ローコスト住宅のデメリットとは？安い理由や6つのメリット、向いている人の特徴も解説

「ローコスト住宅って安いけど、品質や性能に問題はないの？」

「安っぽい家にしかならなさそうで心配…」

「自由に決められるの？思い通りの家づくりにできるの？」

このようにお悩みではありませんか？

購入しやすい注文住宅として人気のローコスト住宅。

費用を抑えられるのはありがたいですよね。

しかし、品質や性能やデザインなどに不安を抱いている人も多いです。

費用を抑えて家を建てられるというメリットよりも、デメリットが気になるという人が多いです。

ローコスト住宅を採用するかどうか悩んでいる人は、メリットとデメリットを比較しましょう。

今回は、SNS総フォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」（@the_room_tour）が『ローコスト住宅の特徴、メリットとデメリット』について解説します。

理想のマイホームを手に入れたいけど、なるべく費用は抑えたいという人はローコスト住宅を検討してみてください。

諦めかけていたマイホームを実現できるかもしれません。

ローコスト住宅とは

ローコスト住宅とは、一般的な住宅に比べて安い価格で建てられる住宅のことです。

一般的に、総額1,000万円台で建てられる住宅のことをローコスト住宅と呼んでいます。

しかし、「〇〇万円以内で建てられればローコスト住宅」という、明確な定義はありません。

価格が安いことに不安を抱く人もいるかもしれません。

住宅を建てるには、建築基準法を満たしていなければ、建てることはできません。

ローコストといっても、性能を落として安く住宅を建てるのは法律的に不可能です。

価格が安いからといって、欠陥住宅ではありません。

マイホームを建てる際に、建築費用を抑えたい人は、ローコスト住宅を検討してみるといいですよ。

ローコスト住宅はなぜ安い？

ローコスト住宅の価格が安い大きな理由は、以下の4つです。

• 材料費の削減
• 人件費の削減
• 広告・宣伝費の削減
• デザイン・設計費の削減

ローコスト住宅は、デザインや間取りを規格化することで、デザイン費・設計費を抑え、作業の合理化により人件費を抑えています。

また、ローコスト住宅は、間取りや外装などをできるだけシンプルにすることで、コストを削減しています。

ローコスト住宅の価格が安い仕組みについては、コチラの記事で詳しく解説しています▼

1,000万円台でマイホームが手に入る！？ローコスト住宅とは？価格が安い仕組みと注意点を徹底解説！マイホームを建てたいけど、予算はなるべく抑えたいという方にぴったりなのがローコスト住宅です。1,000万円から建てられるのは魅力的ですがなぜそんなに安くできるのか？ローコスト住宅の注意点は何か？解説していきます。...

ローコスト住宅のデメリット

建築費用が抑えられるローコスト住宅のデメリットは以下の通りです

後悔のない家づくりをするためにも、ローコスト住宅のデメリットを把握しておくことが大切です。

デメリット①自由度が低い

ローコスト住宅は、コストを抑えるために規格化されていることが多いです。

間取りや設備、建材などは、決められた選択肢の中から選ぶ仕組みになっています。

ローコスト住宅は規格化されている部分も多く、一般的な注文住宅に比べると自由度が低いです。

コストを抑えている分、自由度が低くなっています。

選択肢の中から決められない場合は、オプションやグレードで変更が可能です。

ローコスト住宅は、一般的な注文住宅よりも自由度が低いです。

マイホームへのこだわりが強い人は、ローコスト住宅で、満足のいく家づくりをするのは大変かもしれません。

デメリット②見栄えや性能が劣る可能性がある

ローコスト住宅では価格を抑えている分、外装や間取り、建物のデザインなどがシンプルなものが多いです。

ローコスト住宅では、見栄えだけでなく、性能も劣る場合があります。

ローコスト住宅では価格を抑えるために、1番グレードの低い設備が標準プランになっていることがほとんどです。

グレードの高いものと比べてしまうと、やはり質感や性能は劣ります。

見栄えはシンプルなものが、性能も必要最低限でいいという人は、ローコスト住宅を採用しても問題ありません。

デメリット③結果的に割高になるケースもある

ローコスト住宅では、設備のグレードをアップしたり、間取りやデザインをこだわりたい場合は、追加オプションになります。

その場合、追加費用がかかり、結果的に割高になるケースもあります。

ローコスト住宅の最大のメリットは、価格の安さです。

オプションを追加しすぎてしまうと、ローコスト住宅を選んだ意味がなくなってしまいます。

こだわりたいポイントが多い場合は、ローコスト住宅で家を建てるのは向いていないかもしれません。

デメリット④ アフターサービスや保証が不十分な場合がある

ローコスト住宅では、大手ハウスメーカーの注文住宅と比べて、アフターサービスや保証期間が不十分な傾向があります。

しかし、ローコスト住宅では、新築住宅の法的保証となる住宅品質確保法により、10年の無償保証がありますが、10年以上延長する場合には有償となるケースが多く見受けられます。

