家づくりでは耐震性や間取り、デザイン面などこだわる部分は人それぞれ。
近年では、高気密・高断熱にこだわる人も増えています。
高気密・高断熱にすれば夏は涼しく、冬は暖かい快適なマイホームになるよ!
しかし、断熱性能はハウスメーカーにより異なります。
高気密・高断熱を希望しても、実際に建ったら「暑いし、寒い!」なんてことも…
そこで今回は、Instagramフォロワー25万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が『高気密・高断熱が得意なハウスメーカーと失敗しない選び方』を解説します。
この記事を読めば…
- 断熱性能を重視してハウスメーカーを選ぶ方法がわかる!
- 高気密・高断熱を得意とするハウスメーカーがわかる!
- 家づくりで後悔しない!
どのハウスメーカーでも、高気密・高断熱な家が建てられるとは限りません。
この記事を読んで、暑い夏でも寒い冬でも快適に過ごせるマイホームを手に入れてくださいね。
高気密・高断熱の家を建てるハウスメーカーの選び方

気密性や断熱性が高い家を建てるには、どのハウスメーカーを選べばいいのかな?
「高気密・高断熱な家を建てたい」と思っても、どのハウスメーカーが断熱性能に長けているのかわからないですよね。
ここでは高気密・高断熱で失敗しないために、ハウスメーカーを選ぶ際のポイントを解説します。
上記の5項目に着目すれば、「高気密・高断熱の効果が感じられない…」などの失敗を防ぐことができます。
それでは、ハウスメーカーを選ぶポイントをひとつずつ見ていきましょう。
断熱性能を表す数値
気密性・断熱性には「高気密・高断熱」と言い切れる明確な基準はありません。
しかし、数値を見れば、気密性や断熱性が高いかどうかを判断できます。
- 気密性を表すC値(㎠/㎡)
建物全体で隙間がどのくらいあるのかを表した数値 - 断熱性を表すQ値(W/㎡/K)
建物の熱の逃げにくさを表す数値
熱損失係数とも言う - 断熱性を表すUA値(W/㎡/K)
熱がどのくらい家の外に逃げやすいかを表した数値
外皮平均熱貫流率とも言う
断熱性能を表すC値・Q値・UA値は数値が低いほど高性能です。
明確な基準はないけど、数値を見れば性能が優れているかどうかを確認できるんだね!
実はUA値のみ建築物省エネ法により基準が定められています。
UA値は地域区分があり、住んでいる地域により基準が分かれます。
UA値の基準
- 北海道では0.46W/㎡/K
- 関東など大部分で0.87W/㎡/K
建築物省エネ法の地域区分は各都道府県ごとではなく、市町村などの地域ごとに分かれています。
住んでいる地域のUA値基準が気になる人はこちらを参照してください▼
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/shoenehou_assets/img/library/chiikikubun-sinkyuu.pdf
UA値の基準は国土交通省公式サイトより引用▼
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001443058.pdf
C値も以前は建築物省エネ法により基準が定められていましたが、現在は基準が撤廃されています。
参考までに以前の数値を記載すると
- 北海道などの寒冷地では2.0
- それ以外の地域では5.0
が基準と定められていました。
C値の基準は撤廃されましたが数値が低ければ低いほど高性能なので、必ず数値の確認をしましょう。
多くのハウスメーカーではC値・Q値・UA値のいずれかを公表しているよ。
高気密・高断熱住宅を建てるのであれば、ハウスメーカーに推奨している数値や目標数値、実績値を確認してくださいね。
ハウスメーカーの施工実績
断熱性能は、職人の技術により効果が左右することもあります。
気密性・断熱性の高い家を建てるのなら、ハウスメーカーの施工実績も確認しましょう。
また、C値・Q値・UA値の数値だけで、気密性・断熱性を判断してはいけません。
気密性・断熱性の高さを見極めるには数値が重要ですが、数値はあくまで設計値。
数値通りの住宅になるとは限らないのです。
建物の仕様書をもとに算出された数値だから、実際に建ってみないとマイホームの正しい数値はわからないよ…
とはいえ、実績値が優れている場合は、高気密・高断熱住宅を建てられる技術があるということ。
実績値を確認すれば、施工者や職人の技術が高いかどうかを見極められるんだね!
