家全体を快適な温度に調整できる全館空調。「快適なマイホームにしたい」と採用する人が多いです。
住み心地がよくなりそうだけど、ネット上では”後悔した”っていう口コミもあるし、やめたほうがいいのかな？
全館空調は快適だけどコストもかかるから、やめたほうがいいと感じる人の理由を踏まえて導入を検討するのがおすすめだよ！
そこで今回は、Instagramのフォロワー数30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が、【全館空調をやめたほうがいい】といわれる7つの理由を解説します。
さらに、”つけて良かった”といわれる理由や、導入する際に後悔しないために押さえるべきポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
自分のライフスタイルに合う住宅設備がわからず、お悩みではありませんか？
全館空調もそうだし、太陽光パネルとか住宅設備って多すぎてどれがライフスタイルに合うかわからない…。
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【結論】すべての人が全館空調をやめたほうがいいわけではない
全館空調ってやめたほうがいいの？
結論からいうと、すべての人が全館空調をやめたほうがいいわけではありません。
全館空調の特徴やコスト面を把握したうえで、理想のマイホームになると判断したなら、導入するべきですよ！
たとえば、以下のような人に全館空調はおすすめです。
- 室内の温度差によるストレスを無くしたい
- トイレや浴室が寒いのはストレスになる
- 家の寒暖差による家族の健康面が気になる
- 寒くて朝起きられないのをどうにかしたい
- 真夏に帰宅したら家の中がモワッとしているのがイヤ
絶対やめたほうがいいわけではなく、自分のライフスタイルに合わせて判断するといいんだね！
当記事でも『後悔しない全館空調の採用基準』を紹介しています。
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【全館空調はやめたほうがいい】といわれる7つの理由
「やめたほうがいい」と全館空調に否定的な人がいるのはなぜだろう？
ここでは「全館空調はやめたほうがいい」といわれる、以下7つの理由を紹介します。
導入して後悔しないために、全館空調をやめたほうがいい理由も、判断材料にしてくださいね！
それでは、1つずつ解説していきます。
理由①エアコンよりもコストがかかるから
全館空調は、エアコンよりもコストがかかります。
エアコンと比べて初期費用もランニングコストも高いため、「全館空調はやめたほうがいい」という人も。
ただでさえ家づくりお金かるし、コストがかかるならやめたほうがいいかな…
たとえば、電気代は以下の方法で抑えることが可能。
- 複数のハウスメーカーを比較・検討する
- 室温を夏は高く冬は低く設定する
- 定期的にフィルターを掃除する
- 太陽光発電を併用する
全館空調は工夫をすれば、初期費用も抑えられますよ！
以下の記事では、『全館空調の初期費用やメンテナンスコストを抑える方法』を詳しく解説しているので、参考にしてください▼
理由②部屋ごとの温度調節ができないから
家全体の温度を一定に保つという全館空調のメリットが、以下のようにデメリットに感じる人もいます。
- 家族内で体感温度に大きな差がある
- 部屋ごとに温度設定を変えたい
家族で寒がりな人暑がりな人がいる場合は、全館空調が暮らしに向かないかもしれません。
体感温度は人それぞれだから仕方ないよね。
家族内で体感温度に差がある人は、部屋ごとに温度調節できる全館空調を選ぶとよいでしょう。
とはいえ、ハウスメーカーごとに異なる、全館空調の機能を把握するのは難しいはず。
以下の記事では、全館空調を導入できるハウスメーカーおすすめ15選を紹介しています。
部屋ごとに温度調節が可能な全館空調を導入できるハウスメーカーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください▼
理由③急激な気温の変化に対応できないから
全館空調は温度調節に時間がかかるため、急激な外気温の変化に対応できません。
家全体の空調を1台の空調で管理するので、急激な気温変化が起こると対応するのに時間がかかることも…。
エアコンみたいに部屋をすぐに冷やしたり、暖かくしたりできないんだね。
さらに、常に空調を稼働させているので、朝晩で寒暖差がある日に切り替え忘れて昼間も暖房で稼働していたなんてことも…！
