスも必要最低限の場合が多いです。
中には、アフターサービスがついていないことも…。
アフターサービスがないのは不安…!
一生モノの買い物となる住宅では、この先トラブルが起きる可能性もあるでしょう。
トラブルが起きたときにアフターサービスがないと、修理に高額な費用がかかったりメンテナンスできなかったりと、損してしまうかもしれません。
せっかくローコスト住宅にしても、修理費用で高くなってしまうケースもあるんです。
また、ハウスメーカーの経営状況も確認しておきたいところ。
ローコスト住宅をウリにしている企業は、薄利多売になっている場合もあります。
その結果、経営状況が悪化して倒産してしまい、アフターサービスが受けられなくなることも考えられるでしょう。
ローコスト住宅じゃなくても、経営状況があやしいメーカーには注意しましょう!
ローコスト住宅の後悔⑦理想のマイホームにできなかった
ローコスト住宅の大半は、規格化されている住宅です。
デザインや間取り、設備など、限られた選択肢の中から、選ぶようになっているよ!
ローコスト住宅では、自分好みのデザインや間取りにできなくて後悔する人もいます。
せっかくのマイホームなのに、好きなように決められないのは嫌だな…
ローコストを実現するために、シンプルなデザインや間取りに統一されていることが多いです。
こだわりや希望が強い場合は、オプションで変更が可能な場合もあります。
しかし、オプションを追加してしまうと、費用が高くなってしまいます。
予算を取るか、希望を取るかで悩む人が多いよ!
予算も希望もどちらも譲れないという人は、こだわりたい部分はオプションを取り入れ、そのほかでコストを抑えるとバランスを取ることができます。
ローコスト住宅で後悔しないための注意点
コストはできるだけ抑えたいけど、理想も詰め込みたい!
ローコスト住宅で費用を抑えてマイホームを建てる場合でも、できるだけ理想通りの家にしたいと思う人は多いです。
理想を詰め込みすぎて、予算オーバーし、後悔することも…!
ローコスト住宅で後悔しないよう、注意点を紹介していきます。
- トータルコストで考える
- ライフスタイルに合っているか考える
- 優先順位を決めておく
- 複数社と比較する
- 余裕をもって資金計画を立てる
注意点を抑えておけば、ローコスト住宅を採用しても失敗や後悔を防ぐことができます。
ローコスト住宅の注意点①トータルコストで考える
ローコスト住宅は一見安く感じますが、最終的なコストを考えると一般的な注文住宅と変わらないケースもあります。
初期費用だけでなく、トータルでかかるコストを考えましょう。
そのためにも、まずは相場を把握しておくことが大切です。
- 住宅の初期費用
- 将来的なメンテナンス費用
- アフターサービスの内容や期間
このあたりを総合的に考え、判断することをおすすめします。
もちろん、同じ価格でもメーカーによって品質の違いはありますので、複数の企業を比較するのが前提です。
メンテナンスの費用もしっかり考えないとね!
ローコスト住宅の注意点②ライフスタイルに合っているか考える
家を建てる前には、家族のライフスタイルに合っているか考えることが大切です。
家族の人数に対して部屋が少なかったり、キッチン周りが不便だったりすると、後悔につながるかもしれません。
自分たちが実際に暮らすイメージをした上で、決めるようにしましょう。
家は一度建てると間取りを変えるのが難しいので、よくイメージしてから判断してください!
また、現在だけでなく将来的なライフスタイルも考えましょう。
- 子どもは何人になるのか
- 老後の生活もできそうか
- 子どもが巣立った後の暮らし方
「将来のことはわからない!」という方も多いと思いますが、具体的な想像をしてみるだけで後悔する可能性を限りなく減らせます。
ローコスト住宅の注意点③優先順位を決めておく
せっかくのローコスト住宅なのに、オプションを追加しすぎて予算オーバーしちゃった…
ローコスト住宅に限らず、理想を詰め込みすぎて、予算オーバーしてしまう人が多いです。
譲れない点やこだわりたい部分など、優先順位を決めておこう!
優先順位を決めておけば、理想を詰め込みすぎることもなく、予算オーバーを防ぐことができます。
マイホームを建てる上で、譲れない点、妥協できる点を明確にしておくと、家づくりがスムーズに進みます。
家族で話し合い、マイホームに求める条件の優先順位を決めておきましょう。
譲れない点、こだわりたい部分を明確にしておくと、後悔を防ぐことができます。
失敗や後悔、予算オーバーしないためにも、優先順位を決めておくことをおすすめします。
ローコスト住宅の注意点④複数社と比較する
ローコスト住宅は、会社選びが重要です。
ローコストといっても、価格の相場を知らなければ、安いか高いか判断することができません。
安いと思っていたら、相場より高かったなんてことも…!
相場を知るためにも、複数社に見積もりを依頼して、比較検討することが大切です。
ここがいい!って思っても、ほかの会社と比較したほうがいいんだね。
複数社を比較するのであれば、一括資料請求がおすすめです。
ローコスト住宅は、大手ハウスメーカーや全国の工務店で展開されています。
会社によって、標準仕様や設備、得意なデザインなどが異なります。
一括資料請求をすれば、マイホームに求める条件に合う会社を見つけることができます。
無料の一括見積もりサイトなら、自宅にいながら、複数社の見積もりが手に入ります。
最低でも3社以上は比較して、自分の理想に近いローコスト住宅を選びましょう。
見積もり比較をして、マイホーム費用を抑える方法はこちらの記事で紹介しています。
ローコスト住宅の注意点⑤余裕をもって資金計画を立てる
家という大きな買い物をするのだから、多少予算オーバーしてでも、納得のいく家づくりをしたいと思う人がほとんどです。
しかし、ギリギリの予算、予算オーバーしてまで、家を建てるのはおすすめしません。
予定よりも多く、住宅ローンを借りちゃったけど、大丈夫かな?
限度額ギリギリまで住宅ローンを借りてしまうと、日々の生活が苦しくなる場合があります。
余裕をもって資金計画を立てよう!
マイホームを建てる場合、総工事費を予算の9割程度にとどめておくと、予定外の出費にも対応できます。
諸費用を計算しておらず、予算オーバーしてしまうケースもあります。
資金計画は余裕をもつことが大切です。
将来、住宅ローンの返済で苦労しないために、自分のライフスタイルに合わせて無理のない返済計画を立てましょう。
自分で資金計画を立てるのは、大変そう…
資金計画なら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめだよ!
ファイナンシャルプランナーは、住宅ローンの返済や資金運用など、お金とライフプランについての相談に乗ってくれます。
資金計画が不安な人は、コチラの記事で悩みを解決することができます▼
【ローコスト住宅】家づくりで後悔しないために…
ローコスト住宅で後悔したポイントについて紹介しました。
- オリジナリティがない
- オプションを追加しすぎて予算オーバー
- 安全性に不安がある
- メンテナンスにお金がかかる
- 住宅の性能に満足できなかった
- アフターサービスに不安がある
- 理想のマイホームにできなかった
よくある後悔ポイントを把握して、事前に対策をしておきましょう。
ローコスト住宅で後悔しないためには、注意点も抑えておこう!
- トータルコストで考える
- ライフスタイルに合っているか考える
- 優先順位を決めておく
- 複数社と比較する
- 余裕をもって資金計画を立てる
ローコスト住宅の後悔ポイントや後悔しないための注意点を考慮して、後悔のない家づくりをしてくださいね。
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家づくりについてわからないことだらけ…
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