またアフターサービスについても、注文住宅と比べて必要最低限の場合が多いです。

修理やメンテナンスに高額な費用がかかり、結果損してしまうこともあるので、長期的なランニングコストもふまえてローコスト住宅を検討していきましょう。

ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅の1番のメリットは、当たり前ですが価格が安いことです。

また、ローコスト住宅には費用の面だけでなく他にもメリットがあります。

ローコスト住宅のメリットを抑えて、費用の面でも納得のいく家づくりをしましょう。

メリット①建築費用を抑えられる

ローコスト住宅では、建材費や人件費、デザイン・設計費などを削減することで、建築費用を抑えています。

ローコスト住宅の坪単価は、30〜50万円程度が相場です。

ローコスト住宅では「1,000万円台で家が建つ」のが一般的です。

しかし、フルオーダーの注文住宅を建てる場合は、総額2,500万円〜3,000万円とも言われています。

建築費用が抑えられれば、住宅ローンを組む際も少額で済みます。

借入額が少なければ、月々のローン返済も楽です。

ローコスト住宅は、一般的な注文住宅と比べると建築費用が安いので、資金に余裕のない人でもマイホームを手に入れられます。

住宅ローンの資金計画で不安を抱いている人は、コチラの記事で不安を解消できます▼

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メリット②工期が短い

ローコスト住宅は、一般的な注文住宅に比べて、工期が短いです。

ローコスト住宅は、ある程度規格化されているため、施工内容がパターン化されています。

施工内容がパターン化されていることで、作業効率が上がり、工期を短縮することができるのです。

ローコスト住宅の工期は短いため、入居までの期間が短いです。

そのため、仮住まいの家賃を抑えることもできます。

メリット③選択に迷わなくて済む

ローコスト住宅は、規格化されている住宅が大半です。

設備や間取りは選択肢の中から、自分好みのものを選択するという仕組みのローコスト住宅が多いです。

選択肢が多いと悩んでしまい、なかなか決断できません。

しかし、選択肢が限られている場合は、迷わずに選択することが可能です。

フルオーダーの注文住宅では、すべて自分で決めなければならないので、時間がかかってしまいます。

もちろん、そのこだわりこそ注文住宅のメリットなのですが、何日間も時間をかけるほどのこだわりがないのであれば、ローコスト住宅でも問題ありません。

ローコスト住宅の全てが規格化されているわけではありません。

こだわりたい部分は、グレードアップやオプションなどで変更することも可能です。

メリット④予算にメリハリをつけやすい

ローコスト住宅のメリットとして、予算にメリハリをつけやすいことも挙げられます。

通常の住宅に比べて建築費用が削減されているため、予算を抑えながら理想の住まいを実現することが可能。

必要最低限の設備に絞り込むことで、より不要な部分のコストを削減できます。

メリット⑤住宅ローンの返済に余裕ができる

ローコスト住宅は、住宅ローンの返済が余裕を持って行えるメリットがあります。

一般的な住宅に比べて建築費用が抑えられているため、住宅ローンの返済額が少なくなる点もローコスト住宅のメリットでしょう。

メリット⑥広告費など無駄な費用を取られない

一般的な住宅では、広告費や営業費などの費用が発生します。

しかし、ローコスト住宅は、これらの無駄な費用を取られることがありません。

なぜなら、ローコスト住宅は広告を打たず、口コミなどで顧客を獲得しているから。

そのため、余計な経費をかける必要がなく、住宅本来の価格で購入が可能です。

ローコスト住宅はやばい？後悔したと言われている理由を紹介

結論から伝えると、ローコストは決してやばくありません。

むしろ、コスパ良く高品質の住宅が建てられると近年人気が高まっています。

人間は、心理的に安いものを疑ってしまう傾向にありますよね。

しかし、ローコスト住宅は不要なコストを徹底的に排除しているからリーズナブルな価格で提供できています。

しっかりと希望と予算を伝えてコミュニケーションを取っていれば、理想の家から大きく外れることは少ないでしょう。

ローコスト住宅を建てる際の注意すべきポイント

ローコスト住宅は、注文住宅と比べて価格が安いメリットがある分、制約も増えます。

予算を抑えながら自分が満足できる家を建てるために、ローコスト住宅を建てる際の注意すべきポイントを把握しておきましょう。