冷暖房の運転切り替えが手間だと感じる人は、全館空調をやめたほうがいいでしょう。
最近では、自動運転切り替えつきの全館空調や、人を感知して空調の効きを調節する機能がついた製品も販売されています。
冷暖房の切り替えを忘れがちになりそうな人は、自動調節機能がついた全館空調を検討してみてください！
理由④空気が乾燥しやすいから
「全館空調は、空気が乾燥しやすいからやめたほうがいい」という声もあります。
常に冷暖房が稼働していて空気の循環もしているので、冬はとくに乾燥が気になるかもしれません…。
当メディアの調査では、乾燥について以下の声が見られました。
- 冬はとくに乾燥がすごい！
- 乾燥するから喉が痛くなる
- 加湿器がないと過ごせない…
そのほかにも、加湿器を導入したり、洗濯物を室内に干したりなどの対策もおすすめ！
空気が乾燥しているから、洗濯物が乾きやすいのはメリットだね！
理由⑤故障すると空調が一切使えなくなるから
全館空調は1台の空調機で家全体を管理しているため、故障すると冷暖房が一切効きません。
修理には時間がかかるの？
故障の状態により修理に時間がかかる場合もあります。
| 故障内容 | 修理期間の目安 |
|---|---|
| フィルター詰まり センサー不良など軽微な故障 | 即日～2日程度 |
| モーターや基板など部品の交換 | 3日～1週間程度 |
| 室外機の故障 コンプレッサー交換 | 1～2週間以上 |
| ダクトの破損や漏れ | 1～2週間程度 |
真冬や真夏に故障したら、全館空調を導入したことを後悔しそうだね…。
故障に備えて、扇風機やホットカーペットなど、ほかの冷暖房器具を用意しておくといいよ。
理由⑥一生使えるわけではないから
全館空調は、一生使えるわけではありません。
ほかの家電製品と同様、全館空調にも寿命があります。
交換費用は、100万円以上！
交換のタイミングで、初期費用とほぼ同額のコストがかかると想定しておきましょう…。
エアコンも長年使用すると交換する必要がありますが、全館空調と比べるとコストは安く済みます。
交換費用も含め、コストが負担に感じる人は、全館空調の導入をやめたほうがいいかもしれません。
交換費用のことを知らずに全館空調を導入すると「後悔するからやめとけ」っていいたくなるよね…。情報収集って大事！
理由⑦ダクトの掃除ができないから
全館空調はダクトが掃除できないため、やめたほうがいいといわれるケースもあります。
基本的に、ダクトをとおる空気はフィルターを通過しているのできれいではあるものの、少しずつ汚れが蓄積されます。
とくに、メーカーで推奨されている時期にフィルターを定期交換しなければ、汚れが溜まりやすくなるでしょう…。
徐々に汚れてきて、においがし始めたらイヤだな…。
全館空調の交換時期が先だったり、フィルターを交換してもにおいが気になったりする場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
最近は、空気清浄機能やフィルター自動掃除機能など、空気環境を改善できる全館空調を導入できるハウスメーカーも増えてきましたよ！
どこで家づくりすれば、自分に合った全館空調を導入できるんだろう？
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【全館空調をつけて良かった】といわれる5つの理由
”やめたほうがいい”といわれることもある全館空調ですが、一方で高い評価も多いです。
ここでは、”全館空調をつけて良かった”といわれる理由を、以下5つ紹介しますね！
それぞれ詳細を見てみましょう。
良かった理由①家全体が常に快適な温度に保たれるから
「全館空調をつけてよかった」といわれる一番の理由は、家全体が常に快適な温度に保たれるからです。
家全体に空調が常に循環しているので、どの部屋にいても快適に過ごせるでしょう。
当メディアの調査でも、以下のような喜びの声が寄せられました。
- 廊下もトイレも涼しくて快適！
- 夏の入浴後も汗をかかない！
- 家に帰ってきた瞬間から暖かいので過ごしやすい！
快適な温度に保つのに、各部屋のエアコンを常に稼働させておくのは現実的ではありません。
その点、全館空調を1台導入するだけで、家全体が常に快適な温度になりますよ！
帰った瞬間からどこにいても、快適なマイホームって理想の暮らしだね！
良かった理由②室内の空気がきれいに保たれるから
全館空調のおかげで室内の空気がきれいに保てて、子どものアレルギーの心配が減ったという声もありますよ！