高気密・高断熱で失敗しないためには、ハウスメーカーの施工実績や施工方法も合わせて確認するといいですよ。
屋根や床の断熱方法
屋根や床の断熱方法により性能やコストが異なります。
ハウスメーカーを選ぶときには、屋根や床の断熱方法も確認しましょう。
屋根には天井断熱と屋根断熱、床には床断熱と基礎断熱があります。
- 天井断熱:天井部分に断熱を施したもの
- 屋根断熱:屋根部分に断熱を施したもの
- 床断熱:1階床裏面に断熱を施したもの
- 基礎断熱:基礎コンクリート部分で断熱を施したもの
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ロフトや勾配天井など、デザインに変化を持たせたり、開放感あるマイホームにしたいのであれば、屋根断熱がおすすめです。
コストを重視するのであれば、天井断熱がいいでしょう。
コストを重視するのであれば、床断熱がおすすめです。
しかし、高気密住宅を目指すのであれば、基礎断熱がベストでしょう。
特徴を把握しておくことで、高気密・高断熱での失敗を防げます。
ハウスメーカーにより断熱方法が異なるので、理想のマイホームが実現できるハウスメーカーを選んでくださいね。
窓の性能
屋根も床も壁の断熱も完璧なのに、高気密・高断熱の効果が発揮されないことがあります。
なぜなら、窓の性能を見落としているから。
夏は窓から熱が入ってきて、冬は窓から熱が出ていくよ。
気密性・断熱性を高くしても窓の性能を見落としたら、快適なマイホームにはなりません。
- 窓のサイズや数
- ガラスの種類
- サッシの種類
高気密・高断熱住宅を目指すのであれば、依頼するハウスメーカーを決める前に取り扱っているガラスやサッシの種類を確認しましょう。
ガラスはトリプルガラス、サッシは樹脂性が断熱性能が高いです。
アルミ製サッシは熱伝導率が良く、断熱性能が低いのでおすすめしません。
窓の大きさや数により、気密性・断熱性が変わります。
高気密・高断熱にするには窓を小さく、少なくしたほうが効率的。
しかし、それでは住みにくいマイホームになってしまうでしょう。
窓が小さいと、暗い家になりそう…
ハウスメーカーと相談しながら、ライフスタイルに合わせて窓の大きさや数を決めるといいですよ。
換気システム
高気密・高断熱の性能を損なわないように空気の入れ替えをするには、換気システムの導入が必須。
換気をしないと、悪臭や汚れた空気が室内に留まり健康被害をもたらすことも…
高気密・高断熱住宅では24時間換気システムの導入が義務付けられているよ。
換気システムには以下の3種類があります。
- 第1種換気
給気・排気の両方をファンで強制的におこなう方法 - 第2種換気
給気のみをファンで強制的におこない、屋内の空気は自然に排出する方法 - 第3種換気
自然に給気がおこなわれ、排気のみを強制的におこなう方法
それぞれの換気システムにはメリット・デメリットがあります。
効率的かつ正確に換気をおこないたい場合は第1種換気システムを、コストを重視するなら第3種換気システムがおすすめです。
高気密・高断熱住宅を建てるハウスメーカーは、換気システムを確認してから選びましょう。
【裏ワザ】複数社に見積もりを依頼する
ハウスメーカー選びで失敗しない方法は、相見積もりをすること。
相見積もりをすることで、複数社のプラン・設計図・見積もりを比較できます。
相見積もりをして、各ハウスメーカーの断熱性能を比較しよう!