余裕のある資金計画とトータルコストで検討する

せっかくマイホームを建てるなら、納得する家づくりをしたいと考える人は少なくありません。

ローコスト住宅は初期費用が安いことが魅力ですが、その分、住宅性能が低くなるため保険料や将来的なメンテナンスの費用がかかってきます。

また予算ギリギリで家を建てることはおすすめしません。

のちに標準設備以外のオプションを追加したくなった場合に、最終的に想定した費用よりも高くなることがあるからです。

家を建てる際は、総工事費を予算の9割程度にとどめるようにしておくと、予定外の出費がある場合も安心です。

複数の会社を比較する

一言でローコスト住宅といっても、ハウスメーカーや工務店によって住宅プランや費用はさまざまです。

自分の条件に合ったプランや、ローコスト住宅の相場を知るためにも、複数の会社を比較しておきましょう。

自分の理想に近づけるためにも、少なくとも3社以上の会社からの一括資料請求がおすすめです。

自宅にいながら、無料の一括見積もりサイトを利用して効率よく、情報収集していきましょう。

自分に合ったライフスタイルと優先順位を決めておく

家を建てるなら、自分の理想のプランや希望に沿ったお家を建てたいですよね。

ローコスト住宅では、コスト削減のために間取りやデザインがシンプルなものが多いです。

そのため自分の理想に近づけようとグレードアップやオプションの追加していくと、想定した予算をオーバーしてしまうことも。

予算内で家を建てるためにも、自分に合ったライフスタイルや、家づくりでの優先順位を決めておきましょう。

ローコスト住宅によくある後悔ポイントはこちらの記事で解説しています。

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避けるべきローコスト住宅メーカーの特徴

次に、避けるべきローコスト住宅メーカーの特徴を2つ紹介します。

坪単価は安いものの設備や間取りがわかりにくい

安い価格設定の一方で設備や間取りがわかりにくい住宅メーカーは避けましょう。

低予算で家を建てることが目的である場合でも、設備や間取りは快適な生活を送る上で非常に重要な要素です。

しかし、ローコストハウスメーカーは、安さを売りにしているため、設備や間取りに関する情報を明確に提示していないことが多いのです。

また、見学時には営業担当者からの説明も限定されていることが多く、本当に自分のニーズに合った家なのか判断しづらい場合もあります。

費用を抑えるための提案ばかりしてくる

費用を抑えるための提案ばかりしてくる住宅メーカーも避けた方が良いと考えられます。

粗悪な住宅メーカーでは、契約させるためにあらゆる方法で値引きしてくる場合があります。

例えば、必要以上に狭い敷地や小さな窓、設備のグレードダウンなど、快適な生活を犠牲にしてまで費用を抑えることは望ましくありません。

また、費用を抑えるために提案されるオプションも、本来の価値や品質が犠牲にされている場合があります。

ローコスト住宅が向いている人の特徴を紹介

ローコスト住宅が向いている人の特徴は、以下の通りです。

ローコスト住宅に関するよくある質問

最後に、ローコスト住宅に関するよくある質問を2つ紹介します。

ローコスト住宅は実際恥ずかしい？

ローコスト住宅は、決して恥ずかしいものではありません。

ローコスト住宅が安い理由は、広告費や営業日などを含まないような無駄のない価格設計だからです。

そのため、決して品質が低かったりデザインがダサかったりすることはありません。

むしろ、無駄のない選択から、賢いと考えることもできるでしょう。

ローコスト住宅は20年後も住める？

ローコスト住宅でも20年後まで住むことは十分可能です。

ローコスト住宅はだからといって寿命が短いわけではありません。

住宅の寿命は、本体の価格よりも構造や素材で決まります。

不安な方は、担当者に確認してみると良いでしょう。

【ローコスト住宅】後悔のない家づくりをしよう！

ローコスト住宅の1番の売りは、なんといっても『価格の安さ』です。

マイホームを建てたくても、経済的に厳しいという家庭もあります。

物事を検討、採用する際は、メリットとデメリットの両方を把握することが大切です。

上記のメリット・デメリットから、ローコスト住宅がおすすめな人の特徴を5つまとめてみました。

家づくりで後悔しないためにも、自分の希望やマイホームへの理想、資金面を考慮して、家づくりをしましょう。

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