通気口とダクトをつうじて換気もできるので、窓を開ける必要もなく、花粉が入る心配もありません。
製品によっては、以下の機能がついているケースも。
- 空気清浄機能
- 脱臭機能
- 除菌機能
製品によっては、PM2.5の侵入を防いだり、フィルターについた新型コロナウィルスを除去したりするものもあります。
黄砂や花粉の時期でも、窓を開けずにきれいな空気を循環させられて快適に過ごせそう！
良かった理由③身体への負担を軽減できるから
近年よくニュースで聞く、ヒートショックの予防にもなりますよ！
ヒートショックとは、急激な気温の変化で血圧が上下し、心臓や血管などに大きな負担がかかる現象のこと。
心筋梗塞や脳卒中、大動脈解離を引き起こし、最悪の場合は死亡することもある恐ろしい現象です。
ヒートショックは、とくに冬場の入浴時やトイレへの移動時など、体温の変動が生じるタイミングで引き起こしやすいといわれています。
家全体の温度を一定にできる全館空調なら、ヒートショックの予防につながるね！
とくに、ヒートショックを引き起こしやすいといわれる、体温調節機能が低下している高齢者、体温調節機能が未発達な赤ちゃんがいる家庭に全館空調はおすすめです。
良かった理由④家全体のデザイン性が高まるから
全館空調をつけると、家全体のデザイン性が高まります。
空調設備が家のデザイン性に関係するの？
全館空調で設置する機器は基本的に1台のみ。
部屋ごとにエアコンを設置しなくて済むため、見た目のスッキリした室内になります。
全館空調で室内のデザイン性が高まった例は、以下のとおり。
- 空調機器が露出していないため、自然素材の内装に統一できた
- 天井吹き出しエアコンと間接照明を組み合わせたカフェスタイルを実現できた
- 美しい質感の床材と壁紙にこだわったので、空調機器で台無しにならずに済んだ
空調機器が露出しないため、こだわりのインテリアが台無しにならないのはもちろん、吹き出し口を利用したオシャレなデザインもできますよ！
また、全館空調は基本的に室外機が1台しか必要ないで、外観もスタイリッシュになります。
家全体が快適な温度になるだけだと思ってたけど、室内も外観もデザイン性が高まるんだね！
良かった理由⑤間取りの自由度が高まるから
「全館空調のおかげで、間取りの自由度が高くなった」という声もあります。
各部屋にエアコンを設置する場合、室外機の取りつけ位置を考慮して間取りを決めなければなりません。
さらに、冷暖房効率も考慮して、部屋の大きさを決めるのが一般的。
当メディアの調査では、全館空調を導入した際の間取りについて、以下のような声が寄せられました。
- 空調の効きを気にしない、開放的な間取りを実現できた
- 憧れの勾配天井とリビング階段を採用できた
全館空調にすることで、あこがれの間取りを叶えられる可能性も高まるんだ！
全館空調を採用する際に後悔しないためのポイント
メリットもデメリットもある全館空調。
どれも決め手に欠け、導入の基準を判断できない人もいるでしょう。
ここでは、全館空調を採用して後悔しないために押さえるべきポイントを、以下3つ解説します。
全館空調を採用しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント①予算とコストを比較する
そのため、採用を検討する際は、予算とコストを比較しましょう。
予算内で全館空調を導入できないのであれば、後悔につながるのであきらめたほうがよいかもしれません。
予算オーバーは、家づくりでよくある後悔のひとつなので、よほど魅力を感じていない限りを見送ったほうがよいでしょう。
- 全館空調の導入にいくらかかるのか
- 自分の予算で理想的な全館空調を導入できるのか
- コストをかけて全館空調を導入する魅力を感じるか
導入に関する上記の悩みを解決するには、複数のハウスメーカーと比較してから決めるのがおすすめ。
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全館空調を採用するか判断ができるよう、予算はしっかり決めておきましょう。
予算ってどうやって決めればいいの？
自分で資金計画を立てるのが難しい人は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー（FP）への相談がおすすめです。
FP相談は『無料のFP相談を徹底比較！おすすめのFP相談5選』にておすすめのサービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント②全館空調の特徴を把握する
