ハウスメーカーで家を建てて、欠陥住宅だったらどうしよう…。
「ハウスメーカーって欠陥住宅はあるの?」
住宅の購入を考えている方の中には、このようにお悩みの方もおられるのではないでしょうか。
「せっかく建てた家が欠陥住宅だったら…」と思うと、不安ですよね。
事実として、欠陥住宅はあります。
欠陥住宅を回避するためには、どんなハウスメーカーが危険なのかを知っておくことが大切です。
欠陥住宅にならないために、私たちができることはありますよ!
今回は、インスタグラムフォロワー30万人を超える暮らしのメディア「THE ROOM TOUR」(@the_room_tour)が「欠陥住宅を建てるハウスメーカーの特徴5選」を解説します。
これからハウスメーカー選びをする方は、本記事の内容をチェックしてみてください!
この記事を読めば…
- 欠陥住宅を建てるハウスメーカーの特徴がわかる!
- 欠陥住宅を回避するためにできることがわかる!
- 建てた家が欠陥住宅だったときの相談先がわかる!
欠陥住宅を建てるハウスメーカーがある?
「今の時代、欠陥住宅なんてあるの?」そう思う方もいるかもしれません。
しかし残念ながら、欠陥住宅はあります。
そして、大手ハウスメーカーでさえも欠陥住宅を提供してしまっているのが事実です。
欠陥住宅なんて住みたくない…!
プロといえど、実際に住宅を建てるのは人間なので細かなミスをしてしまう可能性は捨てきれません。
また、当然ですが着工戸数が多いほど欠陥住宅の戸数も増える傾向にあります。
そのため、欠陥住宅は「数」ではなく「割合」で確認しましょう。
欠陥住宅を「割合」で考えると、施工実績の多いハウスメーカーの方がサンプルが多いため、安心して依頼できるでしょう。
欠陥住宅を建てるハウスメーカーの特徴5選
どんなハウスメーカーが危険なのかな…?
ここでは、欠陥住宅を建てるハウスメーカーの特徴5選を解説します。
検討しているハウスメーカーに当てはまる特徴があれば、注意が必要です。
価格が相場より安すぎる
他社と比べて異常に価格が安すぎるハウスメーカーは、注意が必要です。
価格が安すぎると、下記のようなトラブルが起きてしまう可能性があります。
- 質の低い資材しか用意できない
- 過密スケジュールになり、施工ミスが起こる
- スキルの低い職人のみを雇っている
「価格が安くてラッキー」とは思わず、なぜ安いのか?を考えることが大切です。
安くても問題ない理由があるなら良いですが、相場より安すぎる場合には何かしらのトラブルになる可能性があります。
そのためにも、まずは自分が建てたい家の相場を見極めましょう!
職人の腕に頼っている
職人の腕に頼りきっているハウスメーカー・工務店は、注意が必要です。
大手ハウスメーカーの多くは、資材を工場で生産し、品質に大きな差が出ないような仕組みを作っています。
このような仕組みを作っておくことで、どんな職人が建てても一定の品質を保ちやすいのです。
一方、職人の腕に頼り切っているハウスメーカー・工務店もあります。
施工する職人によって、品質のブレが生じてしまうんです…。
運よく良い職人が担当になったら、期待以上に良い家ができあがる可能性もあります。
しかし、腕の悪い職人が担当になったら、欠陥住宅ができあがる原因となってしまうでしょう。
職人の質がわからないときは、仕組み化により品質の差が出ない工法をとっているハウスメーカーをおすすめします。
施工実績が少ない
施工実績が少ないハウスメーカー・工務店は、注意が必要です。
当然ながら、施工実績の多いハウスメーカーの方が安心できます。
理由としては、施工実績が少ないと、実力が伴っていない可能性があるためです。
「施工実績の多さ=欠陥住宅になる可能性が低い」と言えるでしょう。
施工実績が多いのは、それだけ施主から選ばれているハウスメーカーということでもあります!