相見積もりのメリット
- 価格相場がわかる
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相見積もりをして、高気密・高断熱を実現できるハウスメーカーを見つけましょう。
複数社に見積もり依頼するのって大変そう…
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タウンライフ家づくりの詳細はこちらで解説しています▼
高気密・高断熱を得意とするハウスメーカーランキング

高気密・高断熱住宅を建てるハスメーカーの選び方がわかっても、結局どのハウスメーカーにすべきか決められない人も多いでしょう。
ここでは、高気密・高断熱を得意とするハウスメーカーをUA値・Q値・C値それぞれをもとに紹介します。
公式サイトで数値を提示しているハウスメーカーをピックアップしてランキング形式にまとめたよ。
参考に数値も掲載しています。
掲載している数値は公式サイトより引用したものですが、プランや延床面積により数値は異なりますのでご了承ください。
高気密・高断熱で快適なマイホームを建てたい人はぜひ参考にしてください。
高気密・高断熱ハウスメーカーUA値ランキング
UA値は断熱性を表す数値。
数値が低いほど熱伝導率が低く、高性能といえます。
UA値をもとに高断熱と判断したハウスメーカーは以下の5社。
UA値は以下の通り。
ハウスメーカー | UA値 | 断熱材 |
一条工務店 | 0.25 | 高性能ウレタンホーム |
ミサワホーム | 0.39 | グラスウールを使用した独自の「木質パネル」 |
三井ホーム | 0.41 | 厚さ140mmの断熱材 |
住友林業 | 0.46 | グラスウール105mm厚 |
セキスイハイム | 0.46 | グラスウール100mm厚 |
上記ハウスメーカーでは、断熱性を高くする工夫が満載。
詳細は「断熱性能が高いハウスメーカーランキング」にまとめていますので、合わせてご覧ください。
高気密・高断熱ハウスメーカーQ値ランキング
Q値も断熱性を表す数値。
断熱性を表す数値は現在、UA値に切り替わっているため、Q値を活用しているハウスメーカーは少ないです。
Q値も数値が低いほど高性能だったよね!
*クリックすると、各ハウスメーカーの口コミ・評判が確認できます。
Q値を活用しているハウスメーカーは少ないので、高断熱かどうか判断するときは必ずUA値と合わせて確認してください。
高気密・高断熱ハウスメーカーC値ランキング
C値は気密性を表す数値。
数値が低いほど、隙間の少ない高気密な住宅といえます。
高気密住宅を建てられるハウスメーカーは以下の5社。
*クリックすると、各ハウスメーカーの口コミ・評判や詳細が確認できます。
C値は実測値。完成するまでどんな値になるかわからないよ。
しかし、公表しているということは、公表値に近い数値になる住宅を建てられるということ。
数値がすべてではありませんが、気密性を判断する上で確認すべき数値です。
今回紹介したハウスメーカー以外にも高断熱・高気密住宅を建てられるハウスメーカーはあります。
UA値やC値などの数値だけで選んでしまうと失敗や後悔につながるので、前章で紹介した選び方を参考にしてくださいね。
高気密・高断熱で後悔しないための注意点

高気密・高断熱で後悔しないためには、性能ばかりではなく、間取りやデザインなど他のこだわりにも目を向けましょう。
高気密・高断熱にこだわりすぎると、快適なマイホームになるどころか住みにくい家になってしまうことも…!
- 間取りがイマイチで使い勝手が悪い…
- 気密性・断熱性を考慮し窓を少なくしたら閉鎖的で暗い!
- 性能ばかり考えていたら予算オーバーしてしまった…
高気密・高断熱を取り入れれば、年中快適な室内環境になります。
しかし、間取りやその他の設備決めなどをおろそかにしてしまっては住みにくいマイホームになるでしょう。
マイホームで後悔しないためには、性能・コスト・ライフスタイルのバランスを考えて家づくりを進めるといいですよ。
高気密・高断熱の家を建てるにはハウスメーカー選びが重要

気密性・断熱性に優れたマイホームを建てるには、ハウスメーカー選びが重要です。
ハウスメーカーによっては、あなたの思い描くマイホームにならないことも…
高気密・高断熱の家にするには、以下のポイントを確認してハウスメーカーを選ぼう!
気密性・断熱性は職人による技術により左右する場合もあります。
断熱性能が高いマイホームにしたいのであれば、高気密・高断熱を得意とするハウスメーカーに依頼しましょう。
ハウスメーカーでは断熱方法や性能以外にもデザインや間取りの自由度などが異なります。
断熱性能だけでハウスメーカーを決めてしまうと後悔することも…
ハウスメーカーを選ぶ際にはコストやライフスタイルなど、ほかのニーズも満たしているかどうか確認しましょう。
どんな家にしたいのか、希望がまとまらない…
家づくりの悩みは誰に相談すればいいの?
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