全館空調の良し悪しがわからなければ、導入すべきか判断できません。
判断できるよう、全館空調の特徴やメリット・デメリットを把握しておきましょう。
メリットだけでなく、デメリットも把握したうえで全館空調を導入するのが、後悔しない秘訣ですよ！
以下の記事では、全館空調のメリット・デメリットを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください▼
ポイント③ライフスタイルとの相性で判断する
全館空調の良し悪しを把握したら、自分のライフスタイルに合っているかどうか考えてみましょう。
全館空調を導入することで望みが叶ったり、悩みが解決したりする場合は、ライフスタイルとの相性がよいといえます。
一例として以下のような人には、全館空調はおすすめ！
- 花粉症の人
- ペットを飼っている人
- 高齢者や小さい子どもがいる家庭
- ハウスダストに敏感な人がいる家庭
- 室内の温度差でストレスを感じたくない人
一方で、全館空調にメリットを感じずコストばかりがかかってしまう場合は、全館空調をやめたほうがいいでしょう。
- 使わない部屋が多い人
- 仕事で家を空ける時間が多い人
- 家族間で体感温度に差がある家庭
- 空調にお金をかけたくない人
ライフスタイルを加味せずに全館空調を導入して、コストをムダに感じて後悔する人もいますよ…。
高額な設備だし、しっかり考えて検討したほうがいいね…。ほかに後悔しがちなポイントはないの？
以下の記事では、全館空調の後悔ポイントと解決方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください▼
全館空調に関するよくある質問
ここでは、全館空調に関するよくある質問を紹介します。
それぞれ詳細を見てみましょう。
電気代が高すぎると聞くけど1ヶ月どのくらい？
結論、全館空調の電気代は使用状況や家の大きさなどによって、大きく異なります。
全館空調に関する当メディアの独自調査で、一番多かった回答は以下のとおり。
- 月平均15,000円
- 真夏・真冬で15,000円超える程度
- 春秋で10,000円程度
家族人数や稼働時間にもよりますが、1ヶ月の電気代が最高40,000円以上だったと答えた人も…
全館空調はカビが生えやすい？
結論、全館空調自体に、カビが発生しやすい環境はありません。
各部屋にエアコンを設置する場合でも、以下の条件がそろうとカビが発生しやすくなります。
- 湿気が多い場所（60〜80％）
- ゴミ・ホコリ・皮脂などで汚れた環境
- 日当たりや風通しの悪い場所
- 25〜30℃前後の室温
全館空調のカビが気になる人は、こまめに点検・メンテナンスを依頼して見てもらいましょう！
全館空調はゴキブリが出やすい？
全館空調自体の特徴が原因で、ゴキブリが発生しやすくなることはありません。
清掃不足が原因の害虫発生リスクは、全館空調に限ったことではないですよね！
気になる人は、定期的な清掃やメンテナンスをおこない、害虫の発生リスクを抑えましょう。
全館空調の稼働音は気になる？
エアコンよりも大きな機器になるため、稼働音が気になるケースもあるでしょう。
とくに、本体に近い部屋は運転音が気になる可能性が高いので、間取りの対策をするのがおすすめ。
そのほか、稼働音に懸念がある人は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 低騒音設計の全館空調システムを選ぶ
- 空調機を吸音材入りのボックスで囲う
- 防振ゴム・パッドなどで空調機の振動を抑える
全館空調の稼働音に懸念がある人は、ハウスメーカーの担当者に上記の対策を検討していることを相談してみてください！
複数社を比較して自分に合った全館空調を採用しよう
本記事では、全館空調は「やめたほうがいい」「つけて良かった」といわれる理由を紹介しました。
重要な点をおさらいしましょう！
全館空調の”やめたほうがいい”と”つけて良かった”といわれる理由を比較しやすいように、以下にまとめてみました。
やめたほうがいい
といわれる理由
つけて良かった
といわれる理由
上記を見てメリットが多いと感じる人は、採用したほうが快適なマイホームになるでしょう。
全館空調を採用するか悩んだら、以下の採用基準を参考にしてみてください。
複数社の資料を並べて、具体的な特徴を比較するとコスト面や機能面を含めた自分に合った全館空調を判断できますよ！
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