施工実績が多いのかどうかを見極めるためには、複数のハウスメーカーを比較することが大切です。
ホームページやカタログなどには施工実績が載っている場合も多いため、必ずチェックしましょう!
営業マンの質が低い
営業マンの質が低いハウスメーカー・工務店は、注意が必要です。
家づくりにおいて、担当になる営業マンの存在は、かなり大きいです。
というのも、営業マンを軸として様々な職種の人が関わり、家づくりが進められるため。
営業マンは、家づくりの最重要人物とも言えるのです。
私たち施主にとって、営業マンは鍵を握る人だったんだね!
そんな営業マンの質が低いと、もちろん欠陥住宅ができあがる可能性が高くなります。
例えば、以下の営業マンは質が低いと言えるでしょう。
- 契約を急かす
- 営業がしつこい
- 住宅に関する知識が薄い
- 時間や約束を守らない
- 説明がわかりにくい
こんな営業マンに出会ったら、注意してください!
アフターサービスや保証内容が頼りない
アフターサービスや保証内容が頼りないハウスメーカー・工務店は、注意が必要です。
アフターサービスや保証の充実度は、そのハウスメーカーの自信のあらわれとも言えます。
本来、ハウスメーカーとしては、アフターサービスを減らした方が利益は高くなるはず。
それでも、しっかりとしたアフターサービスや保証があるのは、施主からクレームが入る可能性が低いからでしょう。
住宅の品質が高かったら、アフターサービスが使われることもあまりないですよね。
アフターサービスや保証の内容が頼りない場合、欠陥住宅に気付いても対応してもらえないかもしれません。
もしくは、修理のたびに高額な金額を請求されることもあるでしょう。
アフターサービスを軽視せず、しっかりチェックしてみてください。
欠陥住宅を建てないハウスメーカーの選び方!後悔するのを防ぐ3つのポイント
ここからは、欠陥住宅を建てないためのハウスメーカーの選び方を3つ紹介します。
建ててから後悔するのを防ぐためにも、住宅の購入を考えている方は必ずチェックしてください。
営業担当者の対応を見る
欠陥住宅を建てないためにも、住宅を建てる前に営業担当者の対応は必ず確認しましょう。
家づくりは、営業マンを中心として様々な職種の人が関わり進められます。
そのため、営業マンは家づくりにおいて最重要人物と言っても差し支えないほどの存在です。
営業担当者の対応の質を確認せずに適当に選んでしまうと、間取りや部屋が要望と異なっていたり住宅そのものの品質が低かったりと理想の家が作れない可能性があります。
住宅を建ててから後悔しないためにも、営業担当者の対応はしっかり確認しておきましょう。
構造や工法を確認する
欠陥住宅を建てないためにも、住宅を建てる前に住宅の構造や工法は必ず確認しましょう。
住宅の構造や工法によって欠陥住宅が建ってしまう確率は異なります。
住宅の構造には以下の表のようなものがあります。
住宅ごとに適した構造は異なるため、合理的な判断で家の構造が決められているかどうかを担当者に確認しておきましょう。
構造・工法 | 特徴 |
木造軸組工法(在来工法) | 柱と梁だけでなく、筋交いを取り入れて住宅を丈夫にする工法。 |
モノコック工法 | 床・壁・天井の6面構造で住宅を作るため、自然災害に強い工法。 |
ツーバイフォー工法 | 2×4の枠組みを作り、内外に構造用合板を貼り合わせることで気密性・防火性に優れる工法。 |
ツーバイシックス工法 | 2×6の枠組みを作り、内外に構造用合板を貼り合わせることでより気密性・防火性に優れる工法。 |
鉄骨軸組工法 | 材料に鉄骨を使用する、3階以上の建物に多い工法。 |
鉄骨ラーメン構造 | 柱と梁を溶接などで一体化させ、長方形のフレームを作るため、耐震性・耐久性が高く高層マンションによく利用される構造。 |
プレキャスト工法 | あらかじめコンクリートで部分を作っておき現場で組み立てるため、工期・コストの削減が期待できる工法。 |
鉄筋コンクリート造 | 細い鉄筋で骨組みを形成しコンクリートで固めるため、気密性・断熱性・耐久性に優れる工法。 |
また、住宅の建材によってもミスが起こる可能性は異なります。
一般的な建材で多くのハウスメーカーで取り入れられている木造・鉄骨・コンクリートであれば欠陥住宅になる可能性は低いでしょう。
アフターサービスが充実しているか確認する
欠陥住宅を建てないためにも、住宅を建てる前にアフターサービスの充実度は必ず確認しましょう。
アフターサービスが充実していないハウスメーカーは欠陥住宅を建てやすい傾向があります。
アフターサービスはハウスメーカーの自信のあらわれです。
住宅を建ててから後悔しないためにも、アフターサービスを軽視せずしっかりと確認しましょう。
欠陥住宅を回避するために何ができる?
欠陥住宅は、大手のハウスメーカーでさえもあり得ること。
しかし、施主が家づくりに積極的に関わることで、欠陥住宅をできるだけ回避することもできます。
ここでは、欠陥住宅を回避するためにできることを5つ紹介しましょう。
ハウスメーカーに任せっきりにせず、施主も家づくりに参加していく姿勢が大切です!
打ち合わせ内容をしっかり確認する
信頼できる営業マンだとしても、打ち合わせ内容をしっかり確認しましょう。
確認しておかないと、認識のズレが生じたり、ハウスメーカー側のミスに気付けない場合があったりします。
- 契約書の内容
- 見積もりの内容
- 打ち合わせ時の記録
打ち合わせ時には、メモや写真で残しておくことで「言った言わない」を回避できます。
何かの書類を受け渡されたら、隅々まで確認しましょう。
気になった点は早めに伝える
不明点・気になった点があれば、早めに伝えましょう。
「ちょっと気になったけど、嫌な顔をされそうだから伝えないでおこう…」は、絶対にNGです!
自分が納得した上で進めることを意識してください。
ちょっとくらいのことだったら流しちゃいそうだけど、しっかり伝えるのが大切なんだね。
気になったことや不明点があれば、早めに伝えるのがポイントです。
時間が経ってしまうと、取り返しのつかないところまで進んでしまうかもしれません。
引き渡し前の確認を怠らない
引渡し前の確認は必ず怠らないようにしましょう。
住居が完成して、ついに引き渡し。
嬉しい気持ちは十分わかりますが、一度冷静になりましょう。
引き渡し前の確認で指摘しないと、その後の修理は有料となってしまうこともあります。
契約内容と相違ないか?不具合やミスはないか?をチェックする最終段階です!
- 図面との差異がないか?
- 設備の動作に不具合はないか?
- 外装にひび割れやシミはないか?
- 内装にキズや汚れはないか?
- 床は水平になっているか?
引き渡し時にもしっかり確認することが大切なんだね。
複数社で見積もりをとる
1社や2社だけを見て、ハウスメーカーを決めようとしていませんか?
ハウスメーカーを決める際には、「複数社で見積もりをとること」が鉄則です!
数社以上で見積もりをとり、比較検討してください。
複数社で見積もりをとることで、価格やアフターサービス、住宅構造などの比較ができます!
もし1社や2社しか検討していなかったら、高額な料金を支払って、欠陥住宅を建てるハウスメーカーに決めてしまうリスクがあります。
ハウスメーカーを決める際には、必ず複数社で見積もりをとりましょう。
でも、たくさんのハウスメーカーで見積もりをとるのは大変そう…。
安心してください。
一括見積もりサイトなら、かんたんな入力を済ませるだけで、一気に複数社から見積もりをもらえます。
欠陥住宅を回避できるだけでなく、価格競争によって安く家づくりを進められますよ。
▼おすすめの一括見積もりサイトは、こちらの記事で紹介しています。
自分の理想の家を少しでも安く建てるためにも、必ず確認してみてください。
家づくりの知識を身につける
施主自身に家づくりの知識がないと、ハウスメーカー側の不手際に気付くことができません。
そのため、家づくりをしながら自分でも知識を身につける姿勢が大切です。
知識があれば、具体的な質問も浮かんでくるでしょう。
建てた家が欠陥住宅だったときの相談先
もし住んでから欠陥住宅に気づいたら、どうすればいいの…?
住む前にはわからなかったけれど、入居後に欠陥住宅が発覚するケースもあるでしょう。
ハウスメーカーが応じてくれれば良いのですが、対応してもらえるとは限りません。
そこで、建てた家が欠陥住宅だったときの相談先を紹介します。
国民生活センター
国民生活センターは、消費者が被害を受けたトラブルについて相談できる窓口です。
住宅に関するトラブルも含まれるため、問題なく相談可能。
欠陥住宅だけでなく、引越し業者との金銭トラブルやシックハウスなど、幅広い内容で相談できます。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、住宅に関するトラブル専門の窓口です。
トラブルが起きたときの相談だけでなく、回避するための予防策についてもアドバイスしてもらえます。
弁護士事務所
ハウスメーカー側が誠意のある対応をしてくれなかった場合は、弁護士事務所に相談してみるのも有効な手段です。
弁護士に依頼して訴訟することで、損害賠償を請求できる可能性があります。
初回は無料で相談できる弁護士事務所も多いので、ハウスメーカーの対応がひどい場合には検討しましょう。
欠陥住宅に関するよくある質問
ここからは、欠陥住宅に関するよくある質問を3つ紹介します。
クレームの多いハウスメーカーの見極め方は?
クレームの多いハウスメーカーを見分ける方法は、営業マンを確認することです。
住宅展示場やハウスメーカーで、自社の自慢や他社の批判ばかりする営業マンには注意しましょう。
公平な目線から自社のメリットやデメリットを話さず、自社に都合の良いことしか話さない可能性が高く、住宅購入後に後悔する要因となります。
実際に住宅を建てたら思っていたものと違い、クレームに繋がります。
営業マンの対応や口コミで確認してハウスメーカーを見極めると良いでしょう。
後悔するのを防ぐためのハウスメーカーの選び方は?
後悔しないハウスメーカーを選ぶためには、複数のハウスメーカーの情報を確認しておくことが重要です。
例えば、依頼を検討しているハウスメーカーの資料や口コミを確認したり、住宅展示場に行ったりすることが挙げられます。
事前に複数のハウスメーカーの情報を知っておくことで、自分が理想とする家を建てるのに適切なハウスメーカーを選びやすくなりますよ。
欠陥住宅のよくある事例は?
欠陥住宅のよくある事例は以下の通りです。
- 壁がひび割れている
- 雨漏りする
- 水漏れする
- 建物に傾斜がある
- 天井裏の強度が足りない
- 床下の水はけが悪い
- 断熱材が不足している
建てた住宅をチェックする際は、特にこれらの場所をよく確認することが重要です。
【まとめ】欠陥住宅を防ぎ納得できる家づくりにしよう!
本記事では、欠陥住宅を建てるハウスメーカーの特徴や、回避するためにできることを解説しました。
残念ながら、欠陥住宅はあるのが事実です。
知識を身につけて欠陥住宅を防ぎ、納得できる家づくりにしましょう。
この記事を読んで不安が増えちゃった…家づくりちゃんとできるか心配だな…
後悔しない家づくりには、コツがあることが、家づくり経験者の聞いてわかったよ♪
最後に、家づくりに失敗しないためのたった1つのコツについて解説しますね!
あなたの理想の家を後悔せずに手に入れる方法を知っていますか?
せっかく念願の注文住宅を建てても、間取りや設備で後悔するケースは多いです。
『家は3回建てないと満足しない』と言われています。
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